【デッキ紹介】罪鍵ジャンク~暴食と忘却の屑鉄拳~
明けましておめでとうございます。
2024年、皆様にとって飛躍の年になりますよう、ぶっ飛んだデッキを紹介させて頂きます。
皆様は10年以上使い続けているデッキはありますか?
私には3つあります。
【ギアギア】
【運命のドラ】
そして今回紹介する【ジャンク・ウォリアー】です。
この【ジャンク・ウォリアー】はC.Bのデッキの中で最も浪漫火力を求めたデッキです。
高い攻撃力はデュエリスト全員好きですが(偏見)【ジャンク・ウォリアー】デッキではよく意☆味☆不☆明☆な攻撃力になる話を聞きます。
そんな通例に倣って、今狙える最大攻撃力を出せるよう構築しました。
10年以上熟成されたデッキの成果を見て頂けたら幸いです。
デッキレシピ
一先ずレシピをドンッ!!
まあ混沌としたレシピですね。
詳細に関しては後ほど解説しますので、今は「ふ~ん、意味分からん構築やな~」くらいで考えて頂いて大丈夫です。
次は主に狙っていくデッキの動きになります。
デッキの動き
このデッキにおいて主に狙う動きは『「聖騎士の追想 イゾルデ」を特殊召喚できるカード』1枚で行う以下の展開です。
基本の動き
~自分ターンの動き~
主に「ジャンク・ウォリアー」で先攻2ターン目に勝利するための準備と相手ターンを耐えるための盤面形成を行います。
最終盤面:「時械神祖ヴルガータ」「スプライト・スプリンド」「御影志士(エクシーズ素材1枚)」「肆世壊の牙掌突(セット)」
その他状況:「ジャンク・シンクロン」「天獄の王」(+多くの場合は「フェニックス・ギア・ブレード」)が手札、「おとぼけオポッサム(ジャンク・シンクロンで吊り上げる用カード)」が墓地
~相手ターンの動き~
「天獄の王」の起動による「罪鍵の法-シン・キー・ロウ」のセット、「天獄の王」「時械神祖ヴルガータ」を生き延びらせて自分ターンを迎えることが目標です。
持ってる妨害:「スプライト・スプリンド」②効果(「天獄の王」でも起動できる)、妙に堅い守りの「時械神祖ヴルガータ」
~2ターン目の動き~
ここで勝利を目指します。
です。
これが『「聖騎士の追想 イゾルデ」を特殊召喚できるカード』1枚で達成できますので、その他カードと組み合わせることで色々と化けさせます。
ケース①「成金ゴブリン」と組み合わせると
まずテキトーに「成金ゴブリン」を打ちます。その結果相手ライフが1,000ポイント回復して上記「基本の動き」が行われます。
~2ターン目の動き~
以上、8,000越えの攻撃力で2回攻撃するため、直接攻撃で2デュエリストほど吹き飛ぶ、本デッキの「ジャンク・ウォリアー」最低火力の紹介です。
ええ、誤字じゃないですよ。
最低火力です。
ここから火力は増していきます。
ケース②エクシーズモンスターを変えてみよう
ここでは手札に余裕があり2ターン目にランク4を立てれるケースです。
「H-C クレイヴソリッシュ」に頑張って頂きましょう。
はい、合計ダメージは40,400。5デュエリスト分くらい吹き飛びました。
中々良い火力になってきたのではないでしょうか?
