何故学校はダメになってきたのか?

何故学校はダメになってきたのか?

現在中高年で子育てしてきた世代にとって30年前、40年前の小学校では先生は絶対的存在で、きちんとしないと叱られる。本人のため、クラスのため、秩序を守るためにはビンタも飛んでくる時代でした。また、ビシッとしていたと思います。
また、お家の方は先生を後援していく姿が普通だったと思います。また、そんな教育を受けてきた中高年の方の多くが昔を振り返って、あれは必要だった。と述べる方が大多数です。
時は流れ、教育界の労働組合である日教組が政治的な事を発するようになり、また時は流れ、排除すべく改革が行われました。その結果どのような事で現場がダメになったのか幹の部分を考察しまとめてみます。

●過度な子供の人権
理由があって叱られるのにも関わらず逆恨みでき、判断力のない子どもに先生を評価するアンケートが配られる事態になっている。回収したら管理職へ→最前の教員へ指導の流れができている。

●先生が力攻めでの児童統率ができなくなった。
いつの時代でも暴力的なわんぱくがいますが、それを治める統率力道具を最前線の教員は取り上げられている状況。精神的、肉体的罰を与えられない。

●学校管理職が弱くなった。
学校管理職は上の教育委員会から締め付けられているので保身もあり、自分のところの教員を守らず、保護者と子供の意見の肩を持つようになった。最前線教員の主張を聞いてくれない。
●教育委員会が弱くなった。
保護者からの教育委員会への直訴の話がいくと、聞き取りがあり学校管理職に注文をつけるように。それは最前線教員へ手枷足枷となり下りてくる。

●保護者が強くなり子供の話を鵜呑みにして学校に注文をつけるようになった。
最前線の教員は現場であった出来事から(自分は間違っていない指導をした)と思っていても保護者側が間違っていると強く指摘しない。何故なら周り回って自分が涙を飲むから。

●子供が先生を、保護者、学校管理職経由で非難でき圧力をかける事ができるようになった。
自分は悪くないと思っている子供の主観で保護者に泣きつき、学校管理職経由、または教育委員会経由で主張を通せる。子供、保護者は最前線教員を懲らしめる成功体験を積む。

●現場最前線の教員が色々とやめるようになった。
トラブルが起こるときに、指導していく力や道具を取り上げられているので、子供、保護者、学校管理職、教育委員会、すべてに最弱の状況で涙をのむので、やめるようになった。

●一部の児童の影響でクラスが荒れやすくなった。
一部のかき回す親子の影響で最前線教員の統率力が削がれるので、本来は能力があっても厳しく指導できず、その影響は普通の子にも伝染しやすい環境になる。

●普通のいい子である我が子に影響がでる。
一部の親子は成功体験を積み、事あるごとに増長し学校に言って最前線教員や学校をへし折る行動をとる。周り回って、複雑に子供同士絡み合い、我が子に影響が下りてくる。

●学校の権威の失墜。マスコミによるステレオタイプの増加。

(よく起こるパターン)
ABC子供同士でトラブルがあり、聞き取って教育的教員判断でA児童が叱られた。叱られた児童は友達B.Cからもその後に沢山煽られて泣いて家に帰る。
家では友達関係を良く知らないお父さんが泣いて帰ったA子供から、自分は悪くないのに先生に叱られたと自己都合を言う子供のことを鵜呑みにし学校管理職に電話。そして引っ込みつかなくなりこじれる。学校管理職から最前線教員に注意。最前線教員は涙を飲む。似たような案件が積み重なり最前線教員は自信を失い、色々な手枷足枷で強い指導力を発揮できず、児童集団が荒れ気味になり優良親子の我が子にも影響が降ってくる。

というのがよくあるパターンです。新卒1年目とかでない限り指導力は担保されているはずですので

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