【遊戯王大会統計】2024年4月竜星の嵐小倉店KING CUP
「閉ザサレシ新幹線ノ半島(サロス=エレス・ナガサキケン)」よりこんにちわ。C.Bです。
毎月300~400の大会情報をXの「#からふだ」から拾って、その集計ならび報告を行っています。
今回は4/21に竜星の嵐小倉店様で開催されましたデュエリストキングカップの分析を行っていきます!
データ元は竜星の嵐小倉店様がポストしたこちらの投稿から、同じ時期である4/15~4/21に「#からふだ」にて優勝報告の上がったデッキと比較する形で、4/21デュエリストキングカップがどのような環境だったのかを考察します。
5/25に2回目のデュエリストキングカップがあるようです。
出場した方も、これから出場を検討している方も是非ご覧ください!
手札誘発
同時期の全国採用率より「うらら」「うさぎ」「わらし」の採用確率が低いことが分かります。
手札誘発の平均枚数は10.11枚、全国平均枚数の11.32枚よりも1枚以上少なく明らかに少ない結果となっており、この平均枚数の少なさが「うらら」「うさぎ」「わらし」の少なさに繋がっているものと思われます。
今回出場したデッキの中で手札誘発を入れていないデッキとしては【神碑】【ティアラメンツ】【インフェルノイド】などがあったためこの結果となっているようです。
全国と比べて手札誘発を切って自分の動きの手数を増やすデッキが好まれる結果となっていますね。
代わりに増えているのが「ヴェーラー」「サウラヴィス」。
「サウラヴィス」が多いことはそのまま【粛声】が多いことに繋がるため分かりやすいでしょう。
「ヴェーラー」は【炎王】【スネークアイ】への対策として多用される上に、どんなデッキにも刺さり得るため現在採用率が上昇しているため、流行の結果といえます。
【炎王スネークアイ】【スネークアイ】は「うらら」「増G」「ヴェーラー」「無限泡影」を3枚ずつ入れる傾向が非常に強いため、デッキ分布上位2つが【炎王スネークアイ】【スネークアイ】である本大会をよく表している傾向となっています。
メインデッキから手札誘発で冒険しているデッキは「ドロバ」を入れている9%(5名)程度でしょうか。
「ディメンション・アトラクター」の3.7%(2名)も攻めっ気の手札誘発ですが、比較的数が少ない状況。
5月はあまり「ディメンション・アトラクター」を気にしなくてもいいかもしれません。
汎用カード
汎用カードの全国統計との差異は魔法カードが非常に大きい結果となりました。
メインデッキからの「三戦の才」の採用率がKINGカップでは50%、全国統計と比較して21.1%採用率が上昇している状況です。
【炎王スネークアイ】【スネークアイ】などの先攻での展開力を持つデッキが「三戦の才」をメインデッキから採用し、【天盃】の手札誘発対策としていることが読み取れます。
逆に「禁じられた一滴」「ハーピィ」がメインデッキからは採用されない傾向にある様子です。
【R-ACE】【ユベル】などのコントロールするカードが多いデッキ、フィールド魔法等場に残りやすいカードが多いデッキで採用されることを良く見ますが、今回採用していたのは【天盃】3、【インフェルノイド】2、【R-ACE】1、【ユベル】1デッキとなっていました。
主に後攻デッキが捲り札として採用しながら、先攻を押し付けられた時にも妨害として使える枠としての採用となっていることが伺えます。
サイドデッキ~モンスター
サイドデッキに採用されたモンスターカードの中で全国から大きく変化があるのは「ドロバ」の増加、「わらし」「深淵の獣」の減少でした。
「わらし」はメインデッキからも減少していたため、そもそもの採用がされていない状態となっていることが分かります。
【天盃】への刺さりが期待されていましたが、「オッドアイズメテオバーストドラゴン」によるケアプランが存在することが知られているためそれにより減少したと予想されます。
逆に「ドロバ」は好まれている傾向になっていました。
打つタイミング次第では【天盃】にも刺さり、多くのデッキでケアのために展開の妥協を余儀なくされるため好まれているものと思われます。
全国的な傾向よりも、北九州ではサイドチェンジ後は「ドロバ」への警戒が必要になると言えるでしょう。
サイドデッキ~魔法
魔法カードとしては「三戦の号」の増加、「三戦の才」「大嵐」「ライトニング・ストーム」の減少となっています。
「三戦の号」は【スネークアイ】2、【R-ACE】2、【炎王】2、【ヴァルモニカ】【銀河】【ラビュリンス】【ユベル】【烙印】【超重武者】【覇王幻奏】【マナドゥム】【蟲惑魔】の計15デッキが採用していました。
これらのデッキでは「ハーピィ」「拮抗勝負」がサイドデッキにほぼ100%採用されていたため、「ハーピィ」「拮抗勝負」が主にサーチされる先となるでしょう。
「三戦の才」はメインデッキに入れられるようになって減少したのでしょう。
「大嵐」「ライトニング・ストーム」が減少したのは後攻で魔法罠を除去する必要のあるタイミングが【天盃】の台頭により減少したからではないでしょうか。
【天盃】は先攻ではカードを魔法罠ゾーンにセットすることが少ない、もしセットするとしても「無限泡影」「禁じられた一滴」程度のため、伏せカードが無い状態でターンが回ってくることが多くなっています。
【天盃】も捲り札よりは手札誘発を優先する傾向となっているため、減少も納得です。
サイドデッキ~罠
罠カードとしては「次元障壁」「魔封じの芳香」「拮抗勝負」が増加しています。
「次元障壁」は分かりやすく【天盃】対策でしょう。
シンクロ召喚を宣言すれば多くの場合【天盃】の動きを止めることができるため非常に有効となります。
「拮抗勝負」は無論捲り札としての採用。
「魔封じの芳香」は先攻展開時に使用するカードとして愛用されています。
魔法カードを使わずに展開するデッキは少なく、現在注目されている「デモンスミス」でも魔法カードが使われるため、先攻で自分の展開を終えた上で「魔封じの芳香」を押し付ける動きは5月以降も多く使われる見込みです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
デッキ分布としては少なかったですがサイドデッキを見るに【天盃】が非常に意識された環境となっていました。
現在「デモンスミス」が非常に優秀な出張セットとして愛用されており、全盛期の「クシャトリラ・フェンリル」くらい高い採用率を誇っております。
5月の予想ですが、「デモンスミス」メタとして「深淵の獣」「ドロバ」「アトラクター」が流行しそうと考えております。
「デモンスミス」もサーチが動きに大きく絡むため「ドロバ」への耐性低下、特殊召喚を多用するため「増G」への耐性低下と踏みやすくなる妨害が増えてしまう欠点があります。
もちろん、通った時のリターンが非常に大きいため今後も広く採用されることが予想されますので、2024年5月は「デモンスミス」をどう使うか、「デモンスミス」をどう対策するかという、「デモンスミス」を中心とした環境が形成されていくことになるでしょう。
5月のデュエリストキングカップに出られる方は、是非対策を練った上で頑張ってください!
以上、C.Bでした。
ここまで読んで頂き有難うございました!
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