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神も仏もない、能登半島へ行く

今年の正月以降、能登半島は天災に見舞われています。

1月1日(月)に震度7を観測した大地震。

9月21日(水)には観測史上最大雨量を観測する大雨が降りました。

その影響で、市民は普段通りの生活が出来ていないばかりか、多数の行方不明者がいます。

石川の友人に連絡して、身体が健康な私はボランティア活動へ行くことを決めました。

東京からボランティア活動に行く際の費用や、必要なもの。

ボランティア活動した後は、その状況と感想を伝え、ボランティア活動をすることが可能な人が行動してくださることがあれば嬉しいです。

まず、現在何があったのかを振り返ってみたいと思います。

令和6年能登半島地震


友人が撮影した五島屋ビル

令和6年元日の夕方、16時10分に起きたマグニチュード7.6の地震は、震源地が16kmと浅かったため、震度7を記録して大きな被害をもたらしました。

その被害は元日という特異な日に起きたこともあり、帰省中の住民などにも大きな影響が出て、一部地域で木造建築物の多くが全壊したのです。

余震は1月9日頃まで大きなものが続いて、被害を広げてしまいました。

震災直後には最大で40,000人以上が避難所で生活していましたが、8月末に復興予算の使い途が決まり、仮設住宅の9割が完成。
石川県内では9月末に全ての避難所の閉鎖が決定していました。

ところが、同年9月、今度はゲリラ豪雨が同地域を襲ったのです。

令和6年9月能登半島豪雨

令和6年9月21日(水)午前9時頃、被災地に線状降水帯が発生。

輪島市では、3時間で1ヶ月分の雨が降るなどして、観測史上最高雨量を記録。
輪島市は24時間で412ミリ、私が今回訪れる震源地でもある珠洲市(すずし)では315ミリと、とてつもない量の雨が降りました。

能登半島では経験したことのない降雨量で、土砂災害が発生。

砂防ダムを遥かに超えて、土石と大木が大量に街へ流れ出ました。

地震によって山にダメージが残っていたことで、流木や土砂が川に多く流されて、家々を押し出していったようです。

多くの田畑が冠水し、地震の避難場所になっていた一部の仮設住宅までもが床上浸水に。

4市1町で浸水家屋は1,300件を超えて、地震からの復興へ向かっている中で大きなダメージを負ったのです。

奥能登に至っては、二次災害ではなく三重の災害だったとの声も聞こえてきました。

令和5年5月5日奥能登地震

能登半島は2020年末頃から震度1以上の地震が急増、その数は500を数え、何度か大きな地震も発生。

2023年5月5日(金)14:42頃にはマグニチュード6.5の大地震が能登半島沖で発生、珠洲市で震度6強の大きな揺れを観測しました。

500を超える家屋が損壊。

珠洲市及び近隣では、この復興作業中での「令和6年能登半島地震」、そして「令和6年9月能登半島豪雨」が襲ってきたのです。

行政や民間で力を合わせた復興作業が、今も続いています。

きっかけは前田日明

さて、私は能登半島のニュースに限らず、基本的にニュースを極力見聞きしないようにしていました。

特に予定外のニュースが展開されるテレビは絶対に見ないような生活。

良い歳をして恥ずかしいことかもしれませんが、私の年齢になると前頭葉が縮小。
感情のコントロールが効きにくくなることを学び、特に2022年4月のロシア・ウクライナ戦争以降は避けることを決めていたのです。

日本に住んでいたら誰でも、自然や地球の素晴らしさを感じたことがあると思います。

もし、人間程度の知能がある地球外生命体がいると仮定して、宇宙から地球を見て戦争をしているところを見たとしたら、「頭悪っ」というでしょう。

生物は種の保存が最大の本能で、種が長きに渡って暮らしていかなければならない環境を壊す行為は、アホとしか言いようがないと個人的には考えています。

ですので、戦争のニュースを見聞きすると悲しみと怒りでいっぱいになります。
日本ではメインに必ず入ってくるトピックで、最もタイムテーブルが予想出来ないテレビのニュースは遠避けることを2年前に決めました。

そんな中、SNSに流れてきてしまった石川県知事 馳浩(はせ ひろし)氏に怒る前田日明(まえだ あきら)氏の見出しを見つけたのです。

彼らは新日本プロレスの先輩後輩の関係。

前田日明氏は馳浩知事に対して、現場にもおらず、東京にいることを激怒している様子のYoutubeまでをチェック。

10月19日(土)時点で振り返ると、馳浩知事は現場にも出向き、「令和6年9月能登半島豪雨」について15回を数える災害対策本部員会議をしている様子が、石川県のXから発信されていました。

災害の状況を前田日明氏のYoutube経由から改めて認識させられた私は、石川が地元の友人にLINEをしたのでした。

そこで帰ってきた答えが「相当大変、神も仏もない」だったのです。

健康な内に、神も仏も出来ないことを

私には多額の寄付をするような財力はありません。

しかし幸いなことに、足腰はしっかり動き、体力があります。

神も仏もない彼の地へ、足腰が動く人間なら役に立つだろうか?と調べたらすぐに出てきました。

過去、ボランティアに行く約束をして反故にしたことがあります。

長年自分の中で引っ掛かっていたこともあり、すぐに予定を組んで珠洲市に土砂や泥水の除去、災害廃棄物の片付けのボランティアに参加することを決意。

金沢駅にAM6:20に集合(現地9:30着)とのことで、東京に住んでいる私は前乗りする必要があります。

必要なものを近所のホームセンターと、amazonで揃えました。

ボランティアに必要な道具と費用等

長靴、防塵マスク、ゴーグル、防刃手袋

交通費や宿泊費などの必要な経費と、道具などを公開していきたいと思います。

住まいからは大宮から新幹線に乗って金沢に行くのが最も早いようでした。

チケットを発行せずにSuicaで乗車するプランにすると、新幹線の片道が12,270円(往復24,540円)。
駅前のホテルが8,500円
長靴:2,750円
防塵マスク:1,315円
防刃手袋:1,109円(amazon)
ゴーグル:690円

合計:38,904円

購入していないもので、現地調達や持参するものとしては
長袖 / 長ズボン / 着替え / 着替えを詰めるビニール / カッパ / 懐中電灯 / 飲用水 (金沢で調達)/  保険証・免許証

車で行くことも検討しましたが、6時間弱かかる道のりを集中力欠如が著しい昨今の私には、難しいと判断。

電車でも持っていけそうな荷物なので、時間がある方で健康な方は誰でも行けると思います。

日程

私が向かうのは珠洲市で、金沢駅からバスで現地へ。

9:30〜15:30までの6時間、土砂や泥水の除去、災害廃棄物の片付けを行うようです。

次回、ボランティア活動の報告をあげたいと思います。

写真も撮れれば掲載する予定です。

まだまだボランティア活動を募っている


石川県災害対策ボランティア本部のページスクショ

様々な団体や行政がボランティアを募っています。

石川県の募集は、Xでも展開。

金沢駅までの交通費を支給する団体のボランティア募集などもありました。

私が応募したのは、石川県災害対策ボランティア本部と、公益財団法人 石川県県民ボランティアセンターが行っているもの(上記画像)。

受付はこちらから募っています。


こちらボランティア募集情報をクリック


スケジュールを簡単に選べます

自分のスケジュールに合わせ、簡単に応募出来たのでこちらにしました。

電話での問い合わせなどは1秒もする必要がなく、簡単です。

手間もかからないので、ボランティアを検討している方は行ってみてはいかがでしょうか?



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