2005.7.25 Cloudberry Jam Live at 渋谷 Quattro
開場直前、列をなすオーディエンスは僅か20名程度。
平日のため多数の観客は期待できないかと思ったが、ふたを開けてみれば約150人にまで膨れあがった。
解散前からの東京のファンにとって、渋谷クアトロでのライブがどれだけ待ちこがれたものか、痛いほど分かるつもりだ。
The Arrows登場
まずは、The Arrowsの演奏が始まる。
途中のMCで私が1年間抱いていた謎が解けた。
Cloudberry Jamとの親交のきっかけは、JorgenとHenrikが名古屋に遊びに行った時、宿泊予定の家で猫を飼っていた。
Henrikが猫アレルギーなので、急遽知り合いの家を当たったところ、The Arrowsの竜二さん(Vo)宅に泊まることになった、ということらしい。
ちょっとディレイが効きすぎな気もしたが、なかなか正統派のバンドだ。
特に、私がThe Arrowsを知るきっかけになった「べっぴんシャドウ」と、「恋する摩天楼」はすばらしかった。
帰り際には、私もCD 「東ファウンテン鉄道」を買ってしまいました。
メンバーのみなさん、すばらしい演奏をありがとう!
Set List
べっぴんシャドウ
Natural Thanks
アレキサンダー
oh!ベイビー!!
恋する摩天楼
Cloudberry Jam登場
そして、機材のセッティングが済むと、Cloudberry Jamが登場した。
Jennie: Konbanwa.
(MC聞き取れず)、みんなに会えて嬉しいわ。
今日は楽しい時間を過ごしましょう!
私達は昨日、大阪でMEET THE WORLD BEATに出演したの。
(MC聞き取れず)
そしてHenrikの軽快なキーボードをきっかけに、「Radio」が始まった。
Jennie: Ok, 「Twice as cool」
何年ぶりのプレイだろう?
大きな歓声が上がり、1st からの隠れた名曲「Twice as cool」が始まった。
Jennie: Thank you.
と言い、「Nothing to declare」へ。
Robinのサックスと Niklasのトロンボーン。
二人の切れの良いホーンセクションは、この曲の浮遊感のあるコーラスワークをより一層印象深いものにしている。
Jennie: (MC聞き取れず)、「You and I」
そして、そのまま「Day after day」へ。
Jennie: Thank you.
次の曲は…(喋ろうとした Henrikと言葉がかぶって)
Jennie: 何?話して!
Henrik: Nihongo Hanashimasuka? (日本語話しますか?)
ここで、会場からどよめきが!
Jennie: 次の曲はJorgenが、前回来日した後に作ったの。
(Jorgenに)2ヵ月前? 1ヵ月前?
(でも、Jorgenはギターのチューニングに夢中…)
チューニングと会話を同時にしてよ!
Jorgen: ギターのチューニングと会話は同時にできないよ、ごめんね。
Henrik: 僕らは何だってできるさ(笑
Jennie: そう、何だって出来るのよ(笑
この曲は、大阪のライブの後に作ったの。
そう言えば、ようやく東京に帰って来れたわね!
