給料を増やすにはどうすればよいですか?
サイバーコネクトツーの山岡です。
あるスタッフから「給料を増やすにはどうすればよいですか?」という質問を受けました。
私自身、いくつかの会社を経験して自身の給料や賞与が増えるタイミングを経験してきました。時には「頑張っているけど増えないな…」だったり「えっ、こんなに増えるの?」と感じることもありました。
今回は「給料を増やすにはどうしたらよいか」について、一般論と自身の経験を踏まえ掘り下げてみたいと思います。
■給料を増やす方法
その年にもらえる給与は大まかに、月々決まった報酬の給料、残業や交通費などの諸手当、年に数回支給される賞与、で構成されます。
諸手当や賞与は業績や状況によって変動するので、安定して給与を増やしたい場合は、月々の給料を増やすことが必要になります。
その 給料を増やす方法は主に昇給と昇進 です。
昇給は年に1~2回の査定で技術や能力の向上に対してベースの給料が上がることを指します。一方、昇進では役職(肩書)が上がることにより、ベースの給料がそれに見合ったものになることを指します。
給料は、自身の技術や能力を向上させ昇給させることと、昇進することでベースの給料を大きく増加させることで増やすことが出来ます。
■業績によって変動することを知っていると行動が変わる
経営者が昇給や賞与の額を決めるとき、その年の利益からどれだけの金額を昇給や賞与の原資に割り当てるかを考えます。
経営者は頑張っている社員に多く出したいと常に思っていますが、安定して給料を支払い続ける責任もあります。
なので、利益が少なかったり、この先の事業計画の見通しが不明瞭だと、割り当てを少なくせざるを得ない状況になります。
「そんなの経営側の責任じゃん、頑張っているんだから評価してよ」と考える方も多いかもしれません。
気持ちはわかりますが、今後の社員の給料を考えずにバンバン昇給や賞与を出すような経営は出来ません。
しかし、給料や賞与が増える人の思考は少し違っていて「会社の業績を上げないと、給料や賞与を増やすことができない」と考えています。
その為に、成果が出る方法や効率よく仕事が出来るやり方を教えたり、チームや部署が成果を出すための方法や仕組みを考え実行したりします。
なぜなら自身の活躍だけでは給料や賞与が大きく増えないことを知っているから。
結果、そういった社員は会社への貢献度が高く、より高いポジションの役職に昇進し、業績が上がっていなくとも給料が増えることも多くなるのです。
■まとめ
以上「給料を増やすにはどうしたらよいか」でした。
経営側も給料を増やすための努力を何もしていない訳ではありません。
業務委託での人月単価や支払い条件などの契約交渉、固定費や変動費の削減、アウトソーシングの効率化、ゲーム開発以外での売り上げ貢献などなど、スタッフが働きやすい環境を作りつつ給与を上げるために、様々な努力を行っているのです。
給料を増やすために大事なことは、給与の仕組みを正しく理解し、そのための行動を行うことです。ゲーム開発では良い商品を作ることが大前提ではありますが、利益が伴わないと給与は増えにくいことも理解することが必要です。
一人でやれることには限りがありますが、全員が取り組めば必ず変化が生まれます!自身の給与を増やすために何が出来るかを考え、行動していきましょう!