【遊戯王OCG】2023年10月遊戯王大会結果分析まとめ【ビュー1000以上感謝御礼!!】
「閉ザサレシ新幹線ノ半島(サロス=エレス・ナガサキケン)」よりこんにちわ。
C.Bです。
毎月300~400の大会情報をTwitterから拾って、その集計ならび報告を行っています。
ようやく暑さが和らいできましたが、それでもまだまだ気温の高い2023年。
例年に比べて半袖の期間が長い方も多いのではないでしょうか?
斯く言う私もこれを書いている時の服装は半袖です。
そんな2023年10月も遊戯王の大会環境では熱中症不可避な熱気が巻き上がっておりました。
10月の優勝傾向グラフとしては以下のような感じです。
どれがどんなデッキか、推理しながら読んでみてください!
そして今回もやります!
プレゼント企画です!
そして今回は先月からのキャリーオーバー付き!!
『WORLD PREMIERE PACK 2023』+『ファントム・ナイトメア』の2BOXを1名様へプレゼント致します!
応募方法は
3ステップです!
■応募期間:11/11~11/25 23:59(2週間)
■当選者のXアカウントをC.B(@CB25306458)さん / X (twitter.com)から告知、当人へもDMさせて頂きます。
■鍵アカウント、DMのできないアカウントは当選者から除外させて頂きます。
■発送先は日本国内のみとさせて頂きます。
より多くの人に大会環境の統計が届き、少しでもデッキ構築の参考になれば嬉しいです!
10月優勝統計
10月に報告のあったデッキ数は350でした。
さっそく見ていきましょう!
優勝シェア3位【ラビュリンス】
優勝数3位は【ラビュリンス】でした!
先月から6位→3位の順位UPを達成しており10月に入ってから着実に数を伸ばしております。
今アツい構築は中姉様こと「白銀の城の執事 アリアス」による「アリアス」型。
10月に優勝した26デッキ中17デッキが「アリアス」を採用しておりその人気具合が伺えます。採用率は65%となっており、10月の主要な【ラビュリンス】デッキの構築と言っても過言ではないでしょう。
「アリアス」型の強みは
①罠カードが手札誘発化する
②展開札にもなれる
③セットしたターンに打てる罠の枚数が2枚になる
④墓地リソースになりうるカードの増加
の4点です。
強力な捲り性能を持つ「魔砲戦機ダルマ・カルマ」、2枚除去 or 1枚除去1枚ドローを行う「ドラグマ・パニッシュメント」、刺さる相手には致命傷となる「次元障壁」、墓地活用の天敵「異次元グランド」……
これらのカードが非公開領域から唐突に降ってくる恐怖は計り知れません。
②に関しては「迷宮城の白銀姫」を出すことによる打点の確保、「ビッグウェルカム・ラビュリンス」で手札に戻した「白銀の城の召使い アリアンナ」を出して後続確保など、速攻からコンボまで何でもござれな便利さです。
③は罠を主軸とする【ラビュリンス】にとっては非常に大きなメリットであり、どうしても遅くなりがちな攻めのタイミングを圧倒的に早くしてくれます。
④は副次的に得られるメリットですが余りにも噛み合いが良く、「アリアス」+「アリアンナ」で「カオス・アンヘル-混沌の双翼-」が出せるというのは芸術性すら感じます。
11月も【ラビュリンス】は高い遭遇率になることでしょう。
優勝シェア2位【炎王】
優勝シェア2位は【炎王】でした。
10月特に注目を集めたデッキの1つと言える本デッキは環境的に追い風が吹いている状態であり、10月末には最も優勝したデッキとなりました。
その強みは何と言っても「破壊に強い」ということ!
