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【ラッシュデュエル】1月ラッシュデュエル大会結果分析

「閉ザサレシ新幹線ノ半島(サロス=エレス・ナガサキケン)」よりこんにちわ。
C.Bです。
毎月300~400の大会情報を#からふだ を元にXから拾って、その集計ならび報告を行っています。

12/16に『ハイグレードコレクション』が発売され、その研究が進んだ2024年1月のラッシュデュエル。
同時期にドラゴンズデュエルトーナメントも開催され特殊なリミットレギュレーションにより新たなデッキの開拓もされた月でした。

今回は最初に通常大会の優勝統計を、最後にドラゴンズデュエルトーナメント限定の優勝統計を発表してきます。
では、1月ラッシュデュエルの優勝統計結果を見ていきましょう!


1月優勝統計

優勝シェア1位【セレブローズ】

優勝シェア1位は【セレブローズ】でした!
『ハイグレードコレクション』により「セレブローズ・エンチャンター」と「セレブローズ・ウォーロック」が登場し、墓地からの「フュージョン」の回収とフュージョン素材である「セレブローズ・マジシャン」「セレブローズ・ウィッチ」の特殊召喚が容易になりフュージョン召喚の成功率が大幅に上昇しました。
「ダークネス・パパラッチ」を採用したデッキは少数派となっておりましたが、空いているEXデッキに「セレブローズ・ゴシップ・マジシャン」「セレブローズ・ゴシップ・ウィッチ」は入れている方々ばかりでした。
きっとデュエルの合間に眺めて癒やされていたのでしょう。

光属性魔法使い族のテーマということで「レジェンド・マジシャン」「レジェンド・ストライク」のセットによるコンボは必ず入っている様子でした。
一時的に環境での使用数が減った出張セットでしたが、まだまだ高い需要があるようです。

・【セレブローズ】レジェンドカード一覧

「ホーリー・エルフ」は「レジェンド・マジシャン」により手札に戻しドローのコストに捨てることができ、「レジェンド・ストライク」により魔法・罠を破壊することができます。
特に光属性魔法使い族をコストに要求するカードのある【セレブローズ】デッキでは「ホーリー・エルフ」のステータスが絶妙に噛み合います。

カードの組み合わせが前提のデッキということで「天使の施し」による手札交換はデッキを回す上で非常に重要です。
特に墓地の活用方法が増えた1月は「強欲な壺」よりも「天使の施し」が強くなった月となりました。

レジェンド罠は初登場した「強制脱出装置」を入れた方がいたようです。
罠に対する効果破壊耐性を有するモンスターが増えてきたため、今後はさらに増える可能性が高いですね。

・【セレブローズ】サンプルレシピ

優勝シェア同率2位【ロイヤルデモンズ】

同じく『ハイグレードコレクション』で新規が登場した【ロイヤルデモンズ】が2位となりました。
最大2枚のカードを破壊することができる新たなエース「ロイヤルデモンズ・プログレッシブ」とそれら最上級「ロイヤルデモンズ」モンスターを出しやすくする新規2枚のおかげで非常に戦いやすくなりました。

書籍プロモーションカードの「無貌のカルドサック」もリリース要員、攻撃要員と多彩に活躍できるカードとしてデッキに3枚投入されております。
1枚で複数の役割をこなせる非常に器用なカードとして、今後も悪魔族デッキでは愛用されていくでしょう。

・【ロイヤルデモンズ】レジェンドカード一覧

「ロイヤルデモンズ・エリートアンプ」「ロイヤルデモンズ・ガーディアン」といった非常に優秀なレベル4モンスターが存在するため、それらにアクセスできる「レジェンド・ストライク」がよく採用されております。
その影響でレジェンドモンスターの採用は通常モンスターが中心、こちらも「コバルト・コボルト」で手札交換を行う際のコストとして活用できるため非常に噛み合いが良いです。

1月環境ではまだテーマ内でのレベル9以上の高攻撃力モンスターの突破手段が多くないためレジェンド罠は「魔法の筒」を採用し、高攻撃力へはカウンターで対処する姿勢を示しております。

さらに【ロイヤルデモンズ】は2月発売パックで「ロイヤルデモンズ・キングスリターン」が登場し、待望の便利な相手モンスターレベルダウンを獲得します。
2月の活躍も非常に楽しみなデッキです。

・【ロイヤルデモンズ】サンプルレシピ

優勝シェア同率2位【ドラゴニック・スレイヤー】

ドラゴンズデュエルトーナメントにより使われ始め、通常の大会にも顔を出した【ドラゴニック・スレイヤー】が同率2位となりました。

ドラゴニック・デモリッシャー」により相手モンスターを破壊しながら蘇生した「ドラゴニック・スレイヤー」で魔法・罠カードも破壊できるため、相手の罠カードに対して非常に強いです。
「ドラゴニック・スレイヤー」が守備表示で蘇生されるため「聖なるバリア -ミラーフォース-」に対しても強いという特徴があります。

ドラゴニック・フォース」によりさらに罠に強いため、基本的に攻撃反応型の罠は通用しないと考えて良さそうです。

・【ドラゴニック・スレイヤー】レジェンドカード一覧

ドラゴン族ということでレジェンド罠は「攻撃の無力化」に固定されています。
「ニゲイター・ドラゴン」の墓地肥やし&条件が合った際の弱体化効果は攻めが強力なドラゴン族デッキには非常にマッチしています。
レジェンドモンスター、魔法にはそれぞれのデュエリストの思惑が現れており、デッキの形が固定化されていないならではの個性が出ております。

