CBDの効能を最大限に引き出す専門家の5つの見解!CBDMAX(シービーディーマックス)
CBDは魔法の大麻分子なのか、それとも誤解されやすい一時的流行なのでしょうか?
大麻市場においてはCBDのみを含むCBDオイル製品に向かう大きなトレンドが確かにあり、医療大麻に警戒心を抱く幾つかの州において1つ、または2つのカンナビノイドを合法化する動きがあります。しかし多くの人がそのアプローチに反対しています。
何故ならアントラージュ効果として知られる大麻化合物間に働く相互作用的な相乗効果があるので、大麻が広くもたらす効能の多くは、THC、CBD、テルペンおよびその他カンナビノイドが同調して作用する“全草薬”によってのみ解き放たれるからです。
多くの州がCBDなどのカンナビノイドの限定的合法化を考慮し、また大麻を薬として使用する際にはアントラージュ効果が不可欠であるという考えがますます受け入れられていくなかで、全草薬について広く議論されてきました。
実際、一部の製品は、全草薬の価値を最大化するように特別に設計されています。たとえばファイヤーフライのヴェポライザー技術は、力強い対流技術を通じてアントラージュ効果の無数の効能をとらえるように設計されています。「ファイヤーフライ2はまさに、最も効率的な方法で全てのカンナビノイドやテルペンを届けるために設計されていました」ファイヤーフライのレイチェル・デュガスは言います。今のところこれらの科学的相互作用の複雑さを考えると、これが実際どれほど大麻の効能を最大化するのか指摘するのは難しいのです。
CBDの効果・効能に関する専門家の意見
このテーマに光をあてるために、大麻の異なる分野の専門家5人から成る討論会を企画しました。参加者は以下の通りです。
ジェシカ・ピーターズ(モクシー・メッズ創設者)
コンスタンス・フィンレイ(コンスタンス・セラピューティックス創設者)
メアリー・リン・マター看護師、MSN(ペイシェンツ・アウト・オブ・タイム共同創設者兼社長)
エロイーズ・テイセン看護師、MSN(アメリカ大麻看護師協会理事長)
ペリー・ソロモン医学士(HelloMD医務部長)
専門家の意見を聞いてみましょう。
CBDが単体で持つ効果とは?
メアリー・リン・マター:抗不安、抗炎症、抗発作、神経保護、骨刺激、抗けいれんなどです。
ジェシカ・ピーターズ:抗炎症、抗けいれん、抗増殖、鎮痛、抗不安、神経保護、抗精神病、制吐…。CBDの特性が何であうか技術的に答えることはできますが、これらの特性はTHCが無ければ出てきません。私が事例証拠を見てきている潜在的な新研究分野は、中毒に抗う特性です。CBDはこれらの神経経路のルートを変えるようです。
コンスタンス・フィンレイ:CBDには炎症、痛み、不安、精神病、けいれんなどに有効な効果を持つことが研究で示されてきましたが、これらの適用の大半はCBDのみで治療されたのではなく、実際ある程度のTHCを要求するということを注意するべきです。THCは、植物療法的化合物の役割を持ち、多くの同じ疾患に相対して証明されてきました。CBDは体内でTHCとは異なる受容体に作用します。
ペリー・ソロモン:CBD単体では、気分の落ち着きやリラックスをもたらすことができることが分かっています。CBDのその他薬効は、カンナビノイド受容体2(CB2)、ミュー受容体、デルタオピオイド受容体など全く別の経路から生じます。単体で摂取した場合、CBDは鎮静、抗酸化、抗不安、抗うつ効果などを脳にもたらしますが、THCのように明らかな精神活性的なハイは引き起こしません。CBDは、遺伝子発現を変え、アルツハイマー病に顕著なベータ・アミロイド斑を脳細胞から除去します。
これらの効果はどのように他の化合物によって増大・変化させるのか?
