文系大学生、ノートパソコン要らなくね?と思って第6世代12.9インチiPad Proを買った話
またまた更新が空いてしまいました。
この回は一言で言うと「やる気でねぇからiPad買ってやる気出すぞ!うおおおおお!!」という内容です。やる気が出すぎて気づいたら文字数が8500字を越してエグいことになってました。今までの2本の記事はたった700字とかなのに。
私は文系院志望でありながらガジェットオタクなので、iPadのことと大学院のことごちゃごちゃに書いてしまいました。それぞれ興味がある層が違うから記事を分けたほうが良いのかな、と思いはしたのですが分ける作業がめんどくさいので一本で出すことにしました。
一応目当て別のおすすめ章です。
第6世代12.9インチiPad ProとCombo Touch目当て
→2
もう少し使い込んでからレビューを出すつもりです。
大学生でiPadのモデル選びに迷っている人
→2
大学生でiPadやパソコンを買おうと思って迷っている人
→2と3
文系大学院を目指す学部4回生の生態が気になる人
→1と4
この記事を5月の11日から12日にかけて書いているのですが、この2日間は色々とガジェットのニュースがアツかった~!!Pixelも未明に発表で当日から発売とかスピード感えぐいですね。そりゃdocomoで取り扱うっていうリーク出ちゃいますわな。BALMUDAもお疲れ様でした!2号と3号のプロトタイプもぜひ見てみたいです。
1 近況と院試に向けて動き出す覚悟ができたという話
やる気が出ない期
色々あってモチベが下がってぼやぼやしてたら2ヶ月経ってて大変焦っております。
「色々」は端的にいうと大学院の進路ですね〜〜〜春休みに入ってから新たに興味のある大学院を見つけてしまって。
今までの志望校と新しく見つけた方のどっちを受けよう?てか併願ってどうなん?ネット見てると大学院は併願するものではないって意見と、併願した方がいいって意見と両方あるな、、、片方だけ受かったあらもう一方にいけば良いけど、どっちも落ちたらどうしよう、両方通ったらどっちに行こう、どうやって断ればいいの?てかそもそも受かるんか?みたいなことでずっと悩んでおりました。
そんなことばっかり考えてたら勉強にほとんど手がつかず2ヶ月が経ってました。今までは明確な志望校があったのでそれなりにやる気もあったし、院試に向けて頑張れたのですが、興味のある志望校が複数あるとどっちを目指すか、院試の形式も時期も全然違うからどっちに焦点を合わせるかで迷いが生じてしまうんですよね。まじで誰か相談乗って欲しいけど周りに院進がいないっていう。。。
そんな感じで5月に入った頃、流石にそろそろ動き出さないとまずいかな、と思ってとりあえず一旦は併願で動き出すことにしました。
動き出す、といっても具体的に決めないと動けないのでは?
ということで
英語
論文読み
本読み
卒論
学芸員資格
やることをこの5つに決めました。
~今からしばらくiPadの話になります。この直接の続きは4章です~
2 覚悟としてiPadを買いました 今までのガジェット環境と、今回選んだiPadのモデルとその理由
iPad Proの検索で辿り着いた人にとってはかなり長い前置きになっちゃいました。反対に文系大学院のタグでこのnoteをみてくださってる方には興味の無いであろう話が今から長々と続くことになります。
一応このnoteアカウントは文系大学院を目指す大学生の記録?アウトプット練習?みたいな用途で作りました(全然続いていないですが)。↓
文系大学院なんてマイノリティofマイノリティなので、99%がiPad経由でこのnote見てると思うのですが。1人でも近い境遇の人と繋がれたら嬉しいです。
タイトルの「文系大学生、ノートパソコン要らなくね?」について、詳しくは3章で後述しますがあくまでも持ち歩くのはノートパソコンではなくiPadで十分で、パソコン自体は所有しておいた方がいいと思います。というか必要です。
今までの私のガジェット環境
私は2022年度まで、家にデスクトップPC、大学に持って行くように買ったノートパソコン、入学後に買ったiPadの3台体制で生活していました。
それぞれのスペックはざっくりこんな感じです↓
デスクトップPC 12万円ぐらい(当時)
Win10 / Core i7 9700 / 16GB RAM / 512GB SSD / 1TB HDD / RTX 2060ノートPC 14インチ 7万円ぐらい
Win10 / Core i5 8250U / 8GB RAM / 256 SSDiPad Pro 8万円ぐらい
第2世代11インチ(2020・A12Z) / 128GB・WIFIモデル
ノートパソコンは買ったはいいものの、結局コロナで対面授業が2022年度までなくて、家でデスクトップを使っていたのでほとんど使わなかったです。仕方ないけどもったいなかった。でもオンライン授業のお陰ですべてのレジュメがPDFで配られたのでiPadは最大限に活用できた時期でもありました。
2022年度はほとんど対面で、大学にはノートPCとiPadとpencilを持って行ってました。タイピングをするときはノートPCで、ノートはiPadのGoodNotesで、という使い分けをしていました。
この体制の不満点は重いことでした。パソコンとiPad合わせて2kgを毎日持ち歩くのはしんどかったです。
大学の空きコマでできるパソコン作業なんて軽くレポートの下書き程度だったので、これならiPadにキーボードをつけるだけでいいんじゃない?とずっと思っていました。家のデスクトップ用のキーボードをiPadに繋いで試したり、バイト先にあるMagic Keyboardを使ってみたりして色々試した結果、
○パソコン代わりに使うには11インチは小さい
○トラックパッドがないと使いにくい。
という結論に至りました。
新しいiPadを買うぞ!
