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【遊戯王OCG】2023年5月優勝分析まとめ

はじめましての方ははじめまして。
私のことをTwitterで知ってくださった方はここまで来て下さり有難うございます。
普段はTwitterで遊戯王、ラッシュデュエルの優勝統計を取っております、C.Bと申します。
今回ちょっと力を入れて統計をまとめようと思います、皆様の参考になれば幸いです。

では遊戯王OCG5月優勝統計、さっそく見ていきましょう!


5月優勝統計

5月優勝統計

5月中 #からふだ で上がった全400の優勝デッキの中で最も優勝数の多かったデッキは「ピュアリィ」となりました。
「ピュアリィ」はその半分が「暗黒界」と組み合わせられており、一時は「救いの架け橋」を混ぜたり「クシャトリラ」と組み合わせたりと構築に多様性が見られていましたが、現在は「暗黒界」と合わせた形が大多数となっております。
先攻では「エクスピュアリィ・ノアール」による非常に硬い耐性+手数の多い除去+リソース回復能力で押し合い、後攻は「エクスピュアリィ・ハピネス」によるワンターンキルがあるため、先攻後攻どちらも強力無比な戦術があるのが特徴です。

ただし、切り札の「エクスピュアリィ・ノアール」が強力すぎる故多くのデッキで対策カードが必ず採用されるような状態になっており、環境でまず最初に対策を講じるべきトップメタとなっております。
有名な対策カードは「壊獣」「浮幽さくら」「サタンクロース」「俱利伽羅天童」「エクシーズ・オーバーディレイ」が挙げられます。
また「幽鬼うさぎ」でランク2「ピュアリィ」エクシーズモンスター(「エピュアリィ・プランプ」など)を破壊することで「エクスピュアリィ・ノアール」まで繋げさせないという手もあります。

間違いなく環境の中心にいたカード
5月優勝傾向

次いで4月から大きく数を伸ばしたのが「斬機」と「R-ACE」、「斬機」は「斬機サーキュラー」が通れば展開を大きく伸ばすことができ、「ファイアウォール・ドラゴン・ダークフルード-ネオテンペスト」を用いることで②効果で「メレオロジック・アグリゲーター」「サイバース・ディセーブルム」を墓地へ送り攻撃力を上げながら妨害を行うことができます。
さらに先攻展開時は「斬機超階乗」が準備されていることも多く、妨害がモンスター効果、罠とバラけているため妨害の質が高く1枚の捲り札で妨害が全て剥がされることはありません。
もちろん後攻では「アクセスコード・トーカー」の突破力がありこのデッキ相手に守り切ることは容易ではありません。
手札誘発のほとんどが手痛く刺さるという欠点はありますが、展開に繋がるカードを無数に採用することができるため、手札誘発を受けながらも手数の暴力で無理矢理突破していくことができます。

「斬機超階乗」から出るこのカードも大きな脅威です

「R-ACE」は「デュエリスト・ネクサス」で登場した「R-ACEプリベンター」と「EMERGENCY!」により大化けしました。
「R-ACEプリベンター」により火力や妨害力の獲得もさることながら、展開力が後押しされたことが大きな変化点でしょう。
「R-ACEプリベンター」でモンスターの頭数をかさ増しすることで「沼地のドロゴン」や「デコード・トーカー・ヒートソウル」を出せるようになり、「R-ACE」が最も受けたくない手札誘発「エフェクト・ヴェーラー」「無限泡影」の対策や往復2枚ドローによる手数の確保ができるようになりました。
「EMERGENCY!」はさらに活用の幅が広く、デッキからの特殊召喚とリリースが1つの効果の中に同居しているため、対象を取る効果からのサクリファイスエスケープが可能です。
「R-ACE」デッキはエースカードである「R-ACEタービュランス」の②効果を如何に通すかで勝負が大きく動くデッキであるため、明確な弱点である「エフェクト・ヴェーラー」「無限泡影」を対策することもでき「R-ACEタービュランス」を呼んでくることもできる「EMERGENCY!」は「R-ACE」デッキを支える屋台骨です。

