【CBDの効果は?】薬機法の裏文脈を解読する➀CBDMAX(シービーディマックス)
CBDオイルやその他サプリメントでは言えない大人の裏事情
今日から数回に渡って同じテーマでお送りしようと思っています。
そのテーマとは…CBDオイルや美容・健康サプリメントなど健康補助食品の説明書きをどう読むか?です。
皆さんは、医薬品、医薬部外品、化粧品、医療機器については、公に効果効能を謳うことができないのはご存知でしょうか。
これは日本に限ったことではなく、海外でもほとんど同じです。
この製品が具体的にどの疾患に効くとか、作用するとか、治るとか、そういうことを標榜できません。
本来その製品が何を目的とし、どんな疾病にフォーカスして作られているのかは、はっきりと言語化してはいけないわけですから、消費者の側にはストレートに伝わらないわけです。
そうなると、われわれ消費者サイドが、その文脈を解読する必要に迫られます。面倒くさい話ですが・・・
効果効能を理解するには消費者に知識と推察力が求められてしまう
例えば、一番わかりやすい例を挙げると、
「女性特有のお悩みに」
と書いてあれば、消費者側が想起するのは、まず婦人病ではないでしょうか。
生理痛かもしれないし、生理不順かもしれない、時にはご婦人がかかってしまう子宮がんなどを思い浮かべると思います。
人によっては、乳癌だったり、美容という推測をすることもあるかと思います。
それではこれはどうでしょうか。
「ホメオスタシスを高める」。
「ホメオスタシス」は「恒常性」とも言い表されますが、これは人間の身体が、生体としての状態を一定に保とうとする機能のことです。どんな環境下にあっても、動物には生体恒常性でもって、身体の調整メカニズムにより、いわゆる「健康」という状態を維持しようとする働きが備わっています。
そうなると、こういう記述をサプリの説明として見てしまうと、
「つまり体の調子を整えようっていうことだろ」
と思ってしまうのですが、それはあながち間違いではありません。
・・・間違いではないのですが・・・
ユーザーに情報収集力も求められてしまう!
僕の知る限り、この「恒常性を整える」の暗喩するところは実に幅広いんですよ。
幅広いながらも、おおかたの場合、「とある分野の疾病」を暗示している。
「恒常性」が活躍する場は、体温や血糖においてで、それらの正常化を促す機能を持ちます。
ですが、もうひとつ大切な点がある。
それは免疫です。
先に答えを言ってしまうようなものですが、健康体の人でも癌細胞は常に発生しています。けれどもざっくり言ってしまうと、免疫機能によって、癌細胞は死滅しているわけです。
もうおわかりかもしれません。「恒常性」「ホメオスタシス」を高める、整える、と言った注意書きの場合、癌に焦点を合わせて作られている製品であることが多いのです。
まどろっこしい、言葉遊びのように感じられるかもしれませんが、ユーザー側の読み取り力が問われるわけですね。