2020年モデルのiPadもまる3年酷使して、画面の端っこに焼けが発生し始め、バッテリー容量も80%まで落ちていて外出時のバッテリーの余裕がなくなってきたこともあり、また冒頭の話に戻るのですが、ちょうど勉強のやる気が起きない期だったので、やる気を出そうという意味も込めてiPadを新調する覚悟を決めました。
結論から言うと、タイトルの通り
第6世代12.9インチiPad Pro 128GB セルラーモデル
と、combo touchを買いました。
だいぶ覚悟が要りました。というのも、大学生のiPadの選び方みたいなサイトって大体iPad Airもしくは11インチProの256GB/Wi-Fiモデルを勧めています。なので私の選択ってすべて大反対なんですよね。そこで挙げられている理由は主に
の3つです。
まずこの中で言われているように12.9のセルラーは高いです。これは本当に痛かった…3年間のバイトで貯めたお金(と、実は私は今回、親にと奨学金として一部お金を出してもらいました、ありがたや…)があったから買えたようなもので、普通にバイト始めたばっかりの1回生の頃なら絶対買えていなかったです…。
それでも12.9のセルラーを選んだのには理由があります。
まず先述したように外出時にはノートパソコン代わりにも使う予定で、それには11インチは小さいということ。画面が小さいということもありますが、本体の横幅の関係でMagic Keyboardであれcombo touchであれ、キーボードケースのキーレイアウトも窮屈になってしまいます。
そしてGoodNote用途としても、やはり11インチはメモにしかならなかったんですよね。ノートをとるならやっぱり12.9インチかなぁって。12.9インチならズームしなくても書きこみがしやすいし、ダウンロードしたPDFなども読みやすいです。
次にセルラーを選んだ理由です。GoodNoteはオフラインでも編集ができますがバックアップがされるためにはオンライン状態である必要があります。私はよく移動中にスマホからGoodNoteを確認するのですが、その時にバックアップがされておらず不便に感じていました。常にGoodNoteの最新のデータをスマホからも見れるようにしたい!というのがセルラーを買った最も大きな理由です。
他にも、私はよく気分を変えるためにカフェで勉強をするのですが、公衆Wi-Fiに繋ぐのがめんどくさいしすぐ途切れるし安全性も不安、テザリングはスマホのバッテリー消費が激しいので避けたいな、という理由もありました。
あとは、スマホの電源が切れた時の連絡手段にもなるというメリットもあります。
そして、128GBって実際どうなのか問題。
用途にも寄りますが私の保存容量はこんな感じです。
iPadを本当に勉強にしか使っていないのでこれでも事足りています。
動画や画像編集をしたり、Netflixの動画をバンバン保存したり、原神・PUBGなどの重いゲームをするなら確かに256GBはあったほうがいいのかな、と思います。ちなみにM2のiPad ProでProRes動画?の編集ができるのは256GBのモデルに限られていたり、128GBだけデータ転送速度が遅かったり(遅いといっても、動画データを書き出したりしない限りその差を感じることはないと思うし、動画編集とかをiPadでするなら256〜512GB以上を買うべき)と、色々と違いはあります。このあたりはいろんな方のM2 iPadのレビューで詳しく触れられているのでそちらをぜひ。iPad Airは64GBか256GBの選択になりますが、その場合は流石に256GBのほうがいいと思います。
私も昔はiPadでゴリゴリPUBGをやっていて、確かにあの頃はPUBGだけで20GBぐらい、スクショや画面録画が溜まりに溜まって合計70GBぐらい使っていました。逆に言えばゲームを掛け持ちしないのであれば128GBでもいいと思います。
最近私はゲームも全然しないので今の自分の用途なら128GBでいいかな、という判断です。
このような理由で私は12.9インチiPad Pro 128GB セルラーモデルを買いました。もうちょっと使ってみてからレビューは出そうかなと思っていますが、やっぱり最初は11インチでもいいと思います。iPadを買ってからやっぱり紙の方がいいと言って全然使ってない友達も居るのでいきなり最初から高いモデルは賭け要素が強すぎるかもしれません。
