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【ラッシュデュエル】5月優勝分析
はじめましての方ははじめまして
私のことをTwitterで知ってくださった方はここまで来て下さり有難うございます
普段はTwitterで遊戯王、ラッシュデュエルの優勝統計を取っております、C.Bと申します
デッキ統計を取り始めて半年、noteでより詳しい統計結果を発信できたらと思います
では5月ラッシュデュエル統計、さっそく見ていきましょう!
5月優勝統計
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4月から大きく動きのあった優勝統計。
「サイバー・ドラゴン」が優勝シェア1位に返り咲き、「エクスキューティー」も負けじと順位を2位に留めました。
「アビスマキシマム」系のデッキや「闇・ギャラクシー」なども使用数が増加しております。
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大きく「エクスキューティー」が減っているのは対エクスキューティーとして登場した「ディープシー・ハンター」「マッドレア・アクエラ」が強く機能したからでしょう。
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特に「マッドレア・アクエラ」はこのカード1枚で相手フィールドの「エクスキューティー」モンスターを3体処理しうる性能をしています。
単純に2回攻撃ができるモンスターとして「プルグラース・スピアース」とコンボで使用されたりと活用の幅が広いため、単純なメタカード以上のパワーを秘めています。
それを主軸にしたデッキも6月には優勝報告が上がっており「閃光のオブリビオン」発売後カード研究が進んで表れ始めたデッキタイプとなっております。詳細は来月まとめをお楽しみに!
ちなみに、「閃光のオブリビオン」は5/13に発売されており、「エクスキューティー」が優勝数を減らしているところから「閃光のオブリビオン」による環境への影響は確実に表れています。
しかし、「セブンス・ワンダー・フュージョン」を主軸にしたデッキ(登録名は「ワンダー・フュージョン」としています)の優勝報告は5月中2個のみと非常に少なかったです。
おそらくまだデッキ調整中であり事故が多かったか、6月開催のギャラクシーカップを見据えて表に出していなかったかではないかと考えています。
はたして6月にどれほど「ワンダー・フュージョン」デッキが優勝シェアを伸ばしていくか、予想してみてください!
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5月流行りのレジェンドカード(モンスター)
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LEGENDモンスターカードシェア1位は「雷帝ザボルグ」
このカードは非常に強力と言えるポイントがいくつもあります。
【強い理由①】レベル5
レベル6に対しては「マッドレア・アクエラ」、レベル7~8は「エクスキューティー・リュミエル」とメジャーなカードの中でメタカードが存在していますが、レベル5に対してはそのようなカードはありません。
ただし、現在「サイバー・ドラゴン」も環境で活躍しているため、「サイバー・ドラゴン」1強の環境が訪れたらレベル5に対するメタカードも登場するかもしれませんね。
【強い理由②】攻撃力2400+モンスター破壊
LEGENDカードにふさわしい1体リリースで出せるモンスターとしては破格の攻撃力2400。
充分戦線を維持することができ、隙の無いステータスです。
さらにそこに付属するモンスターの破壊効果。
最近は破壊されないモンスターも現れていますがそのようなモンスターは往々に場に出すために多くのリソースを吐き、出てくるまでに時間がかかります。
その点「雷帝ザボルグ」は1体リリースで出すことができる速攻性を持っており、ゲームスピードを上げて「出る前にLPを0にする」を達成しやすくしてくれます。
【強い理由③】デッキを選ばない汎用性
1体リリースで出せるお手軽さ、その効果の便利さにより入れるデッキを選びません。
「エクスキューティー」でも「サイバー・ドラゴン」でも「アビスマキシマム」でも入れることができます。
もちろん突き詰めた時にシナジーやコンボの観点で、他のLEGENDカードに軍配が上がる場合もありますが、今後このカードはサイドデッキまで見据えた時に採用率が非常に高いカードになるのではないかと考えております。
【強い理由④】かっこいい
え、OCGよりかっこよくない?