・【ドラゴニック・スレイヤー】サンプルレシピ

優勝シェア同率2位【ハーピィ】

『ハイグレードコレクション』で新規を2枚得た【ハーピィ】も同率2位となりました。
「ハーピィ・レディ・PM」によるお手軽モンスター除去はレベル5までで構成される【ハーピィ】の速攻性も相まってライフ削りのスピードUPに大きく貢献しました。

「スプレンディッド・スラッシュ」も自身のライフが少なくなると使いにくいという欠点はあるものの多くの罠耐性をすり抜けて除去が行えます。
特に罠耐性を基本的に持っているフュージョンモンスター、マキシマムモンスターをほぼ確実に除去できる点でラッシュデュエルの除去耐性インフレにしっかり対応できるているカードと言えるでしょう。

・【ハーピィ】レジェンドカード一覧

レジェンドモンスター、レジェンド罠は固定されており、レジェンド魔法は人による部分があります。
手数を確保する「強欲な壺」か、コンボの成功率を上げる「天使の施し」か。
もちろんライフを削る速度を高める「ブラック・ホール」もいいですね。

・【ハーピィ】サンプルレシピ

1月流行りのレジェンドカード(モンスター)

1月のレジェンドモンスターカードとしては「風帝ライザー」が最も使われていました。
【ハーピィ】デッキ以外でも採用されており、その強力な除去能力が高く評価されております。

使用率2位3位4位は通常モンスターが占めており、レジェンドモンスター中の通常モンスター率が非常に高くなっております。
それ以下の順位の通常モンスターも含めて半分以上、53%程度のデッキが通常モンスターを採用していることになります。

貴重なレジェンドモンスター枠で通常モンスターを採用する傾向が多くなっているというのは非常に面白い結果となりました。

1月流行りのレジェンドカード(魔法)

レジェンド魔法としては「天使の施し」が約55%を占める結果となり非常に人気を集めております。
コンボの成功率も上げ、不要な手札を捨て、必要な墓地肥やしを行う。
超万能カードであり、入らないデッキを探す方が難しいカードです。
OCGでの禁止も頷けます。

使用率2位は「ブラック・ホール」、除去が強力なことは間違いないのですがそれよりも「天使の施し」がよく採用されているということはレジェンド魔法で上振れた除去を行うよりドローで自身の動きの成功率を上げたほうが強いと判断されているということでしょう。

1月流行りのレジェンドカード(罠)

レジェンド罠としては「魔法の筒」が約57%採用されていました。
【セレブローズ】【ロイヤルデモンズ】【闇魔(キャットロワ)】等3000以上の攻撃力を出せるデッキが多く活躍しているため高い人気を誇ります。
ただし【ドラゴニック・スレイヤー】には発動機会をもらえない可能性が高いため、環境の流行次第では攻撃反応型の罠は勢いを落とす可能性があります。

その場合は最近登場した「強制脱出装置」が盛り上がってくると予想されます。
モンスターが罠の耐性を得る前に除去を行う、いわゆる”着地狩り”を行えるため今までのレジェンド罠と違った強みがあります。
今後の流行に注目です!

特別編~ドラゴンズデュエルトーナメント優勝統計~

ドラゴンズデュエルトーナメントとしては【ドラゴニック・スレイヤー】が14デッキ、50%の使用率で1位でした。
私としては【青眼】が使用率1位と予想していたためこれは意外な結果でした。
「7シフト」や「彩光のリフ」を多く採用したスピード感のあるデッキが、【青眼】が「青眼の究極竜」をフュージョン召喚する前にライフを削り切って勝利したようです。

レジェンドモンスターとしては「ミラージュ・ドラゴン」が堂々の使用率1位、環境全体を通して非常に罠対策が豊富となっております。

レジェンド魔法としては「ブラック・ホール」が使用率1位、レギュレーションを限定したことでコンボ全体の成功率と決まった時のリターンが減り、レジェンド魔法を発動することによる上振れの攻めを重視した様子が見て取れます。

レジェンド罠としては「攻撃の無力化」が使用率1位、やはり罠で逆転を狙うことに重点を置いているわけではないことが分かります。

これらを踏まえ3月から再度始まるドラゴンズデュエルトーナメント、どうなるか非常に楽しみです。

まとめ

如何でしたでしょうか。
通常のレギュレーションに加えドラゴンズデュエルトーナメントも登場し、より戦い方の多様性が進んだ1月ラッシュデュエル環境。
レギュレーションが異なると特有の環境が構築されるというのも面白みの1つです。
罠対策に厚い環境を鑑みていっそ罠を採用しない、という強気なデッキも出てくるのではないかと楽しみにしております。
2月は『超越のトランザム』が発売され新たに【プライム】【サイコ・ショッカー】など面白そうなデッキも多く登場します。
個人的に期待しているのは【サイコロ】デッキですね、みんなでサイコロ振ってギャーギャー叫びながら楽しめそうです。
是非面白い大会優勝統計が取れることを期待します。

以上、C.Bでした。
来月もお楽しみに!
ここまでお読み頂き有難うございました。

もし記事に書いてない内容で、何か他にも知りたい情報があれば是非教えてください! 記事を更新してお答えしたり、今後の記事に盛り込んだりでお応えします!