【3世代シングル】トクサネオフ 使用構築 工藤ファミリー
サムネのラティオスとピカチュウの人形が欲しいです。
・はじめに
2024/10/26のトクサネオフにてアカチャンホンポブロック予選4-1抜けと2位でした。
・【概要】
原案は1年前の下記内容を現環境に合わせ最適化したものhttps://note.com/cbfyry/n/nd60927219c65
去年からフリー対戦で3世代シングル遊ぶ機会に曲がったスプーン待ちのラティオスを使ってカビゴンすら突破し得る火力をどうにか活かせないか考え、前回の構築でゲンガーの枠をラティアスか悩んだのを思い出し構築スタート
三世代のゲームスピードの都合ラティオスはラティアスより世間的に評価は低かったので次大会まであまり認知されてないだろうと目論見もあった。
既存の構築からお膳立てのサンダースとオオスバメを解雇し、後世代の対面構築寄りにした時電磁波と吠えるが使え数値も高く信頼できるサンダーが決まった。
配分と技構成は紆余曲折あったが最終的に「ラティオスの行動回数=勝率」を目指した。
・【使用構築と個別解説】
・ラティオス
性格:控えめ
持ち物:曲がったスプーン
実数値:159-×-101-199-131-157
努力値:32-0-4-248-4-220
技:サイコキネシス/ドラゴンクロー/目覚めるパワー炎/10万ボルト
・火力
>H155-D130ラティオスをドラゴンクローで33.3%で確定1発
>H167-D134ヘラクロス(ノイ棒配分)をサイコキネシスで確定1発
>H187-D123(H252D100)程度のメタグロスを目指めるパワー炎で確定2発
・耐久
>C200ラティオスのドラゴンクロー92.3%耐え
・素早さ
最速90族+1
ラティアスとの違いはDの甘えたカビゴンをサイコキネシスで突破し得る点で、カビゴン+メタグロスやレジアイスなどの2枚受けを要求させる。
参考に曲がったスプーンを持つことでサイコキネシスのカビゴンへのダメージが下記になる。
・AB振り(H235-D130)
通常(85~102)+D1段階ダウン時(130~154)
・AD振り(H235-D162)
通常(75~88)+D1段階ダウン時(111~132)
・補正有D特化(D178)
通常(63~75)+D1段階ダウン時(94~112)
昨今は鈍いを詰まずカビゴンを使い捨てるような流れで、先制の爪かラムの実持ちのABが多くD特化で無い限りラティオスでカビゴンは一任できず、仮にD特化カビゴンでも火力が鈍い依存の傾向にあるため後続の負担が少ない。
タイプ一致のドランゴンクローとメタグロス意識の目覚めるパワー炎まで確定で、残りは10万ボルトかソーナンスに捕まってしまった場合や中間択に強い電磁波と悩んだが、カビゴン+ラティオス+ハガネールと選出した際に厄介なギャラドススイクンの水枠と最悪メタグロスにも等倍な10万ボルトを選択した。
目覚めるパワー炎個体なのでSを振り切っても最速95族と同値で、乱数調整の難易度が落ちた事も有り一定数見かけそうな最速ファイヤーに合わせXD対戦時に耐久調整っぽいH159で(8n-1)としたが、正直ラティオスがここまで流行ってると思わずでC200ドラゴンクロー確定耐えラインまでH-D調整とSは135付近で電磁波持たせるのが正解だったと思う。
・スイクン
性格:図太い
持ち物:カゴの実
実数値:205-×-165-110-135-125
努力値:236-0-116-0-0-156
技:波乗り/冷凍ビーム/眠る/瞑想
・耐久
>A205の拘り鉢巻捨て身タックル2回耐え
>最速ラグラージ+2
迷ったらカビゴンとスイクンは入れておけというくらい並びの強さが担保されている。
冷凍ビームと吠えるを悩んだが、今回はスイクン単体でボーマンダを見たく冷凍ビームにした。
配分も最速ラグラージの124が基準になる事を考慮し余った努力値を全てSに回しラグラージ抜き調整+1になった。
