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2021年初夏オープンに向けて
この間、三鷹台シャッターアートプロジェクトで余ったペンキなどの道具の片付け、旧・アンティーク日本の心の高圧洗浄機を使っての掃除、シェア型本屋の研究、いのいち日曜カフェ(仮)への参加、動画制作(音声版はこちら)に取り組んできました。
イノイチブックスをはじめます
これまで約1年以上かけて取り組んできたイノイチサードプレイスプロジェクトのアウトプットとして、シェア型本屋(定額制で棚をお貸しして、借りた方が好きな本を置いてシェアや表現、販売ができる本屋の集合体)を軸としたワークスペース、レンタルスペース、喫茶スペース+からなる複合型サードプレイス「イノイチブックス」を2021年初夏にオープンします。
現在、内装やWi-Fi環境の整備など最終段階の準備を行なっています。
吉祥寺のブックマンションを参考に
シェア型本屋をはじめるに当たって大きく参考にさせていただいているのが2019年7月に吉祥寺でオープンした「ブックマンション」です。月額3850円で縦横31センチ角の本棚を棚主に貸し出し、各々のスペースで自分の好きな本(新刊・古本問わず)を販売することができます。ソトコトの2020年11月公開の記事による70組ほどの棚主がいらっしゃいます。
こちらがブックマンションの様子です。
それぞれの本棚に違う棚主がチョイスした本がずらっと並んでいます。1人または少数の人が全ての本を選書するのももちろん有りだけれど、職業や興味関心これまでの生き方など多種多様なバックグラウンドを持った人たちがそれぞれに選んだ本たちを集めるという本屋のあり方も面白いです。
この日は「こんぶトマト文庫」さんがお店番をされていました。
3ヶ月に1度くらいの頻度で各棚主が店番をやるみたいです。その際に棚主独自の展示発表や商品販売もできるとか。
多種多様な本棚が面白い
ブックマンションには特徴的な本棚がたくさんあります。簡単に3つご紹介すると、まず「KAWA BOOK」は広島東洋カープへの愛が伝わってくる本棚。手書きのポップやカープの雑貨も親しみやすいです。非常に偏っているからこそ刺さる人にはドンピシャに刺さります。
次は、舞台俳優の小川結子さんによる本棚。本に舞台幕がかかっているなど舞台や演劇に対する情熱がほとばしっているのが伝わってきます。ご自身の名刺やウェブサイトも併せて紹介されていて、お仕事へのきっかけにもつながりそうです。
最後は「紅茶と文学」。本一冊につき紅茶一袋がついてきます。まさに紅茶と文学。近現代の純文学やSF系作品が中心の読書会も開催しているようです。ジョージ・オーウェルの動物農場は私も読みました。風刺的。
32センチ角の本棚の製作
ブックマンションのような本棚を作りたいということで、給排水設備設置工事でお世話になった施工業者さんに製作を引き続きお願いしました。本棚の寸法は少しだけゆとりをもたせて縦横32センチ角にしました。
てきぱきと対応してくださって6×8計48箇所の本棚が完成しました。
脱着可能な約4センチ角のプレートには今後ナンバーを振っていくつもりです。
扉もスッキリしました
他にも、扉がこれまでは写真のような格子状のものだったのですが、、、
格子を取り除いてスッキリしました。
格子状の扉はそれはそれで味があったのですが、サードプレイスというコンセプトを踏まえてこのようにバブリックとプライベートの境目をあえて曖昧にしていくという空間デザインを採用しました。
漆喰&オイルステイン塗りワークショップを開催
元々は駐車場だったこちらの物件はまさにガレージで、コンクリートの壁や天井、床などは何かの基地のようなおもむきがあります。ポテンシャルはあるのですがもう少し彩や華やかさを加えたいとかねてから思っていました。
そこで吉祥寺にあるインテリアショップ「Decor Interior Tokyo」の漆喰を壁に、本棚にオイルステインを塗るワークショップができないかと考えました。
こちらは漆喰を塗る前の殺風景な壁です。
色々なご協力があり、2021年4月24日に漆喰&オイルステイン塗りワークショップを開催することになりました。こちらは実際に使用した材料や道具、消耗品です。
Decor Stuccoー漆喰の壁塗り材 全8色(10L・20L)
Decor Stucco 施工道具セット ーひとりで塗れるもん スターターキット
オールドウッドワックス
皆さんのご協力とご厚意に感謝
ワークショップの前日までに掃除や下地処理などの準備を済ませて当日を迎えました。
漆喰の色はグリブラン。うっすら灰みがかった白い色です。クリーム状でとても滑らかです。
これを板に乗せて(100円ショップで購入したバインダーでもOK)専用のコテで塗っていきます。
10名前後の方にご参加いただきました。
綺麗に塗ってくださってとてもありがたいです。
今回は多くの子どもたちが参加してくれました。楽しそうな雰囲気。
本棚の方にはラスティックパインのオイルステインを塗っていきます。布のカット済みウェスに付けてから塗り込んでいきます。
最終的にこのように塗り終わりました。
本棚はまだ3、4割といったところでしょうか。一缶だと足りなかったので追加購入してからまた塗ります。
なんだか空気感も変わって見違えたようです。
【予告】2021年6月から月額1000円で棚主さんを募集します
漆喰を壁に塗り本棚も新しく設置したイノイチブックスでは2021年6月から、縦横32センチ角の本棚の棚主さんを募集しています。初月から3ヶ月間はお試し価格ということで月額1000円(4ヶ月目からも継続される場合は1500円の予定)とさせていただきます。
新刊、古本、自作のZINEなどご自身の蔵書をまちの人たちにシェアしたい、オススメしたい、売りたいなど考えていらっしゃる方はぜひご応募ください。正式な応募フォームは次回以降の記事で発信いたします。
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