【ラッシュデュエル】9月ラッシュデュエル大会結果分析
「閉ザサレシ新幹線ノ半島(サロス=エレス・ナガサキケン)」よりこんにちわ。
C.Bです。
毎月300~500の大会情報をTwitterから拾って、その集計ならび報告を行っています。
9月のラッシュデュエルは8/11発売『轟炎のフェニックス』に対する研究が進んだ1か月でした。
さっそく9月ラッシュデュエル統計、見ていきましょう!
9月優勝統計
優勝シェア1位【ワンダーフュージョン】
9月最も優勝していたデッキは【ワンダーフュージョン】でした!
8月は【ハーピィ】と同率1位となっておりましたが、9月は【ハーピィ】を突き放し1位となりました。
「レジェンド・ストライク」の流行により魔法・罠の除去能力が高まり、強力な罠を強みの1つとしていた【ハーピィ】には向かい風となり【ワンダーフュージョン】の1人勝ちになったのでしょう。
・【ワンダーフュージョン】レジェンドカード一覧
LEGEND通常モンスターが非常に愛用されていることが伺えます。
特に「サイバネティック・ワイバーン」の数が多く、「レジェンド・マジシャン」「レジェンド・ストライク」の両方でアクセスでき、攻撃力2500を準備できるためライフを削る速度を大幅に上げることができます。
下級LEGEND通常モンスターはアドバンス召喚へ繋げることができますが、アドバンス召喚するより「七宝船」で捨ててデッキを回す方に重点を置いた結果「サイバネティック・ワイバーン」が優勢になったと考えられます。
・【ワンダーフュージョン】サンプルレシピ
優勝シェア2位【ガイア】
優勝シェア2位は【ガイア】でした!
『轟炎のフェニックス』発売直後はまだ大会環境へは出てきておりませんでしたが、研究が進んだ結果非常に優秀なデッキと判明しました。
「歴戦のカース・オブ・ドラゴン」「歴戦の暗黒騎士ガイア」がフュージョン効果を内蔵しており、さらにフィールド・墓地から素材として選ぶことができるため素早いフュージョンを可能としています。
下級モンスターの採用の自由度が高く、「ニゲイタードラゴン」でデッキを回すパターンや「レジェンド・マジシャン」「レジェンド・ストライク」を採用して魔法・罠への除去を厚くするパターンなどその人ならではの構築を見ることができます。
・【ガイア】レジェンドカード一覧
LEGEND通常モンスターしか採用されていませんね。
ここまで極端なデッキも珍しいのではないでしょうか?
「サイバネティック・ワイバーン」は【ワンダーフュージョン】と同じく「レジェンド・マジシャン」「レジェンド・ストライク」との相性からの採用です。
「ブラック・マジシャン」は「モンスター招集」「暗黒の格闘場」のサポートを受けることができるシナジーがあるため採用されています。
『メガロードパック2』では「ブラック・マジシャン」サポートが登場するため【ガイア】に【ブラック・マジシャン】を混ぜる型なども見れるのではないでしょうか。
・【ガイア】サンプルレシピ
優勝シェア3位【サンダーボールド】
「サンダーボールド」を採用しレベル7を強く使うことを目的としたデッキが優勝シェア3位です。
「ガイア」を採用してフュージョンを狙ったり、「邪影ダーク・ルーカー」で魔法・罠除去を行ったりとレベル7はできることがドンドン増えてきております。
早々と制限カードに指定された「サンダーボールド」ですが、まだまだ規制が解除される日は先のようです。
・【サンダーボールド】レジェンドカード一覧
「創世神」「天使の施し」までは共通しておりLEGEND罠が9月初めは「邪神の大災害」、それ以降は「攻撃の無力化」が採用されておりました。
「攻撃の無力化」は「ニゲイタードラゴン」とセットで採用され、墓地肥やし要素を組み込んでデッキをより回しやすくしているのでしょう。
「天使の施し」で手札を交換しながらレベル7を墓地へ送り、「サンダーボールド」へ繋げることを目的とした採用です。
「サンダーボールド」という強力な一本槍があるおかげで、「創世神」の蘇生による価値が高いのも良いですね。
・【サンダーボールド】サンプルレシピ
優勝シェア同率3位【秘密捜査官】
同率で優勝シェア3位の【秘密捜査官】