iPadをガッツリ使っていて、機種変を考えている人の参考にはなるかな、と思います。
combo touchか、Magic Keyboardか。
iPadのトラックパッド付キーボードケースの選択肢はcombo touchかMagic Keyboardの2つになります。Amazonやヨドバシなどでそれ以外にもキーボードケースは売っていますが、やはりトラックパッドの操作性をかんがえるとこの2つを買ったほうが無難です。そして、pencilを使うので消去法でcombo touchになりました。
combo touchのデメリットについて、他のブログなどで言われているのは重さとスタンドモードの際は奥行きがかなり必要だと言うこと、書き込みモード時の安定性についてです(他にも、キーレイアウトが気に入らないという意見もたくさんありました)。
まず重さですが…これは耐えるしか無いですよね。筋トレしようとおもいます。
次にスタンドモード時の奥行き問題ですが、これは確かに思っていたよりも必要で驚きました。スタンドのヒンジがsurfaceよりも上にあるので、角度をつけようと思うとかなり奥行きが必要です。
ちなみに、上の画像ぐらいに開いた場合、キーボードの手前からスタンドまで37センチありました。キーボードを打つことを考えると少し奥に置きたいので、机が50センチぐらい無いと使いにくいと思います。
書き込みモード時に揺れる問題です。書きにくいことはもちろん、スタンドが痛みそうなのであまりしたくないです。
これには解決法がありまして、スタンドを閉じた常態でダイソーのノートPC用放熱スタンドに立てかけて使うのがおすすめです。
iPad & pencil & combo touchのセット最高!
と言うことで外出時はcombo touchとpencil付のiPadだけを持ち出すようになりました。
授業中はキーボードを分離してノートを取って、タイピング時はキーボードをつけて、レポート等はGoogleドキュメントで下書きし、家に帰ってからパソコンでWordにコピーして体裁を整える、と言う流れ。最高に楽です。
一つだけ残念なのは4回生なので授業が1コマしかないということです!もうちょいはよ買えば良かった。
3 文系大学生の皆様にはパソコンとiPadの2台持ちがおすすめかも、という話
さて、かなり上の方で言っていた「あくまでも持ち歩くのはノートパソコンではなくiPadで十分で、パソコン自体は所有しておいた方がいい」についてお話します。
まず大前提として大学生にパソコン1台は最低限必要です。iPadではなく、です。
なぜならパソコンでないと上手く開けないサイトがあったり、iPadのOfficeアプリは何かと不便で、例えばWord等をPDF化したら表示が崩れたり…などがあるからです。
パソコンでないと上手く開けないサイトとして、私の場合は大学の学内サイトが該当しました。かなり古いバージョンのモバイル非対応のユニパがベースになっていた特異な例なのでほとんどの大学では大丈夫だと思いますが、そういうこともあります。
そして何より大学生にとって最も致命的なのが後者のOfficeアプリの使いづらさですよね…「大学生 iPad パソコンの代わり」などで検索して出てくるサイトで画像付きで丁寧に説明されているのでそちらを見てください。説明のためにOfficeをもう一度iPadに入れるのは面倒くさいので。あとは例えば、リーサルマップ?とか総務省の統計など文系でも様々なデータファイルを扱いますが、稀にiPadで開くのに苦労するものがあります。あとは地図データでしょうか。地理系や歴史系などは地図データを使う機会が何かと多いと思います。最近の高校地理の授業ではKMLファイルをいじるというニュースを見て驚いたのですが、その辺の編集もやはりパソコンの方が圧倒的にやりやすいです。