決勝でスイクンミラーの際早いことが裏目に出てしまったのと想定より身代わりラグラージが重く感じなかったのでCかDに回して良かったです。
スイクンミラーの詰みあいになった場合先手のアドバンテージを活かすなら、凍結狙い>波乗り急所の優先度が効率が良く後手の場合攻撃打たせて眠りpp切れ待ちが効率良い。
・サンダー
性格:控えめ
持ち物:ラムの実
実数値:183-×-105-187-0-142
努力値:140-0-0-196-0-172
技:10万ボルト/目覚めるパワー氷/電磁波/吠える
・耐久
>A191までの不一致拘り鉢巻岩雪崩確定耐え
・火力
>H252振りメタグロスを10万ボルトで98.4%で2発
>H171-D122ボーマンダ(C162サンダースの目覚めるパワー氷確定耐え調整)を目覚めるパワー氷で79.5%で確定1発
・素早さ
>耐久調整竜の舞ボーマンダのS(140)+2
仮想敵のヘラクロスがSラインが読めず無難な配分とした。
ヘラクロスは現在の環境を考えれば最速か耐久重視のS無振りが妥当と思われるが、後者の耐久重視が多いと踏まえ一般的な耐久振り竜の舞ボーマンダのS140を基準にした。
火力は現環境のカビゴンがABベースである事が多いことから相方のメタグロスはDを厚くしてくると踏んで可能な限りCを上げた。
耐久も一般的な調整ボーマンダのAラインに合わせた。
・ゲンガー
性格:臆病
持ち物:オボンの実
実数値:135-×-103-160-95-178
努力値:0-0-180-76-0-252
技:10万ボルト/冷凍パンチ/炎のパンチ/鬼火
・耐久
>A194ギャラドスの1段階上昇目覚めるパワー飛行97.4%で耐え
>A194ヘラクロスの拘り鉢巻メガホーン85.6%で3発耐え
・火力
>H155-D115ヘラクロス炎のパンチ確定2発
>H165-D110サンダー冷凍パンチ確定2発
お馴染みのBSベース汎用ゲンガー、前回と変更点なし。
サイクル重視の構築なので3W+鬼火とした。
選出回数は0だったが、相手のカビゴンからシャドーボール誘発することが多く見せ合い画面だけで強い縁の下の力持ちだった。
ハガネール+カビゴンが基本選出の構築なので相手のソーナンスに弱く、この枠は原案でも考えていたソーナンスにするか検討したがヘラクロスとラグラージに隙を見せたく無かったので後述する2体のSを4振りソーナンス抜き以上にして単体のパワーで誤魔化す構築とした。
・ハガネール
性格:意地っ張り
持ち物:食べ残し
実数値:177-121-220-×-112-56
努力値:212-36-0-0-212-44
技:地震/岩雪崩/大爆発/吠える
・耐久
>C177サンダーの目覚めるパワー草/氷をD2段階下降時高乱数2耐え(ダメージ84〜99)
>C91までのカビゴンの大文字2発耐え
・火力
>H252メタグロスを地震で88.2%で2発
>A205拘り鉢巻岩雪崩耐えサンダー(H165-B123)を岩雪崩で確定3発
・素早さ
4振りソーナンス+1
配分と技が一番悩んだポケモンで、この枠はラム持ちHDベースのメタグロスも検討したがラティオスに飛んでくる電磁波無効と吠えるの存在が大きく結局ハガネールとなった。
ゲンガー意識で初めはHAベースのアイアンテール持ちだったが、ラティオス+カビゴンとの両選出が基本とした時カビゴンを電気枠に繰り出したく無いのでHDベースとなり、結果ある程度Aに振らないとゲンガー2発にならないアイアンテールは諦め電気枠のサンダー意識で岩雪崩になった。
構築上ソーナンスが重く素早さを4振りソーナンスまで上げた結果、相手のカビゴンに先手を取りやすく、波乗り炎技持ちでHPが消耗してても大爆発を狙える。
・カビゴン
性格:意地っ張り ※厚い脂肪
持ち物:先制の爪
実数値:235-178-85-×-151-62
努力値:0-252-0-0-164-92
技:恩返し/地震/シャドーボール/自爆