【R-ACE】しかり、【ラビュリンス】しかり、環境のデッキの多くが除去を戦闘破壊と効果破壊に頼っており【炎王】のリソースを尽きさせることができなくなります。
もちろん【R-ACE】は「CONTAIN!」【ラビュリンス】は「異次元グランド」と対策カードは所持しており手も足も出ないわけではありませんが、基本戦術で有利を取れるのは非常に大きいです。
デッキ構築の変化としては「スネークアイ・エクセル」を採用する形をよく見かけるようになりました。
「蛇眼の炎燐」も合わせて採用されている様子が見られ、デッキの始動役である「真炎王 ポニクス」によりアクセスしやすくなり安定性も増してきている印象を受けます。
優勝シェア1位【R-ACE】
6月、7月、8月、9月と4か月間優勝数1位をキープしている【R-ACE】、王者の余裕か10月は9月と違い単独1位となり、優勝数1位の記録を5ヶ月と伸ばしています。
最近の【R-ACE】はミラーマッチを意識した構築を見かけることが多くなり、「超融合」をメインから採用するデッキや「R-ACEインパルス」「R-ACEファイア・エンジン」を多く採用する構築が見られるようになりました。
ただし【R-ACE】は10月4週目に優勝数2位となりました。
数が減った訳ではなく、【炎王】の数が増加したことでの順位低下でしたので、人気の程は変わらずでした。
相性的に不利な【炎王】が流行の兆しを見せ始めた10月末、今後【R-ACE】の数がどう変化していくかは注目していくべきでしょう。
その他環境の変化
その他の環境の動きとして、特に注目すべき項目は
①急激な伸びを見せた【魔術師】
②激減した【センチュリオン】
③新規を得た【ホルス】
④環境を統べる魔女【ディアベルスター】
の4点でしょう。
急激な伸びを見せた【魔術師】
先月から10位→4位の大幅UP、優勝数も8つ→24つと実に3倍となっております。
【魔術師】の強みは高い展開力に裏打ちされた手数と妨害への貫通力です。
「時空のペンデュラムグラフ」や「紫毒の魔術師」により効果破壊を継続的に行うことができ、昨今増えている永続罠による制圧に屈することなく戦うことができます。
『エイジオブオーバーロード』で登場した「覇王門の魔術師」により「星霜のペンデュラムグラフ」等の起動役+スケール準備と「覇王門」カードサーチによる後続確保+自身の特殊召喚という1枚3役なパワーカードを得ました。
この1枚で様々な組み合わせによる展開の手数をこなすことができるため、2~3枚初動のデッキであるにも関わらず無数の展開コンボにより妨害を乗り越えていくことができるようになり、優勝数が増加したと考えられます。
「覇王門の魔術師」の特殊召喚+「灰流うらら」の召喚により「フルール・ド・バロネス」を出すことが出来、苦手な「ニビル」のケアも万全です。
今期ペンデュラムデッキを使いたい方は是非どうでしょうか?
激減した【センチュリオン】
【センチュリオン】は先月から1位→5位と大幅DOWNしてしまいました。
【センチュリオン】は先攻に行う制圧が「赤き竜」+「カラミティ」であることは有名ですが、最近はそれを通させないための対策が進んできております。
例えば、環境に多い【炎王】には「炎王獣 ガネーシャ」という「赤き竜」の天敵がいます。
後攻1ターン目メインフェイズの1手目を「ガネーシャ」召喚とすることで、優先権の関係上「赤き竜」の効果を発動するタイミングでは「ガネーシャ」の①効果を発動する準備が整っている状況を作り出すことができます。
その他「赤き竜」+「カラミティ」が通りにくい環境となっており、どうしても優勝数が伸びなくなっているようです。
新規が来うるタイミングも年が変わってからになりそうですので、今年の【センチュリオン】は一旦中堅止まりとなるのではないでしょうか。
新規を得た【ホルス】
『ファントム・ナイトメア』で新規を得たことで「ホルス」にさらなる安定性と除去力を獲得しました。
「ホルス」を採用していたデッキは34つ。
やはり1割のデッキは「ホルス」を入れていることが分かります。
どのような採用枚数だったか、どんなランク8と合わせて採用されているかは後ほどまとめます。
環境を統べる魔女【ディアベルスター】
「ディアベルスター」が採用されていたデッキは89デッキ、約26%のデッキには「ディアベルスター」が採用されていることになります。
「蛇眼の炎燐」の登場により展開のバリエーションが大きく追加され、より汎用性の高い出張セットとなりました。
特に【炎王】に入り、初動である「真炎王 ポニクス」へのアクセスを容易にするコンボで重宝されています。
こちらもどのような採用枚数だったか、どんな用途だったのか後ほどまとめていきます。
【答え】10月優勝デッキの各週推移位
さて、冒頭の答え、10月優勝デッキの各週推移を見ていきましょう!
