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空き家だった木造賃貸アパートが芸大生のシェアハウス→最小文化複合施設に
先日、谷根千に行ってきました。東京の谷中、根津、千駄木エリアを指す「谷根千」って、もともとは知る人ぞ知る昭和テイスト溢れる街だった感じがします。しかし最近は、訪日観光客の急増(2015年の訪日外国人は1974万人と前年から47.1%増加し、過去最高を更新)などもあってか、外国人を多く見かけました。そして、カヤバ珈琲や谷中ボッサ、イングリッシュハウスティーペコ、そしてテレビでも紹介されていた谷中ビアホールなど、イケてる古民家カフェがたくさんありました。
そして今回特にご紹介したいのが(有名なので知っている方も多いですが)、もともとは空き家だった木造賃貸アパートが芸大生のシェアハウスとして活用され、3.11がきっかけで解体される予定になりつつも、アートイベントがすごい盛り上がったりで生まれ変わった最小文化複合施設「HAGISO」です。解体されて駐車場になる予定が、なぜ活用されるようになったのかといった経緯はcolocalやgreenzの記事が詳しいです。
ところで、最小文化複合施設って一体なんでしょうか?それは、「巨大な複合施設は世界中どこにでもあるけれど、私営の公共施設を作りたい」という、運営者の宮崎晃吉さんの狙いがあります。2階建て木造建築のHAGISOにはカフェ、ギャラリー、ワークショップスペース、ヘアサロン、アトリエ、デザイン事務所などのコンテンツがギュッと詰まっています。
HAGISOの1階にある「HAGI CAFE」は食べログ3.5以上(2016年4月30日現在)、とても人気のお店です。築約60年の木造アパートが、こんな風にまちのコンテンツとして生まれ変わっているなんて素敵です。
この記事を作るにあたって参考にした、画像を引用したサイトは次のとおりです。
東京にも奥行きを作って行きたい宮崎晃吉〜『アーキテクトを探せ!』イベントレポート
木造の学生アパート「萩荘」で始まったこと。HAGISTUDIO vol.1
解体決定の建物が一転、最小文化施設に!HAGISTUDIO vol.2
都市に奥行きをつくる/HAGI STUDIO vol.6
HAGISO(ウェブサイト)
HAGISO(Facebook)
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