・耐久
>C194サンダーの10万ボルト93.3%で3発耐え
・火力
>H207-B165スイクンを恩返しで確定3発
>H187-B150メタグロスを地震で約91.3%で2発
・素早さ
S4振りサイドン+1
選出画面からカビゴンのD厚めが透けてるが、他5体で物理方面をカバーしており使い捨ての型ながら動きやすい構成としている。
身代わり展開対策の先制の爪だが、不利状況から捲れる事も副産物でどんなに環境が進もうと3世代カビゴン1つの結論だと言える。
役割重視のADベースとハガネール同様4振りソーナンスよりは速くするのは確定で、今回はやや重いSを4振りサイドンに合わせた。
サイドンの殆どがADかAS振りだと思うが、サイドンへの地震ダメージは(96~114)なので殆どの場合2発で倒せる相手に先手を取れるのが大きい。
ここまで振るとカビゴンミラーでも相手の先制の爪以外は先行前提で立ち回れ、同じADベースの場合恩返しで確定2発なのも大きい。
・【立ち回り・選出例】
①ラティオス+カビゴン+ハガネール(基本選出)
ラティオスでメタグロスかカビゴン釣ってハガネールで対応する。
先発は強気にラティオススタートもあれば、安定のカビゴンスタートもある。
後の世代でラティオスが流星群撃つだけ有利理論で、自身より遅い繰り出してラティオスの行動回数を稼ぎながら立ち回る。
ラティオスの引先であるハガネールを上手く使う事が鍵、曲がったスプーン火力でも特にサンダーは耐えつつ電磁波されると最悪負けるので先ずはハガネールを通し安易にカビゴンを消耗させずラティオスで〆る。
3世代の自爆ターンカット仕様を有効に使い、ラティオスより遅い相手を起点にするかダメージ感覚さえあれば爆発→ラティオスで勝てる。
②サンダー+カビゴン+ハガネールorスイクン(対身代わり連打)
吠えるで身代わりを潰しながら詰めて行く、バシャーモとラグラージはスイクンでサンダースやプテラが絡みそうならハガネールをピックする。
構築によってはパターン①の基本選出でもいい、ラス枠身代わりは吠えるが通らないので注意。
③カビゴン+ゲンガー+ハガネール(対ヘラクロス)
今回はゲンガーの選出が0だったのはヘラクロスと当たらなかったからです。
最近のヘラクロスの事情は知らないが、ラグラージが身代わりカムラの実より鈍い持ちが見えてきたのでゲンガーが回答になるかも知れない。
ラグラージ側も地震+目覚めるパワー霊でラティオスとゲンガーを意識してるように見える。
④カビゴン+サンダー+スイクン(対ラティオス入り4~5体同型)
類似の構築だった場合の選出
自分のラティオスが耐久調整してない非準速目覚めるパワー炎持ちである事から、電磁波でS関係を逆転させ最終的にスイクンで詰める以外の回答が難しい。
現在の環境で同型になる=ラティオスがラムのみ持ちである可能性が低いので強気にサンダーがラティオスに電磁波を打って麻痺狙いで目覚めるパワー氷で2発で数的有利か、倒れたらスイクンの起点にし詰むのを目指す。
構築段階で同型意識の電磁波を持つか、HCベースのラティオス(C200ドラゴンクロー確定耐えと無振りラティオスを高乱数確定1)の竜の牙持ちも考えたが現環境のラティオスを高く評価している雰囲気も無く採用に踏み切れなかった。
蓋を開けてみたら、今回ラティオスがKP3位でこの辺は実戦経験の足りなさや普段からアンテナを張ってなかった自分の責任であるし決勝を通してスイクンを使うなら改めて相手のスイクンをどう捌くかを学ぶ事になった。
・【終わりに】
昨年の構築を1から見直し、自分の脳内と実戦は5戦程対戦した結果準優勝の2位でしたが、今回は下準備万全で勝てる自信はあったので悔しいです。
今後はカビゴンでラティオスを見るのではなく、カビゴン+HDベースメタグロスが基本になったりレジアイスなんかも見かける様になりそうです。
主催・スタッフ・対戦してくれた皆様ありがとうございました。