「エリート秘密捜査官ミステリー」により「サンダーボールド」に負けず劣らずの展開力を持ち合わせています。
こちらのデッキも爬虫類族のLEGENDモンスターカードが「エーリアン・ソルジャー」しかいないことから「レジェンド・マジシャン」「レジェンド・ストライク」のセットが採用されていることが多々あります。
ほぼ環境上位デッキに含まれる「レジェンド・マジシャン」セット、9月環境は「レジェンド・マジシャン」セットを如何に上手く使えるかを競い合っている環境と言えそうです。
・【秘密捜査官】レジェンドカード一覧
LEGENDカードは全く同じ組み合わせは無いものの、おおよその傾向が見える良い結果となりました。
モンスターカードは「レジェンド・マジシャン」セットを使いこなすための「エーリアン・ソルジャー」
魔法カードはデッキを回しキーカードを墓地へ素早く揃えるための「天使の施し」
罠カードは苦手な超高攻撃力モンスターへの対抗手段として「魔法の筒」といった様子です。
・【秘密捜査官】サンプルレシピ
9月流行りのレジェンドカード(モンスター)
9月最も人気だったLEGENDモンスターは「サイバネティック・ワイバーン」です!
このカードが発売された当初、大会環境で最も使われる日が来ると一体何人の人が予想したでしょうか。
予想外のカードに注目が集まり流行する、これもカードゲームの醍醐味ですね!
【サンダーボールド】が優勝を果たしたことにより「創世神」のシェアも伸びております。
同じく【ガイア】の優勝により「ブラック・マジシャン」が伸び、その他カードは軒並み採用率ダウンと非常に極端な傾向の変化です。
相当な数のデッキが今まで採用していたLEGEND効果モンスターを外し「サイバネティック・ワイバーン」を採用していたことが分かります。
9月流行りのレジェンドカード(魔法)
LEGEND魔法は「天使の施し」が圧倒的シェアを誇る結果となりました。
LEGENDモンスターは比較的バラけているため実に対照的な傾向が表れております。
LEGEND魔法では「ブラック・ホール」が大幅ダウンし、その代わりに「天使の施し」が激増しております。
【ワンダーフュージョン】【ガイア】【サンダーボールド】【秘密捜査官】の全てのデッキが墓地を活用し強力な展開を決めるデッキであるため「天使の施し」へ採用が偏っているのでしょう。
OCGのように、ラッシュデュエルでも墓地を第2の手札とする傾向が出てきております。
9月流行りのレジェンドカード(罠)
LEGEND罠は4強の「ミラーフォース」「魔法の筒」「激流葬」「攻撃の無力化」がひしめき合っています。
どれも強力な罠である故、拮抗した状況となっております。
新たなLEGEND罠の登場や環境の変化で大きく変化が現れるLEGENDカードの採用傾向ですが、LEGEND罠は中々動かないのではないでしょうか。
LEGEND罠は「魔法の筒」が大幅ダウンしております。
マキシマムモンスターが鳴りを潜めている現環境では1発の火力が下がり、【サンダーボールド】【秘密捜査官】などの手数で攻めるデッキも多いため採用傾向が下がってきているのでしょう。
特筆すべきは「攻撃の無力化」の爆増です。
「ニゲイタードラゴン」のおかげで墓地肥やしを厚く採用でき、LEGEND罠が墓地へ落ちてもむしろ自分ターンの動きを強化する要素となるのは墓地を多く活用するデッキと非常に相性が良いです。
今後も「攻撃の無力化」は広く活用されているでしょう。
まとめ
デッキの傾向が墓地活用へ固まってきている9月環境。
逆に考えれば墓地活用へのメタを貼りやすくなったとも言えます。
特に「七宝船」を相手が発動したタイミングや「サンダーボールド」を召喚したタイミングでカウンター気味に打てる「はたらくことのは」は環境にマッチした罠カードでしょう。
しかし、「レジェンド・マジシャン」セットにより魔法・罠カードの除去能力が高く対策されている点もあります。
一筋縄ではいかない故の環境TOP、この牙城を崩すのは何デッキか!?
来月もお楽しみに!
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