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ゲーム開発のPMインターンシップについて
サイバーコネクトツーの山岡です。
現在、サイバーコネクトツーでは福岡本社にて2名の学生を受け入れて『PMインターンシップ』を絶賛実施しています。(PM=プロジェクトマネジメント)
『PMインターンシップ』の受け入れは今回で4回目になります。
インターンシップを開始した当初は、学生との距離感や理解度、速度感など手探り状態でしたが、回数を重ねるにあたってだいぶ形になってきました。
今回は現在実施中の『PMインターンシップ』について少しお話したいと思います。
■PMインターンシップの内容
インターンシップの実施期間にもよりますが、主に以下の内容でインターンシップを行っています。
①議事録の作成
②タスク、制作工数管理の情報整理と分析
③タスク情報を元にした制作スケジュールの作成
④制作の進捗状況の確認と報告資料作成
⑤デバッグ状況の分析と報告資料作成
基本的には、ゲーム開発の管理に必要な
情報をインプット(収集)⇒ 整理・分析 ⇒ 結果をアウトプット(報告、相談) ⇒ 上長や先輩からのフィードバック
を繰り返し行い、プロジェクトマネジメントに必要な「状況を正しく把握する」ことを体感し理解してもらうことを重要視しています。
ただ、上記の業務だけだと情報が膨大過ぎて学生の頭から煙が出てしまうので、先輩スタッフとの情報交換会や社内モニターへ参加してもらったりして別の知見を得る機会も設けています。
■受け入れまでの流れ
PMインターンシップですが、基本的には大学や専門学校からの依頼を受けて実施しています。
期間は学校や年次によって異なりますが、だいたい2週間から1ヶ月が多いです。
PMという職種は学生にとってはほぼイチから学ぶことになるので、数日や1週間程度だと理解が追いつかないと思っています。
なので最低でも2週間以上の実習期間は必要なのかな思います。
選考のフローは書類選考を行い面接を実施の上、合否を決定しています。
合否のポイントとしては、
①PMの必要性を理解している
②PM職を目指したいと思っている
③PMの資質がある(経験や思考、スキルなど)
を総合的に評価して合否を行っています。
初めは「そんな学生いるのかな?」と思っていましたが、いざ実施してみるとPM職への意欲が高く、独学で勉強している学生が多くいることに驚きました。
学校でのチーム開発がうまくいかなくて、どうすればよかったのか?という壁にぶち合った末、PMに興味を持ったり勉強したりする学生が多いようです。
■まとめ
以上、PMインターンシップの内容や受け入れについてでした。
そんなPMインターンシップですが、受講する学生たちに大事にしてほしいことを2つ伝えています。「会社のルールや方針を理解し自身が守ること」と「クリエイターや関わるスタッフをリスペクトすること」です。
PMという職はゲーム開発の知識や経験も必要ではありますが、それ以上に強い責任感とスタッフとしっかり向き合い一緒に作り上げる気持ちがなによりも大事だと考えています。
インターンシップとしては決して楽な内容ではありませんが、PMインターンシップを通じて今後に繋がる何かを持ち帰ってもらえると嬉しいです。
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執行役員 山岡 寛典