10月初週は1位【R-ACE】、2位は【炎王】【センチュリオン】が同率となっておりました。
しかし、【センチュリオン】はその後優勝数を大きく落とし10月中は各週4つずつ程度まで数を減らしました。
一方【炎王】は2週目に少し数が落ち着いたかと思うとその後は数を大きく伸ばし4週目には優勝数1位となりました。
一度2週目に勢力が落ちてからの3週目から4週目の数の増え方はまるでバックドラフトのようです。
そしてその上昇に呼応するように伸びてきている【魔術師】は10月4週目には【R-ACE】と同数の優勝数でした。
これは11月の【魔術師】にも期待できます。
目覚ましい活躍をするその他デッキと比べたら大きな動きはありませんが、ひっそりと数を伸ばしているのは【ラビュリンス】です。
このジワジワと数を伸ばしてふとした瞬間に一気に優勝率1位を掻っ攫うことが多い【ラビュリンス】、大会環境の覇権を握るまでの動きも実に罠デッキらしい感じがありますね。
流行している手札誘発
10月の流行している手札誘発は「増殖するG」「灰流うらら」「無限泡影」「エフェクト・ヴェーラー」が高い使用率かつさらに採用率を伸ばした結果となりました。
「ドロール&ロックバード」も数を増やしており、「ディアベルスター」のサーチ力での誘発貫通力を活用する【R-ACE】【炎王】に刺さるケースが見られるようになりました。
減少傾向としては【センチュリオン】の減少に伴って「幽鬼うさぎ」の採用率低下も顕著に表れております。
環境が【R-ACE】【炎王】の炎属性が環境上位を占めたため「深淵の獣」も数を減らしております。
手札誘発の平均採用枚数は9.08枚、9月からは+0.24枚と増加傾向にあります。
【ラビュリンス】【炎王】【R-ACE】の手札誘発平均採用枚数は詳細分析にて解説致します。
まとめ
【センチュリオン】の失速、【炎王】【魔術師】の増加が大きな環境の動きだった10月。
王者【R-ACE】は変わらずTOPの座を守り続けております。
いつ【R-ACE】の牙城が崩れるか全く予想がつきませんが、来るとしたら新制限の1月が注目でしょうか。
『ファントム・ナイトメア』で注目されている【マジェスペクター】、優勝報告が上がり始めている【メメント】もおり今年最後に笑うデッキが何なのか非常に楽しみです。
詳細分析
お待たせしました!
ここからは環境に多い各デッキの分析を行っていきます。
今回は【ラビュリンス】【炎王】【R-ACE】のレシピ集計から
・メインデッキに採用された手札誘発
・メインデッキに採用された汎用カード
・サイドデッキに採用されたカード
・参考レシピ
をまとめていきます。
オマケとして、今勢いのある【魔術師】の
・メインデッキに採用された手札誘発
・メインデッキに採用された汎用カード
・サイドデッキに採用されたカード
・参考レシピ
を無料公開分に追加しておきます。
どのような形で情報をまとめているのか、【魔術師】の集計結果を参考に見て頂き、【ラビュリンス】【炎王】【R-ACE】の採用傾向にも興味を持って頂けたら幸いです。
また、出張性の高い「ディアベルスター」「ホルス」に関してもどのような枚数で採用されているかもまとめました。
環境をより詳細に読み解くことができると思います。
是非お読みください!
