ルーキースケール契約
こんにちは。
今回は、ルーキースケール契約について書いていきます。
ルーキースケール契約とは、1巡目指名選手と結ぶ契約のことです。
ドラフトから3年が経過すると普通の契約を結ぶことができるという例外はありますが、それ以外の1巡目ルーキーはこのルーキースケール契約を結ぶ必要があります。
2年+チームオプション(別記事参照)2年の契約で、金額はCBAによって順位ごとに定められています(具体的な内容はこちら)。(Qualifying Offerに関しては別記事で解説します。)
チームはこのスケールの80〜120%の金額で契約することができますが、ほとんどが120%です。
例外条項③に書きましたが、このルーキースケール契約はサラリーキャップを超えても結ぶことが可能です。
オプションの記事でも書きましたが、ルーキースケール契約のチームオプションは前シーズンのモラトリアム(いわゆるFA解禁期間)明けから10月31日までの間に進退を決める必要があります。
またこのチームオプションを破棄した場合、このチームオプションの金額より高い金額で再契約することはできません。
このルールによって、ルーキースケールを回避して多くのお金を与えるということができなくなります。
また、このルーキースケール契約を終えた場合、制限付きFAにすることができます。
詳しくは別記事で解説しますが、一言でいえば、チームが望めば強制的に残留させられるというルールです。
これによってチームは実質的に1巡目指名選手を8〜9年のスパンで長期的に見ることができます。
色々書いて分かりにくくなってしまいましたがまとめると、安く長く、サラリーキャップを超えてもよく、契約の際も強制的に残留させることができるので非常に便利な契約ということです。
そのため指名権、若手の価値は非常に高く、多くのトレードに含まれているということですね。
今回は以上です。
お読みいただきありがとうございました。
(今回はCBA FAQ47、49を参照しました)