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【遊戯王OCG】2024年6月からふだ統計~遊戯王大会結果分析~

割引あり

「閉ザサレシ新幹線ノ半島(サロス=エレス・ナガサキケン)」よりこんにちわ。C.Bです。
毎月300~400の大会情報をXの「#からふだ」から拾って、その集計ならび報告を行っています。

6月の遊戯王は「TACTICAL-TRY DECK」の発売による衝撃が凄まじく、とんでもなく優秀な再録に多くのデュエリストが歓喜し、マスターデュエル勢が手に取ってくれたのではないでしょうか。
私の周りでも”これを機に買ってみた”という人が多く見られます。
今後も店頭に置き続けてくれる様子なので、是非始める人が多く表れて欲しいものです。

新規カードとしては『アニメーションクロニクル 2024』により大きな動きとまではありませんでしたが、それでも「死霊公爵」「ギミック・パペット-キラーナイト」など環境シーンでも見かけるカードがありました。

そんな躍進の6月
・どのようなデッキが優勝していたのか。
・各地方で多いデッキは何なのか。
・どんなサイドデッキが流行しているのか。
・優勝シェア50%以内のデッキはサイドデッキをしているのか。

環境を数字で語っていきます!


6月優勝統計

6月に報告のあったデッキ数は492でした。
さっそく見ていきましょう!

優勝シェア3位【ユベル】

「悪魔の力~身に着けた~」
思えば「破械」から始まっていたのかもしれない悪魔族強化の流れ。
「ユベル」を軸に据えた時点で充分環境で戦えるパワーを身に着けましたが、それに加えて「デモンスミス」まで来たことで悪魔族のみでも恐ろしい程の展開力を発揮できるようになりました。
7月のリミットレギュレーション変更の影響がほぼ0な【ユベル】
今期も期待できそうです。

優勝シェア2位【スネークアイ】

「悪魔の力~身に着けた~」(2回目)
高い展開力を「デモンスミス」「スネークアイ」の両面から発揮できる【スネークアイ】デッキが2位となりました。
恐ろしいのはリンク召喚を活用することで、属性種族的にはシナジーの無い「デモンスミス」「スネークアイ」の展開が何故か繋がり、どちらの動きからももう片方へ発展させることができるということ。
そして、そんな展開力を何故か手札誘発をたっぷり採用したまま発揮することができるということ。
7月では「スネークアイ・エクセル」「篝火」が規制を受け初動枚数が減りましたが、まだまだ勢いが衰える雰囲気はないため7月環境も引き続き使われております。

優勝シェア1位【天盃】

優勝シェア1位は【天盃】、前期王者の高い優勝率を見せつける結果となりました。
こちらは「幻禄の天盃龍」「ドラ・ドラ」による初動の安定性向上によりワンキル初動をさらに確保し、その攻撃力により先攻有利な遊戯王をぶっ壊しました。
7月は強力なフィールド魔法である「盃満ちる燦幻荘」が強めの規制を受けたため、明確に優勝の勢いが落ちている様子が見られていますが、それでも強力なワンキルデッキであることには変わりないため、まだまだ大会環境を見据える上では意識しておく必要のあるデッキには変わりないでしょう

6月優勝デッキの各週推移位

【ユベル】の数が増加すると共に【天盃】が減少する様から、やはり対面した時は【ユベル】有利である様子が伺えます。
6月3週目から4週目にかけて【スネークアイ】【ユベル】が増加しているのは新リミットレギュレーションで「デモンスミス」が規制を受けなかったことによる使用者の増加でしょう。

【天盃】は4週目も増加しておりますが、上記とは逆に新リミットレギュレーション構築でもパワーダウンしていないかを確認する意味で使用者が増えていた印象です。
既存リミットレギュレーション、新リミットレギュレーションの構築は半々程度だったため、強い内の使い納めももちろん見受けられました。

その他目を引いたデッキとしては【粛声】【メメント】【転生炎獣】でしょう。
6月2週目に数が減少した後、7月からの新環境を見据えて使用者が増加している様子が見て取れます。
6月4週目に新リミットレギュレーションが発表され、「デモンスミス」がノータッチ、【天盃】【スネークアイ】が多少規制を受けたがまだ存命という情報により、そちらに使用者が流れたのか増加の伸びが途絶えてしまいました。
しかし、裏を返せばそれらの規制が強まれば環境を獲りに行けるデッキだと指示されているということ。
今後の動きに注目です。

5月から6月にかけてだんだんと【天盃】が減少しており、リミットレギュレーション発表を戦々恐々としながら迎えたデュエリストが多かったことが分かります。
それに伴って次環境での活躍が見込める【ユベル】が勢いを強めており多くのデュエリストが【ユベル】に7月王者の可能性を感じている様子です。

2024年4月~6月の優勝報告

使用率9%以上を記録したデッキを抽出

終始【天盃】が環境を支配していたことが分かります。
4月には【ユベル】【キマイラ】【炎王】が環境を獲るべく競り続けていましたが、5月は【炎王】【スネークアイ】が頭1つ抜け、6月には【スネークアイ】【ユベル】が活躍する形となりました。

終始16%以上の優勝シェア率を残し続けた【天盃】の強さの秘訣は間違いなく”手軽さ”があったのではないでしょうか。
毎試合緻密なプレイングが求められ、それが1日中続くとなると疲弊するもの。
CSを短距離走と捉えるか、長距離走と捉えるかというのは使用デッキを考えるポイントに見据えてもいいのかもしれません。
そういう意味で、私は【R-ACE】の先攻ワンキルルートは高く支持しています。

#からふだ で見る日本地図

「#からふだ で見る日本地図」の6月版!
それぞれの環境を見ていきましょう。

関東地方は【スネークアイ】の数が激増し【天盃】にあと1歩で届く程になっております。
規制の影響を考えると7月環境は【スネークアイ】が1位、【天盃】は2位に落ちるのではないでしょうか。

近畿地方は【天盃】を【ユベル】が追いかける形となっており、地方間の環境差が伺えます。
先月から近畿の合計優勝数報告が147→119へ減っているため全体的に優勝数DOWNの結果となっておりますが、それでも毎日優勝報告が上がっている【天盃】は流石と言えるでしょう。

九州地方は関東と同様【天盃】を【スネークアイ】が追いかける形ですが、意外なことに3位に【霊獣】がつけております。
「ディメンション・アトラクター」が活用できるという強力な個性があり、独特な挙動が多いため”分からん殺し”ができるデッキとなっております。
対戦経験の有無で戦いやすさが大きく変わるため、大会出場を見据える場合は一度他の人に頼んで対戦練習してみるのもいいかもしれませんね。

流行しているサイドデッキ

採用率5%以上のカード

採用率5%以上のサイドデッキ採用カードはこのようになりました。

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