【真竜皇相剣】大会惨敗レビュー
1.参加大会について
https://twitter.com/tuitekoreruka/status/1438144972692156416?s=20
TCSでその名を轟かせている伝説の遊戯王の担い手「Tetsu」さん
このコロナ禍での遊戯王の衰退を危惧し、積極的なオンライン大会の開催を行われております
9/23にも大会を開催予定ですので、カードショップから足が遠のいてしまって中々遊戯王で遊べてないと思う方は是非参加されてみてはいかがでしょうか
https://twitter.com/tuitekoreruka/status/1438338420309303297?s=20
2.使用デッキ
第2回Tetsu会にて相剣で参加させて頂きました
そこから相剣についても研究が進んでおり、この度その内の1つを作成して参加してみました
レシピとしては一般的な真竜皇相剣を多少アレンジした程度ですので、アレンジ部分の解説のみ致します
手札誘発を減らし《簡易融合》《簡素融合》《成金ゴブリン》を採用している理由について
メインデッキで変わっているのはこの点でしょう
結論としては「真竜皇の純度を高める&サイドデッキとの入れ替え枠確保のため」です
手札誘発は昨今ほぼ全てのデッキに採用されている必須防御カードです
しかし《墓穴の指名者》《抹殺の指名者》がフル投入されている場合がほとんどな上に、《増殖するG》に対する妥協策や《灰流うらら》を踏み越える展開手段が存在しているため、例え手札誘発を使用しても相手が止まらない場合があります
となると、手札誘発を発動した分手札枚数を失うことになります
「真竜皇」は手札リソースをマーライオンの如く垂れ流しながら戦うカテゴリーです
そのため手札誘発を使用するならそれなりの成果を得られないと、最悪相手にこちらの妨害を乗り越えられた上でこちらが事故を起こして動けなくなる可能性があります
そのため、最悪でも場にモンスターを展開できる+《白の聖女エクレシア》の回収効果を使えるカードとして《簡易融合》《簡素融合》を採用しました
また《簡易融合》《簡素融合》は無くともデッキを回すのに支障がないカードです
そのため、2戦目以降はサイドデッキとの入れ替え枠と考えることができます
本デッキはサイドチェンジを強く意識して作成したため安易に入れ替えができるカードとしても機能します
さて、一番の意味不明枠《成金ゴブリン》1枚採用についてです
こちらはサイドチェンジ用カード兼デッキ純度を高めるカードとして採用しております
このカードを1枚採用するだけなら使用後の制限もない関係上実質39枚デッキを組んでいるも同然となります
さらに、ビートダウンデッキにおいては1000LP回復程度は誤差であり、普通にデュエルしていても攻撃力合計が相手LPを1000以上超えることはざらです。
この1000LP回復が決定的に響いて勝ち試合を逃すことはない上に、2戦目以降はメインデッキに一切影響を与えないサイドチェンジ枠として活用できるための採用となっております
最後にサイドデッキですが、禁止令を採用しています
昨今のデッキはメインギミックが安定している関係上1枚を封じると動きが止まるデッキが多い印象があります
【勇者】であれば《アラメシアの儀》【エルドリッチ】であれば《黄金卿エルドリッチ》【イビルツイン】であれば《Evil★Twin リィラ》等決定的なキーカードを宣言することで相手の動きを厳しく制限することができます
ただし、最近は《D-HERO デストロイフェニックスガイ》が横行しているため完全に相手の動きを止めるまでには至らないケースがほとんどでした
3.大会結果ハイライト
1試合目【天威相剣】××
1戦目は先攻だったのですが、手札事故を起こしており一切動くことができずに何もできずにターンエンドし、後攻1ターンキルを受けました