「ジャンク・ウォリアー」の後ろには攻撃力2,500のトークン3体モンスター1体が控えているためその攻撃力まで考えたら6デュエリスト吹き飛ぶことになりそうですが、オマケ程度の火力ですね。(感覚麻痺)
ただしここで満足できなかったのがC.B。
究極の火力を追い求めた結果、ついに禁断の「ループ」を行うに至りました。
ケース③悲劇を呼ぶ「亡龍の旋律」
「基本の動き」はそのままで、ケース①同様に「No.35 ラベノス・タランチュラ」をエクシーズ召喚していきますが、その後に動きを派生させます。
総攻撃力11万6,886、1パンで7デュエリスト(8,000×7=56,000)吹き飛んでいますので、総攻撃だと14デュエリスト分のライフが消し飛びます。
文字通り星になるくらい吹き飛びそうな火力ですね。
多分これくらいの攻撃力になった「ジャンク・ウォリアー」なら「フェニックス・ギア・ブレード」はへし折って②効果を発動してそうですね。
ああ、忘れてました。
「ジャンク・ウォリアー」の後ろには攻撃力15,998のトークン×3と「No.35 ラベノス・タランチュラ」攻撃力7,999がいましたね。
攻撃力8000くらいが1体と、攻撃力1万6000くらい3体、攻撃力5万8000越え1体と聞くと「デュエマかな?」と思ってしまいます。
カードゲームの枠を飛び越えた攻撃力となりましたが、残念ながら全員シールドは1枚しかブレイクできません(多分)。
まあでも今更その程度の火力がいたところで誤差なので無視しましょう。(全身麻痺)
ケース④本デッキ理論値最大火力
絶対に達成できないであろうことは置いておいて、本デッキにおける完全な最高火力を算出しましょう。
この「罪鍵の法-シン・キー・ロウ」+「No.35 ラベノス・タランチュラ」のコンボによる「ジャンク・ウォリアー」の攻撃力計算式は以下の通りです。
では、「成金ゴブリン」を発動しましょう。
本デッキには3枚入っています。
相手ライフを3,000回復させた上で「オポッサムループ」を行った場合、
ライフ差は11,000-1=10,999になります。
この状態でケース③の動きを行うと「ジャンク・ウォリアー」の攻撃力は
10,999×7+2,300=79,293
になります。9.9デュエリストが吹き飛びますね。
誤差程度の強化量ですが「フェニックス・ギア・ブレード」を装備させ79,593としますが、このデッキの浪漫はまだ終わりません。終わらせません。
「ラッシュ・ウォリアー」「スクラップ・フィスト」この2枚がまだ残っています。
この2枚を適用させて戦闘を行い守備力0のモンスターを殴ったという理想オブ理想な状態のダメージ量を計算してみましょう。
私のデッキの戦闘力は53万です。(言いたかっただけ)
ざっくり66.6デュエリスト吹き飛ぶ火力となりました。
666!悪魔の数字!
これは遊戯王を終わらせ得る火力ではないでしょうか。
遊戯王の店舗大会は大きいもので定員を32名としております。
トーナメントの都合ですね。
そう考えた場合、この総攻撃力は2大会分64名のデュエリストのLPを消し炭にした挙句、キャンセル待ちで待機してたデュエリスト2名のLPもオマケで焼き払う火力になります。
こんなことしたら、遊戯王アニメの世界だと間違いなく悪役確定ですね。
おそらく「ジャンク・ウォリアー」の効果も『仲間との絆』で攻撃力が上がるのではなく、禍々しい闇のパワーを吸収して強くなる演出となるでしょうし、53万オーバーの総攻撃はマップ兵器と化するでしょう。
ざっくりどれくらいの確率で成功するの?
4割です。
ケース①~③でおよそ4割程度になります。
正直初動が成功しなければ何の動きもできずにターンを返してしまう欠陥デッキですが、この浪漫を求めようとしたらこうなってしまうのは仕方のないことかもしれません。
形にできたこと、構築に落とし込めたこと、そしてこのデッキを産み落とすことができたことに感謝です。
採用カードの解説
では改めてカードの解説を致します。
既に触れたカードは省いて採用のこだわりがある点をまとめていきます。
色々深いところまで書いてるので読み飛ばして頂いて構いません。
「斬機」カード
計4枚の採用です。
コンボ的には「サーキュラー」+「ナブラ」+1枚で成立しているのですが、それだと1枚でも手札に引いてしまうと「ナブラ」の特殊召喚ができなくなるためコンボが成立しません。
そのため追加で1枚採用しておりコンボ成立の可能性を高めております。
「闇薔薇の妖精」
本デッキにおける事故回避カード。
コンボの性質上「おとぼけオポッサム」を引いてしまうと墓地へ送れずコンボ不成立となります。
手札コストを要するカードもほぼないため捨てることも難しいです。
そんな時「スプライト・スプリンド」で「闇薔薇の妖精」を墓地へ送れば②効果で手札の「おとぼけオポッサム」を墓地へ送りながら自身をデッキボトムへ埋めることができます。
このカード自体を引いても「ヴィサス=スタフロスト」の特殊召喚に合わせて特殊召喚できるためリンク召喚の補助を行えます。
意外と納まりの良い事故回避カードです。
「焔聖騎士-テュルパン」
装備カードと合わせる必要はありますが、特殊召喚可能な炎属性レベル4戦士族であり「イゾルデ」「ダランベルシアン」「クレイヴソリッシュ」と繋げる先は様々。
装備カードが多く入っているため意外と効果を使う機会も多いです。
「焔聖騎士-リナルド」「キリビ・レディ」
特殊召喚できる戦士族としての採用、準初動としての採用です。
「ヒロイック・コール」
主に2ターン目にレベル4モンスターを並べる際に使用するカードです。
「ヒロイック・エンヴォイ」を既に引いてしまっている場合に「H・C モーニング・スター」で代わりにサーチします。
無くてもデッキは回りますが、2ターン目の動きに繋げられるということで採用。
「インスタント・コンタクト」
「N・マリン・ドルフィン」を特殊召喚するためのカードです。「N・マリン・ドルフィン」はレベル4戦士族かつ、効果無効で特殊召喚されますが効果発動のコストを払うことができるため手札のカードを捨てることができます。「おとぼけオポッサム」の事故回避に使うことができるため覚えていて損はありません。
「『焔聖剣-アルマス』」「『焔聖剣-デュランダル』」
装備魔法は主に「イゾルデ」で捨てるための採用ですが、この2枚は別の動きも可能。
「『焔聖剣-アルマス』」→「『焔聖剣-デュランダル』」と繋いで炎属性戦士族をサーチできるため「イゾルデ」へ繋げるための準初動になり得ます。
ただし、この動きを「『焔聖剣-アルマス』」から始動すると装備魔法がデッキから2枚無くなるため本デッキの装備魔法は6枚入っております。
「肆世壊の牙掌突」
本デッキの採用微妙枠。
役割が「天獄の王」を起動させることしかないため正直変えたい。
しかし「スケアクロー・ライヒハート」でサーチできる範囲が対象になるためこれしか現状選択肢が無く・・・・・・
何とかよりよいものが見つからないものかと日々苦悶しております。
「時械神祖ヴルガータ」
レベル10シンクロをするにしても、もっと良いのがあったのでは?