【魔術師】詳細統計
メインデッキ-手札誘発
平均枚数は8.83枚、ペンデュラムデッキは多くの枠を必要とするため手札誘発を入れる余裕があまり無いことが多いですが【魔術師】はそれでも9枚弱入れており、平均枚数には届かないまでも充分な枚数を採用していることが分かります。
入れる枚数に余裕は無いため、採用のバリエーションとしてはそこまでバラつきが無いのも特徴です。
そんな中でも9月から10月にかけて大きく変化があったのは「無限泡影」「エフェクト・ヴェーラー」が明確に採用され始めたこと。
以下9月→10月の推移です。
「無限泡影」
・平均枚数0.5枚→1.96枚
・主な採用枚数1枚→3枚
・採用確率37.5%→75%
「エフェクト・ヴェーラー」
・平均枚数0.25枚→1.13枚
・主な採用枚数1枚→2枚
・採用確率25%→58.3%
明らかに増加している様子でした。
メインデッキ-汎用カード
汎用カード含めたところではやはり「指名者」カードは人気です。
妨害への貫通力は高いですが、致命傷になりうる手札誘発が多数あるのも事実、自衛手段は大切です。
そして『ファントム・ナイトメア』で登場した「嗤う黒山羊」が早速採用されている様子。
カード名を指定して制約を課す性質はアドバンテージでは測ることが難しい強さを持ちます。
特に特定のカードに依存するデッキには強烈に刺さるため今後も様々なデッキで活躍が見込めそうです。
サイドデッキ
【魔術師】のサイドデッキで最も人気の各カードは「屋敷わらし」「ハーピィの羽根帚」「無限泡影」でした。
その後ろを「幽鬼うさぎ」「エフェクト・ヴェーラー」「三戦の才」「ライトニング・ストーム」が続きます。
【R-ACE】はリンク召喚を伸ばそうとした際に、【炎王】は基本ギミックに「屋敷わらし」が刺さるため環境を見据えたメタカードとしての採用でしょう。
他の採用は比較的後攻を意識したカードチョイスが目立ちます。
展開が通れば勝ちが大きく近づくため、如何に展開を通すかが課題、というのがサイドデッキの傾向から伝わってきますね。
サンプルレシピ
【ホルス】統計
さて、「ホルス」の人気を分析してきましょう。
前述の通り「ホルス」を採用していたデッキは以下の通りです。
【幻影騎士団】6つ
【ホルス】6つ
【オルフェゴール】4つ
【キマイラ】4つ
【センチュリオン】4つ
【ティアラメンツ】3つ
【ナチュル】2つ
【超重武者】1つ
【グッドスタッフ】1つ
【セリオンズ】1つ
【メメント】1つ
その他:1つ
採用枚数、EXに採用されたランク8は以下の通りです。
『ファントム・ナイトメア』発売が10/28だったこともあり、まだ「王墓の石壁」や「ホルスの黒炎神」の採用確率は控えめですが、11月には一気に伸びてくることが予想されます。
ランク8としては「ディンギルス」「光子卿」「真血公ヴァンパイア」が特に人気のようです。
特に「ホルス」自体も墓地を活用するデッキであり、「王の棺」で手札コストを要求するため墓地を活用するデッキと相性が良いことが「ホルス」の採用デッキ一覧からも伺えます。
そんなデッキだからこそ「真血公ヴァンパイア」が使えることは非常に大きなメリットとなるでしょう。
再告知
さて、この先では「ホルス」と同様の形かつ、より詳細に分析した「ディアベルスター」の詳細分析、9月末~10月までの各週の優勝傾向分析、そして【魔術師】と同様の形で詳細に分析した【ラビュリンス】【炎王】【R-ACE】を紹介しております。
特に注目度の高いデッキ達のため、是非ご覧ください!
また、今回冒頭でも述べましたがキャリーオーバー発生中!
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