環境の特徴としては手札誘発の打ちどころのある「ピュアリィ」「斬機」が環境を走る上、先攻ワンターンキルや先攻5枚ハンデスなど動きを通したら負けが確定するデッキが存在したため全体的に手札誘発を採用する傾向にありましたが、「R-ACE」には致命傷になる手札誘発が無いため追い風が吹いていた構図でした。
手札誘発が痛くないという意味では「ラビュリンス」も同様ですね。

流行している手札誘発

5月手札誘発トレンド

広く刺さる「増殖するG」「灰流うらら」「無限泡影」がTOP3となっております。
「増殖するG」に至っては2.54枚と四捨五入したら3枚になる数になっております。
この数字は400個全デッキの平均であるため、手札誘発を入れない傾向にある「神碑」や入れるか入れないかがマチマチな「閃刀姫」「サブテラー」なども含めた上で2.54枚と算出されています。
どれほど環境における使用率が高いか伺うことができますね。

平均枚数が1枚未満になっている手札誘発は特定のデッキへのメタという雰囲気を感じます。
デッキにも1枚入れておき、相手に応じてサイドチェンジ時に入れ替えて枚数を増減させる運用方法をしている人も多いのではないでしょうか。
サイドデッキにおける手札誘発の傾向を追うことで、デッキごとにどのような相手を想定してサイドデッキを構築しているかが読み取れそうです。

まとめ

5月のまとめを7月にあげるのはタイミングをだいぶ逃していますが、6月のまとめへの伏線としては必要でしょう。
6月の結果がこれで比較できるというものです。
本命は6月ですが5月も手を抜かず執筆しました。
もし見て頂けるのであれば、詳細分析も読んで頂けたら嬉しいです。
各デッキの特徴が表れて面白いのではないかと思います。

詳細分析

ここからは環境に多い各デッキ毎の詳細分析を行っていきます。
全体平均に埋もれていたカテゴリー特有の傾向を掘り出していきましょう。
今回はひとまず優勝数TOP3から「ピュアリィ」「斬機」「R-ACE」です。
5月まとめを7月にあげるというタイミングを逃したものになっておりますし、お試しの記事ということでお安い価格で公開させて頂きます。

【ピュアリィ】

かわいいは正義
メインデッキに採用されている手札誘発

全デッキで3枚採用されていた「増殖するG」
次いで「ドロール&ロックバード」が平均2.5枚、サーチと特殊召喚を駆使する「斬機」に強く睨みを利かせられますし、その他デッキにも広く有効な手札誘発です。
合計枚数は10.65枚、非常に多くの手札誘発を採用する傾向にありました。

メインデッキに採用されている汎用カード

メインデッキに採用されている汎用カードは非常に少なく、お守りとして「三戦の才」を入れている傾向がある程度です。
合計は2.47枚、「三戦の才」を1枚入れた後、「R-ACE」対策の「レッド・リブート」を入れたらもう平均近く入れてることになります。

サイドデッキに採用されている手札誘発

「ニビル」に「深淵の獣」と対「斬機」を強く意識した手札誘発が多くサイドデッキに入っているようです。
「無限泡影」は「R-ACE」への対策になりますし、多くのデッキに有効なためメインデッキから省いた分がサイドデッキに入っている印象です。

サイドデッキに入っている汎用カード

後攻を想定した「拮抗勝負」、魔法罠を除外することで「ラビュリンス」「ピュアリィ」等が再利用できなくする「コズミック・サイクロン」が特に人気です。
「ピュアリィ」ミラーで活きてくる「俱利伽羅天童」「壊獣」、「R-ACE」対策の「レッド・リブート」「ハーピィの羽根箒」など各環境に合わせた対策カードがちらほらといった様子です。

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