と思われそうですが、私の中ではこれがベストチョイスだと思っています。
このデッキで迎えたい2ターン目は「時械神祖ヴルガータ」「天獄の王」が生き残り、自分のライフが減っている状態。
つまり、妨害として置いている「スプライト・スプリンド」「御影志士」は殴り倒された方が良いのです。
「ヴィサス=スタフロスト」+「スケアクロー・ライヒハート」でシンクロできるレベル10は7種類
・強力な耐性で生き残る確率の高い「カオス・アンヘル-混沌の双翼-」
・効果破壊にめっぽう強い「相剣大公-承影」
・万能無効を持つ「フルール・ド・バロネス」
・戦闘、効果破壊に耐性を持つ「時械神祖ヴルガータ」
・対象耐性は強いっちゃあ強い「神樹の守護獣-牙王」
・耐性が弱く生き残る能力の低い「天穹覇龍ドラゴアセンション」「ブラッド・ローズ・ドラゴン」
この中で、こちらの妨害を超えるために相手が戦闘を行ってくれる状況を作り出すモンスターを選ぶ必要があります。
となった時に戦闘耐性を自分フィールドのモンスター全体に振りまいてしまう「カオス・アンヘル-混沌の双翼-」はNGです。「スプライト・スプリンド」というおあつらえ向きの殴られ役がいるのですから、相手には気持ちよく攻撃してもらう必要があります。
同じく相手の攻撃力を下げて戦闘破壊の可能性を下げてしまう「相剣大公-承影」もNG。
「フルール・ド・バロネス」は悪くないのですが、攻撃力3,000がとなりにいるよりも「時械神祖ヴルガータ」がいる方が相手の警戒を緩めることができるだろうということで「時械神祖ヴルガータ」の採用に至りました。
相手に攻撃表示モンスターを供給してもらう、相手の気持ちに立った採用となっております。何て思いやりのある採用理由でしょう。
「BK キング・デンプシー」
ランク4が何でも「イゾルデ」になれるカードです。が、このデッキではランク4が組める=「イゾルデ」が立つ状況になることが大半のため、保険としての採用が強いです。
一応「斬機」に装備カードを装備して「焔聖騎士-テュルパン」を特殊召喚することで初動の動きに貢献しますが、使用頻度は少ないでしょうね。
「S:Pリトルナイト」
基本の動きの都合上、最終盤面の「時械神祖ヴルガータ」「スプライト・スプリンド」「御影志士」がそのまま生き残った場合、モンスターゾーンが不足します。
そのためモンスターゾーンを空けるために出す枠として「S:Pリトルナイト」を採用しております。
最後に
いかがでしょう。
火力中毒者が鬱々といじり続けたイカレ兵器の凄みを、少しでもお届けできたでしょうか?
皆様の初笑いを頂けたら幸いです。
デッキ名の由来は
・暴食=「No.35 ラベノス・タランチュラ」
・忘却=「おとぼけオポッサム」「亡龍の旋律」
を活用して「罪鍵の法-シン・キー・ロウ」で「ジャンク・ウォリアー」の攻撃力を暴走させるところから名付けております。
海外では「聖騎士の追想 イゾルデ」が禁止になったと聞きました。
あんまり私からデッキを奪わないで頂きたいので、OCGではどうか制限程度でお願い致します(五体投地)。
以上、C.Bでした。
ここまで読んで頂き有難うございました!