(MC聞き取れず)
「I will feel better」
(MC聞き取れず)
Eric が8ビートのバスドラムを踏み出し、「I will feel better」が始まる。
そして、その流れのまま「7 days a week」へ。
前回のライブから続いている、スリリングで Cool な展開だ。
そして、サポートメンバーがステージを後にする。
Jennie: ねぇ、何かファンタスティックなことを言ってみてよ
何曲か、私達3人だけでプレイするわ。
(MC聞き取れず)
と言い、Jorgen のカウントから、春のHotel CLASKAで大好評だった「Going further」へ。
でも、ここは百人以上が集まったライブハウスだ。
Jorgenのカッティングは、アコースティックセットとは思えないほど、気合いが入っている。
演奏終了と同時に、大きな拍手が沸き起こった。
そして涼しげな Henrikのキーボードが印象的な「Walking in my sleep」へ。
さらに、春のクラスカで私の一押しだった「Life in this way」をプレイ。
ポップな曲が目白押しのアルバム「Providing the atmosphere」では、比較的印象の薄いナンバーかも知れないが、JennieとJorgenの掛け合いコーラスが美しく、アコースティックで聞くにはもってこいの素敵なアレンジだ。
サポートメンバーもステージに戻り、ここで一気に流れが変わる。
前作「Movin’ on up」最大のポップチューン「Your love」だ。
特に、ブレイクした後の切れの良い、RobinとNiklasのホーンセクションがたまらない。
演奏が終わり、Ericが暑がるJorgenにビールを差し出す。
先ほどのアコースティックセット中に、楽屋から持ってきたようだ。
相変わらずのいたずらっ子振りを発揮してます(笑
Jorgenが一口飲んだところで、オーディエンスからは「Ahhhh!」と言う声が。
「いけないんだー」と言う意味なのか、「熱いし、羨ましいなぁ…」と言う意味なのかは、その場にいた人間だけが知るところだ。
そして、ホーンがポップな「Sleeping the days away」、しっとり目の「Summerbleeze」とニューアルバム「The great escape」からの曲を続けた後に、「The world through my eyes」へ。
Henrikのキーボードソロに、定番のハンドクラップ、Martinのベースソロと見所満載で贅沢だ。
最後は、Robinのサックスソロで終わり、
Jennie: Robin hanson.
と紹介し、その勢いで「Another moment follows」へ。
Jennie: Thank you.
次の曲は最新作「The great escape」からの曲で、プロモーションビデオにもなってるの。
スウェーデンの島、(MC聞き取れず)で撮影をして、(MC聞き取れず)、私はピンクのスーツを着たの。
「Easy」という曲よ。
そして、ソウルフルなホーンとキーボードが印象的で、最も演奏難易度の高い「not ever」へ。
Jorgen: Thank you!
Henrik: Arigato!
Jennie: Thank you!
と、ステージを後にするも、すぐさまステージに戻ってきてくれます。
Jennie: (MC聞き取れず)
Jorgen がチューニングをしてる間…(Eric がドラムスティックでカウントを始めようとする)
Eric、何をはじめようとしたの?
Eric: 今すぐはじめたいんだよ(笑
Jennie: 次は、「No matter why, No matter what」をプレイするわ。
クールなこの曲の後には、JennieとJorgenのツインボーカルが春のライブで大好評だった「hey」が始まる。
Jennie: Thank you.
Jorgen: Tack sa mycket.
Eric: Arigato Gozaimasu.
と言い残し、再度ステージを後にする。
鳴りやまない拍手に押され、再びステージへ舞い戻る彼ら。
Jorgen: Tack sa mycket.
Jennie: Ohayo Gozaimasita, And Спасибо,большое.
Good-morning, Good-evening, Good-bye.
もう一度、このステージでプレイできる嬉しさを、なんて伝えたらよいのか分からないわ。
(MC聞き取れず)
と言い、「Elevator」のキラキラした前奏が始まった。
Jennie: Thank you. thank you.
「Something are better left to be」
Thank you very much!
そして、私のモストフェイバリット「Something are better left to be」が始まる。
「Palappa」の長いコーラスが終わり、「あぁ、ライブが終わってしまうんだな…」と少し寂しい気持ちが芽生えてきたその時だった。
演奏が終わったのに、Jorgenだけがギターのカッティングを続けている。
そのギターの音色に乗り、私達オーディエンスは「Palappa」を大合唱!
とびきりポップで、キラキラと輝いた終わり方だった。
これまでに観たどのライブよりすばらしいステージだったと断言できる。
彼らがステージを去った後も、私達は拍手をやめることはなかった。
もう一度出てきてくるんじゃないか…
そんな気持ちよりも、このすばらしい演奏を届けてくれた彼らへの感謝の気持ちだった。
会場には終演のアナウンスが鳴り響いた。
そして、2005年春夏の全てのライブが終わった。
Set List
Radio
Twice as cool
Nothing to declare
You and I
Day after day
I will feel better
7 days a week
Going further (Acoustic Set)
Walking in my sleep (Acoustic Set)
Life in this way (Acoustic Set)
Your love
Sleeping the days away
Summerbleeze
The world through my eyes
Another moment follows
Easy
Not ever
No matter why, No matter what (Encore1)
Hey
Elevator (Encore2)
Something are better left to be