ピーターズ:かなり重大です。CBDが大麻ベースであることは、これらの特性に関して最も重要なことです。CBDに関連するTHC量の範囲は、異なる特性を持つでしょう。たとえばTHCとCBDが同量なら、最良の鎮痛剤となります。多くのテルペンも関係を持っており、この関係が存在するという事実がどんどん明らかになってきています。
エロイーズ・テイセン:CBDとTHCは共にあることでより良く作用するようです。互いの副作用を軽減します。
ソロモン:THCはCBDが持つ全ての効果を促進するように見えます。またCBDは THCに逆に作用するようです。イーサン・ルッソ博士は、テルペンなどの非カンナビノイド成分がTHCの中毒作用に対する抑制剤として作用することでTHCの治療指数を増加させることを実演し、この理論をさらに支持しています。
ルッソ博士が『フィトカンナビノイド-テルペノイド相乗効果』と呼ぶ効果は、大麻ベースの薬効抽出物の痛み、炎症、真菌・最近感染、うつ、不安、中毒、てんかん、がんなどを治療する可能性を増加させます。テルペンは受容体および神経伝達物質に作用します。
すなわちテルペンは脂質のなかで結合・分解する傾向があり、またセロトニン取り込み阻害剤(プロザックなどの抗うつ剤と同様に)として作用します。テルペンはノルエピネフリン活性を強化(エラヴィルなどの三環系抗うつ剤と同様に)し、またドーパミン活性を向上します。さらにテルペンはGABA(“アッパー”なグルタミン酸塩を無効にする“ダウナー”系神経伝達物質)を増大させます。しかし、さらなる詳細な研究が必要です。
マター:CBDは価値がありますが、その価値は全草の存在で強化されます。私たちはより個人に合わせた薬(個人とそのニーズに合わせた特定の割合で)を開発することができます。
全草薬はCBDのみの薬よりどれほど有効であるか?
ピーターズ:根本的に。その差は程遠いです。それはまるで違う物質を扱っているかのようです。
ソロモン:全草薬はいかなるCBDのみの製品よりも有効だと考えます。
テイセン:全草薬に尽きます。
マター:全草薬はより安全で有効です。それに(たとえあったとしても)耐性もより緩やかに形成されます。
フィンレイ:ほぼ全てのケースにおいて、全草薬の方がCBDのみの薬より100%有効です。
医療大麻の領域からTHCまたはその他大麻成分を除外する人に関する見解
フィンレイ:全ての人が、潜在的に利点をもたらす可能性がある全ての治療方法オプションにアクセスできるようにすべきであり、また人々は全ての大麻が同じように生産されているのではないことを注意すべきだ、と私は思います。ヘンプのCBDは、大麻のCBDが持つ薬効特性を持っていませんし、率直に言って粗悪製品ですね。
マター:免許なく医業を行う弁護士や政治家がいますが、彼らは自分たちが何を言っているのか分かっていません。THCを全くか微量しか含まないものを必要とする患者は明らかに存在しますが、膨大な大多数はTHCから恩恵を受けられます。全てのオプションが患者に対して開かれているべきであり、また最適に大麻薬を個人に適合させる方法を決めるのに役立つために引き続き研究が必要です。
ピーターズ:あまりにも極めて問題的なので、嘆かわしく感じているほどです。お役所仕事の壁が科学の壁を押し上げています。
完全なアントラージュ効果を得るために最適な大麻の消費方法は?
フィンレイ:伝達方法はその有効性や効果に関して大きく異なります。私は同僚が、治療効果を得るために大麻タバコを喫煙するのは水を飲むために雨に向けて口を開けるのと似たようなものだと言うのを聞いたことがあります。私たちが推奨する方法は、口腔摂取または舌下摂取、大麻抽出液を使用しても安全なハードウェアのヴェポライザーまたはヴェイプペンを通じた蒸気、局部的な影響のためには外用品がいいですね。
ピーターズ:花を蒸気化するのが確実に最も簡単なオプションの一つです。またチンキ剤、特に全草でアルコール(オーガニック・エタノール)を使用して抽出されたものがいいですね。
テイセン:蒸気療法または全草チンキ剤です。それを激減させない全ての抽出方法。
ヴェポライザー技術がどのようにアントラージュ効果を最大化するのか?
ヴェポライザーの世界では対流力学が、ヴェイプが活性成分や大麻花のフレイバー、全草濃縮物を網羅するプロセスです。これが有効性を最大化し、アントラージュ効果の効能を最適化します。ヴェポライザー技術はこの方面で進化し続けるにつれ、患者にとって全草薬の効能を探り、ニーズに合った大麻株を絞り込むのがどんどん簡単になるでしょ