他にもコロナ禍以後は1、2年生の外国語の授業で写真や動画作成をしたりもします。私が1回生だった3年前ならこの辺りの作業にはパソコンが必須でしたが、最新のiPadはかなりパワーがあるし、DaVinci ResolveやFinal Cutなどの編集アプリのiPad版も予定されているそうなのでこの辺りは大丈夫になっていくような気もします。でもパソコンの方が排熱機構とかもしっかりしているので安定していると思います。
上記の理由でパソコン1台は必ず持っておく必要があります。その上で、冗長性としてもう一台、パソコンかiPadかがあるとなおいいです。パソコンって急に潰れたりするので1台だけしか持っていないというのは心許ないですよね。
私のおすすめは話してきた通りiPadとロジクールのcombo touch、そしてApple pencilの組み合わせです。あるいは高性能なデスクトップと比較的低スペックだけど軽い持ち歩き用のノートパソコンの組み合わせもアリだと思います。
iPadはパソコンの代わりにはならないと散々言っておきながらiPadを勧めているのはこれ如何に!という感じなのですが。ぶっちゃけiPadがあればなんとかなります。と言っても、配られたWordファイルが崩れたり、反対にiPadで作ったデータをパソコンに送ると崩れるので使いにくいですし、先生に嫌がられると思います。本当になんとかなるだけで不便です。が、パソコンが潰れた時にiPadがあるだけでパソコンを修理に出している2周間ぐらいは耐えられる、スマホしか頼れるものが無いより全然マシだと思います。
iPadの利点は何よりもGoodNoteです。GoodNoteに関しては色んな大学生がレビューしているので特段ここで書く必要はないと思うのですが、本当にプリント管理が楽になります。対面授業でもその場でスキャンして取り込めばいいし、プリントに余白が足りなくてもページが無限に増やせちゃうの、最高です。
4 勉強法とiPad・その他の活用
長々とiPadとパソコンの話をしてきましたが、ようやく1章の勉強の話の続きに戻ります。
まずは今までどうやって勉強してきたか、ですが。
特段のことはしておらず、授業では単純に先生から配られるレジュメをPDFなりスキャンするなりでGoodNotesに取り込んで書き込んだ、というだけです。GoodNotes自体のレビューはたくさんされているので今回は省略します。が今年に入ってから何回かアプデが入ってて結構機能も増えてきているのに最新版のレビューが少ないので気が向いたら今後やろうかと思います。
さて、1の最後で決意表明した
英語・論文読み・本読み・卒論・学芸員資格
の5つの「やること」について。特にお話したいのが「論文読み」です。これ自体をやろうと思ったきっかけが(Twitterでかなり話題になっていたのでご存知の方も多いかと思いますが)以下のはてブロです。
えぐう、すごお。っていいながら見てました。
これ、しれっと書いてるけどすごすぎて笑う。
これを読んで私もやろう!と思って、こんな感じのGoogle Formsを作りました。
まだ下に続くのですが、それぞれ項目は
論文ファイル
タイトル
筆者
所属等
出典
年
キーワード
要旨
感想
です。そしてこれらはすべてGoogle Sheetsに自動で保存されるようにしました。
「アウトプットする場」が私には無いのですが、誰かしらに見てもらわないと続かないのでどうしようか迷っています。noteに投げてもいいのですが、はてブロで言われているようにネットとかだとあまり辛辣なことがかけないから、どこかクローズドな環境を求。
本読みも同様にFormsを作ってやるつもりです。
これら論文読みと本読みが卒論の血となり肉となる予定です。
英語は金フレと文法特急を使ってやっていこうかなと思います。私は無限にテストして覚えていく派で受験期は単語帳をずっと使っていたのですが、今回はabceedでやろうかなと思います。
学芸員は、私は大学で学芸員資格コース?を取っていて、夏に某博物館で実習があるのですが、それに向けて色々と文化財の取り扱いとか復習せにゃならんなぁと思っているという事です。
がんばります
おわり
iPadの話に熱が入りすぎて勉強の話がめっちゃ疎かになっちゃった。どこかガジェットライターとして雇ってくれないかな。
そういや12日ってPSYCHO-PASSの劇場版の公開日ですか、道理で映画館前が平日の割に混んでた訳。