カウンセリング機関の全国展開宣言
認知行動療法を専門としたカウンセリング機関を全国展開する。
そう決意したのは2年前のことだ。実際は5年ほど前から考えていたのだが、なかなか実行に移すだけの勇気も知恵も財力もなかった。今回は私の夢、、、目標について宣言したいと思う。もし賛同してくれる人がいたら協力していただけると本当にありがたい。
1.カウンセリング業界の現状
心理カウンセリング業界にはいくつかの懸念事項がある。その1つは来談者中心療法、精神分析的心理療法、ブリーフセラピー、認知行動療法など専門家であれば違いが分かるが一般の方にとっては何がなんだか分からないほどに種類があることだ。相談者にとって療法による違いは曖昧でホームページを見ても良く分からない場合が多い。さらに療法だけでなく資格も無数にあり、何がどのような資格なのかも分からないという状態だ。そのため、心理カウンセリングは誰によって何がどのように行われるかよく分からない得体の知れないサービスとなっている。2つ目に専門知識を学ぶ機会が限られているということだ。心理士資格を取ったは良いが研鑽を積む機会は限られており、付け焼刃の知識や技術でカウンセリングを行っている場合もある。これは正直言ってリスクしかない。カウンセリングを受けてかえって傷ついてしまうこともある。3つ目にカウンセリング機関自体がまだまだ少なく受けたくても受けることが難しい現状にある。、、、いや、正直なところ、それでも予約待ちにならないほどにはまだ心理カウンセリングは信用も認知もされていないというのが現状かもしれない。オンラインカウンセリングはコロナ禍において認知度は高まったがそれでもまだ不十分に感じる。医療機関の利用率とカウンセリングの利用率にはまだまだ大きな差もある。
「この現状をどうにかできないものか。国や行政に頼ることも大切だが個人でも何かしらお役立てできることはないか」と悩み続けながら日々を過ごした。
2.専門家養成機関の設立
専門的な知識や技術を研鑽する場所が限定的なままに、カウンセリングを普及したところで我々は本当にお役立てできるのだろうか。胸を張ってできるとはとても言えなかった。だからこそまずは専門家に研鑽機会を提供することから始める必要があると考えた。そこで私は株式会社CBTメンタルサポートを設立し、なるべく格安で理論を学びつつ実践トレーニングもできる機関を設立した。
この2年間で数千名を超える方にサービスを利用いただき、しっかりと研鑽し現場に貢献する心理士が次第に増えてきたように感じた。そこで研鑽事業は継続しつつも次のステップに進むことにした。
3.カウンセリング機関の全国展開
認知行動療法の研鑽機関を設立したことにより全国の心理士とのネットワークができた。ここで出会った仲間たちと一緒であれば、ある程度のクオリティを担保できるカウンセリングルームを全国に作ることが出来るのではないかと次第に考えるようになった。カウンセリングルームを設立する際にポイントは以下の通りである。
1.専門性が十分に担保される
2.どのようなアプローチかホームページを見ればわかる
3.対面で身近な存在として
4.アウトカムにより効果を明確化
この4点を特に意識しながら、全国どこにいても安心してクオリティの担保された認知行動療法によるカウンセリングを受けることができる場所を提供することとした。この1年で、広島、山口、沖縄、大阪、東京の5店舗を開設することができた。おかげさまで日々多くのお問い合わせやご予約をいただいている。
今後も5年を目途にカウンセリング機関を全国各地に設立していく。そのためには私だけの力では足りないため皆さんと協力しながら進めていきたいと思う。
誰もがカウンセリングを安心して受けることができる世の中に少しでも近づけるよう微力ながら頑張っていきたいと思います。
Ex.心理カウンセリングを知ってもらうために
カウンセリング機関の普及だけでは、心理カウンセリングを知ってもらうためには不十分だと考えている。そこで定期的にオンライン市民講座を行うこととなった。ご参加よろしくお願いいたします。
協力機関募集
個人や機関で弊社の取り組みにご協力いただける方がいましたらぜひご連絡お待ちしております。メッセージいただけるだけでも励みになります。