CBD(カンナビジオール)とは?
この記事はCBDに興味を持たれた方がまずCBDをご理解いただけるように簡単に説明しています。3分でCBDの概要が理解できます。
本記事の執筆に際しては以下のページを参照させていただきました。
CBDとは?
CBDは大麻草(ヘンプやマリファナ)に含まれる有効(カンナビノイド)成分のうちの一つのカンナビノイド成分です。CBDは大麻成分のうち多くの部分を占めると言われており、日本でもECサイトや店頭で購入が可能であり使用が認められています。
大麻草(マリファナ)というと世間一般的には「だめ、絶対」と言われているように違法薬物のイメージがあるかもしれませんが一般的に大麻の作用として知られる成分はTHC(テトラヒドロカンナビノール)という成分です。THCは精神活性作用(多幸感など)があると同時に、THCは日本では厳しい法律が定められています。
大麻取締法 第1条
「大麻」とは、大麻草(カンナビス・サティバ・エル)及びその製品をいう。ただし、大麻草の成熟した茎及びその製品(樹脂を除く。)並びに大麻草の種子及びその製品を除く。
※参考・昭和23年に施行・大麻取締法条文※
CBDの効果/効能
人間や動物の体内にはエンドカンナビノイドシステム(ECS)という身体の発達と老化、免疫調整、感情制御、運動機能、 神経保護、など様々な身体機能の調整を行っている身体調節機能があります。
このECSにCBDが働きかけることによってCBDは人体に好影響をもたらすと言われています。多くの臨床結果により下記のような効果がすでに証明されておりさらに研究は進められています。この件についてはハーバード大学のメディカルスクールからも記事が出ています。
CBDの効果
抗ガン効果・抗炎症効果・抗不安効果・鎮痛効果・神経保護効果・抗酸化効果・抗菌効果
CBDの効果のうち主に期待されている代表的なものについていくつか紹介します。
1. 不眠症
CBDにはリラックス効果があると言われています。自律神経を整え心の不安を取り除く効果が期待されています。CBDは睡眠の導入時に利用されている方が多くいらっしゃいます。
2. 偏頭痛
CBDオイルには優れた鎮痛効果があると言われており、頭痛全般に効果が期待すことができます。とくに片頭痛や緊張型頭痛は、主に肩凝りや体の筋肉の炎症によって症状が悪化しますが、CBDには細胞の炎症を抑える「抗炎症作用」もあるので、筋肉の緊張による頭痛の悪化を予防するのにも役立ちます。
3. 痛み
CBDはアメリカでは格闘技やアメフトなど怪我の多いスポーツを中心にすでに注目をあつめています。これもCBDが持つ痛みや炎症に効く効果や、リラックス成分などが作用しておりスポーツ後に使用する軟膏などが発売されています。
CBDの用途
ここではCBDの主な利用方法について紹介いたします。CBD製品には様々な製品タイプが存在しているため、自分にあった方法を見つけることができるのが良いと思います。
オイル
最も一般的な使用方法であり、経口摂取が主になります。吸引タイプが苦手な方にも最も使いやすい形です。
リキッド/Vape(ベイプ)
煙を吸引してCBDを摂取するタイプであり、CBDオイルのベタつきが気になる方や普段から喫煙されている人に愛用されているタイプです。
食品
CBD入りのグミやガムなど、手軽に楽しめるものから、ピザの上にCBDオイルでかけたり、コーヒーにCBDオイルを混ぜるといった形で販売されており、仕事に集中したい時に手軽にといった意図や、オーガニック食品を普段から愛用している人がその延長で使用しています。
サプリメント
CBDを最も簡単に摂取できるようにしており、さらに用途によって必要な成分を追加しているため、"朝起きた時はスッキリ出来るサプリ""寝る前は眠気を感じるサプリ"といった形で使い分けをしながら使用されています。
ペット用オイル
ペット用製品も出ており、主な使用用途としては、不安症の子に与えるといったものになります。先に記載した通り、CBDには不安を抑制する効果が期待されているため、すぐに不安で吠えてしまう子などに使われる人が多いようです。
法律/安全について
国内では、一般的な大麻の使用は禁止されていますが、条件があり、「THCを含む」「大麻草の葉を使用したもの」が禁止されているだけであり、大麻成分のうちのCBDを大麻草の茎と種子から抽出したものについては合法と見なされています。
基本的に国内で流通しているものに関しては、上記のチェックを厚生労働省に受け、その後税関で商品の成分チェックなどをした上で法律的に問題ないと見なされた商品のみが輸入されています。
使用上の注意点
特に使用した上での事故や大きな悪影響に関しては観測されておらず、これはWHOのレポートでも示されています。しかし眠気が発生する場合もあるようなので運転前は控えたほうが良さそうです。また妊婦の方や他に摂取されている医薬品がある方は医師に必ず相談したほうが良いと思います。
CBDやカンナビノイド成分については、まだまだ実証データが少ないとはいえ、WHO(世界保険機関)も認める安全で身体の健康に確かに効果のある成分となります。
※CBDの効果効能に関しては、海外のレポートを参考にした「研究」のご紹介であり本サイトで販売している商品の効果効能を謳うものではありません。