見出し画像

5年ぶりに親戚と会って感じたこと

こんにちは。サイバーコネクトツー取締役の西川裕貴です。 

皆さんにとって「5年」という時間は長く感じますか?
それとも短く感じますか?

私はゲーム制作をしていると<両方>感じます。

昨今、家庭用ゲームのプロジェクトにおいて「開発期間5年」相当のスケジュールは珍しくありません。

プロジェクトが始まった頃は「発売するのは5年後か……かなり先だなぁ」と感じても、技術検証→プロトタイプ制作→α版制作→β制作→デバッグなどをやっていくにつれて「あっという間の5年間だったなぁ……」と感じることが多いです。

さて今回のブログですが、先日、5年ぶりに遠方の親戚たちと会う機会がありましたので、それキッカケで感じたことを語りたいと思います。
 

その親戚たちと以前に会ったのは、2019年の秋頃でした。

私がゲームクリエイターであることは親戚たちも知っており、当時作っていたゲームの発売も楽しみにしてくれていました。

ですが、新型コロナウイルス感染症が世の中で猛威を振るい、疎遠になってしまいました。

それから5年の月日が経ち、久しぶりに親戚たちと再会できたのですが、皆の状況がかなり変わっていました。

・当時小学生だった男の子が、高校生になっていた
・当時高校生だった男の子が、就職して立派に働いていた
・当時独身だった従妹が、結婚&出産していた
・当時元気だった叔母が、重い病気を患っていた
・当時元気だった叔父が、病気で亡くなっていた 

どれも事前に連絡があって知っていたことではありました。

ただ直接会って確認できたことによって、それらを<現実>として受け止めることができ、そして世の中の時間の流れを再認識できた気がしました。
 

5年という時間は、「ゲーム1本分の開発スケジュール」として見た場合は長く感じたり短く感じたりしますが、それはあくまでゲームクリエイターの体感というか時間感覚の話です。

現実の時間の流れは早くも遅くもならず、人それぞれ嬉しい出来事や悲しい出来事があり、人生のタイムリミットもいつかやってきます……。

ゲームクリエイターが生きている内に作れるゲームの数に限りがあるように、ユーザーさんも生きている内に遊べるゲームの数には限りがあるのです。

そんな制限だらけの人生だからこそ、私たちが作ったゲームを選び、遊んでくれたユーザーさんに心の底から「楽しかった」と感じてもらえるクオリティにするべく、1日1日の時間を大事にしながらゲームを作っていきたいなと思います。
 

今回のブログは以上です。

サイバーコネクトツー 取締役
西川裕貴

※そもそも「西川」って何者?……という方は、こちらの記事をチェック。