2戦目は《ドラゴニックD》《相剣師-莫邪》で動き出そうとしたのですが、それぞれ《灰流うらら》《無限泡影》で完全に動きを封じられて返しに《相剣大師-赤霄》《天威の龍鬼神》を並べられ、ターンは返ってきましたが動けるカードが少なく《相剣大師-赤霄》《天威の龍鬼神》の妨害を超えられず返しのターンにLPを削り切られて負けました
2試合目【勇者リゾネーター】××
先攻でリゾネーターが全力で動ける手札だったのに対して後攻のこちらは誘発0枚
墓地に《妖精伝姫-シラユキ》、レッドリゾネーターでLP2100回復を挟みつつ《スカーレッド・スーパーノヴァ・ドラゴン》を展開されました
手札は展開できる方向に上振れていたため《妖精伝姫-シラユキ》《スカーレッド・スーパーノヴァ・ドラゴン》の妨害を踏み越えつつ総攻撃力8700を準備できたのですが、前のターンに2100回復されていたことが響きこのターンでは倒しきれませんでした
《妖精伝姫-シラユキ》を《幻子力空母エンタープラズニル》で除去した関係上相手への妨害を準備することができず、返しのターンに《アクセスコード・トーカー》で盤面を返され《琰魔竜 レッド・デーモン・アビス》と帰還してきた《スカーレッド・スーパーノヴァ・ドラゴン》の妨害を超えられず1戦目を落としました
2戦目はこちらが先行で「相剣」として動ける手札だったのですが《幽鬼うさぎ》と《トークンコレクター》を食らい「真竜皇」への動きの変更が間に合う手札ではなかったためそのままターンを返し「リゾネーター」「勇者」の動きで2妨害を構えられてそのまま負けました
3試合目【勇者アルバス】×〇
お相手が先行で「勇者」+「D-HERO」の制圧盤面を敷いてきたのに対し、こちらは多少動けはするが妨害を全て乗り越えるには至らない手札となっており、悉く動きを止められ1戦目を落とすことになりました。
2戦目は先攻で《禁止令》を引き《アラメシアの儀》を宣言したことで一転有利に。
お相手も《D-HERO デストロイフェニックスガイ》で《禁止令》を破壊しようとしますが全て《相剣大師-赤霄》で止めることでケアして後攻は勝利
勝因は全て《禁止令》だったといっても過言ではないデュエルでした
最終結果はマッチ3戦2敗(ストレート負け2回)1分け
その内手札事故で完全に動けなかったのは1回でした
4.総評
強いという前評判だけでデッキを組んで使用してみた【真竜皇相剣】でしたが、持てるリソースを全て吐き出しながら展開を進め、妨害を踏み越えられたら有利、全て止められたら負け一直線と、ある意味潔いデッキだと感じました
手札が大きく上振れたら2妨害を踏み越えて8000ダメージを持っていけるポテンシャルはありますが、先を見据えたアドバンテージのやり取りができるほどアクセルワークは良くなく、ほぼ1ターン目で息切れを起こすような感覚を覚えています
また、「真竜皇」の属性が被らないと動きが著しく弱くなるため、ある程度の「引きの強さ」も求められるデッキだと感じました
また、環境に刺さるカードとして《禁止令》はアリなのではないかと感じました
【相剣】の動きを守るためなら使われたくない誘発の《エフェクト・ヴェーラー》《無限泡影》を、サイドチェンジ以降は《トークンコレクター》を宣言できますし、相手のデッキが強力な軸となるカードが存在するデッキならそれを宣言できます
【相剣】は単体完結しているカードが多いため《禁止令》を使われても刺さりにくい印象でしたので、ミラーマッチには何かしらの対策を講じた方がよいかもしれません
私が普段使っているデッキが中速で妨害力や対応力、持久力を意識した構築を多用しているため、少々回すのが苦手だなと感じるデッキでした。
やはり人には向き不向きがありますね
「相剣」というカテゴリー自体は好きで使っており、今後の新規も情報が出ているため改良を重ねながら使っていこうと思います
5.余談
デッキを試作した際、テストプレイとして【プランキッズ】と対戦し、11戦11連敗しました
デッキに嫌われているのでしょうか・・・・・・?
もし記事に書いてない内容で、何か他にも知りたい情報があれば是非教えてください! 記事を更新してお答えしたり、今後の記事に盛り込んだりでお応えします!