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ということでLEGENDモンスターカード傾向を見ても分かる通り、「雷帝ザボルグ」の数爆増です。
「偉大魔獣ガーゼット」が負けじと2位、これは「アビスマキシマム」デッキでの確定1ターンキルコンボもあり、「アビスマキシマム」あるところに「ガーゼット」ありと言った感じです。
3位は逆に「アビスマキシマム」をメタにとる「虚無魔人」。
これは「サイバー・ドラゴン」や「エクスキューティー」などにも有効なためサイドデッキまで見ると採用率は1位かもしれませんね。
5月流行りのレジェンドカード(魔法)
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5月の魔法シェア1位は「ブラック・ホール」。
強力なリセット性能は自分が使った時の安心感と共に、相手に使われた時のヘイトも同時に買っている様子を伺います。
あまりにも強力なため「ブラック・ホール」だけはセットせずに手札に持っておくプレイングがあるほど。
そして個人的に面白いのはシェア2位、何と「大嵐」が上がってきております。
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「アビスマキシマム」で多く採用されていた「天使の施し」「悪夢再び」が数を落とし、シェア率が伸びた「大嵐」。
この背景には以下の理由が考えられます。
【理由①】「エクスキューティー」の低速化
今まで大会環境TOPをひた走っていた「エクスキューティー」が規制により大きく速度を落としました。
その結果、罠を多く採用したタイプのデッキとして活躍するようになっております。
「エクスキューティー」には「エクスキューティー・エマージェンシー!」「エクスキューティー・キャッチ!」と強力な罠があり、規制により魔法カードに対する依存度が下がったため無理なく「傲慢な壺」を詰めるようになりました。
ドローにより強力な罠を引き込み、それらをセットする相手。自然と対策カードとして「大嵐」が採用されるわけです。
【理由②】機械族用万能罠「バトル左遷」
優勝シェア1位の「サイバー・ドラゴン」には機械族専用罠カード「バトル左遷」があります。
レベルを問わず攻撃を止めることができ、特に「マキシマム」デッキは未マキシマム状態で戦闘を行って「バトル左遷」で攻撃を止められると守備力0を晒してしまいます。
機械族には「鋼機神ミラーイノベイター」がおり、低い守備力のモンスターは良いカモです。
「大嵐」で安全に攻撃を通すことは守備力の低い「エクスキューティー」「アビスマキシマム」どちらにも必要な動きと言えます。
【理由③】エースモンスターの攻撃力の増加
次項目である「LEGEND罠カード」でも分かることですが、「魔法の筒」の採用率が上がっております。
理由は明白、エースモンスターの攻撃力が軒並み上がっているためです。
「アビスマキシマム」では攻撃力4000、「サイバー・ドラゴン」では攻撃力5600や攻撃力8000を狙い、実際にそれらが出たら勝負を決する場合が多いです。
しかしそれらのモンスターが最も恐れるのは「魔法の筒」、こちらが決めるつもりが逆にLPを0にされる危険性のある恐ろしいカードです。
大型モンスターを出すデッキ程「大嵐」を採用するのは当然と言えるでしょう。
5月流行りのレジェンドカード(罠)
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上記でも述べましたがシェア1位は「魔法の筒」、このカードによる強力なカウンターはデュエルをひっくり返す性能です。
そして同列採用率の「激流葬」「聖なるバリア -ミラーフォース-」「邪神の大災害」
コンボよりで安定性の低い「邪神の大災害」ですが、一度回り始めると癖になる強さでその魅力に取りつかれている層が一定数いるようですね。
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個人的に気になるのは「落とし穴」「炸裂装甲」を採用している人がいることです。
どちらも名称指定のサポートカードを有し、墓地に落ちたら他のカードが活きる「邪神の大災害」と同じ性能をしております。
特に「落とし穴」は召喚に反応してモンスターを除去できるため、今後増えることが予想される「雷帝ザボルグ」に強いという他のLEGEND罠との差別点があります。
伸びしろ充分!非常に楽しみです。
総括
6月のギャラクシーカップ前の静けさもある5月大会まとめでした。
私自身ギャラクシーカップに出場するということもあり、まとめるのが遅くなりましたが何とか6月中にまとめられて一安心です。
6月の大会はギャラクシーカップも踏まえた結果となるため大きく環境が動く予感、乞うご期待!
あ、ちなみに私のギャラクシーカップは無事1回戦敗退でした。
参加賞の「マジェスティック・マスターバースト」2枚を軸に頑張ってデッキ作ろうと思います。
追記
ムアイクさんコメント有難うございます!
「闇・ギャラクシー族」のLEGENDカードとしては、5月は以下のような採用のされ方でした。
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「ヴォイドヴェルグ・アポカリプス」「ヴォイドヴェルグ・プロトスター」の追加効果を発揮するために「ブラック・ホール」の採用率が100%となってますね。
モンスターは闇属性で相性の良い「堕天使ゼラート」が人気ですね。「ブラック・ホール」と合わせて全体破壊を2枚構えることができるのは「闇・ギャラクシー族」デッキの利点でしょう。
罠は人それぞれといった感じでしょうか。人気どころの3枚にそれぞれバラけています。
enoughさんコメント有難うございます!
「サイバー・ドラゴン」デッキのLEGENDカードとしては、5月は以下のような採用のされ方でした。
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LEGEND魔法カードで「パワー・ボンド」以外は「融合」と「ブラック・ホール」が採用されていました。
両方のデッキに共通して言えることとして、「傲慢な壺」の採用枚数が3枚となっていました。
フュージョンは主軸ではなく、「傲慢な壺」によるドローでアドバンテージを稼いで勝利を目指すプランを取っているようです。
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