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【祝1周年!】【遊戯王OCG】2024年4月からふだ統計~遊戯王大会結果分析~

「閉ザサレシ新幹線ノ半島(サロス=エレス・ナガサキケン)」よりこんにちわ。C.Bです。
毎月300~400の大会情報をXの「#からふだ」から拾って、その集計ならび報告を行っています。

YCSJ TOKYO 2024が開催され、ギネス世界記録を達成したことにより遊戯王がまた新たなステージへと進んだ4月。
環境は【天盃】の強化、強烈な先攻ワンキルデッキ【ギミック・パペット】の襲来に飲み込まれ、大会シーンにもまた新たな風が吹き始めたことを予見させる動きがありました。
実際に5月に入ってから眠りから覚めた「千年の眠りから覚めし原人」が暴れだし、「魔を刻むデモンスミス」が遊戯王環境史に名を刻む結果となりました。

・そんな4月にはどのようなデッキが優勝していたのか。
・各地方で多いデッキは何なのか。
・どんな手札誘発とサイドデッキが流行しているのか。
・優勝シェア50%以内のデッキはどのような手札誘発、サイドデッキをしているのか。

環境を数字で語っていきます!

また、今回で「からふだ統計記事」が1周年を迎えました!
1周年を記念して、本記事は全編無料で公開致します。
是非最後までご覧ください!


4月優勝統計

4月に報告のあったデッキ数は387でした。
さっそく見ていきましょう!

優勝シェア3位【スネークアイ】

「チキンレース」というコントロールするカードの枚数を1枚増やせるカードの発見により勢いを増した【スネークアイ】が僅差で【炎王】に勝る結果となりました。
「うらら」「増G」「ヴェーラー」「泡影」を3枚ずつ入れても問題ないデッキスロットの自由さが大きな魅力であり、5月には「デモンスミス」を採用する型が新たに生まれるなど、新規を柔軟に取り入れるカスタマイズ性の高さを見せつけております。

しかしYCSJでは逆に使用者が多少減っている様子でした。
特殊召喚を自分、相手ターンの両方で行うため1デュエルに時間がかかってしまうリスクがあり、時間切れによる両者敗北のあるシングル戦では評価を落としたようです。

優勝シェア2位【ユベル】

【天盃】に有利を持ち、「破械」を組み込むことで展開力を得た【ユベル】が2位となりました。
4月は特に【ユベル】がどのように【天盃】を下すかがよくXで議論されていた印象があり、「破械神ラギア」を1体「ファントム・オブ・ユベル」を2体並べて「禁じられた一滴」の消費を荒くさせながら妨害を出し直すプランが開発されるなど、大会環境シーンでの展開パターンが特に変化したデッキと言えるでしょう。

特に「ファントム・オブ・ユベル」の登場は革命的で、あの1枚で展開力、妨害力、リカバリー性能が一気に底上げされた印象です。
5月も「デモンスミス」の強化を一身に受けたデッキの1つで、今後の活躍も期待できるデッキです。

優勝シェア1位【天盃】

2月から引き続き優勝シェア1位となった【天盃】。
「麻雀のルールは分からないけどテンパイはできる!」と豪語する雀士が全国的に爆増しているのではないでしょうか?
YCSJでも前評判通り【天盃】は非常に多く、私自身1回戦目の相手は【天盃】でした(無事負けました)

YCSJ前日に強力な新規カードが登場することもあり特に注目されていたデッキでした。
前評判通り登場した新規は強力で、5月も新規を採用し安定感の増した【天盃】の優勝報告は多く上がっております。
流石に「デモンスミス」を採用する【天盃】は少ないですが、それでも0でないのが恐ろしいところ。
今期中は【天盃】の後攻ワンキルをその他デッキがどう対策するかで環境が回っていくことでしょう。

4月優勝デッキの各週推移位

優勝デッキ推移としては、【天盃】が頭一つ抜けて環境TOPを取り続けている格好です。
ただし、4月2週目と4週目は特徴的な動きをしておりそこは注目すべきでしょう。

4月2週目は【天盃】が-8%減少しており、その分【キマイラ】が+6%と大幅に増加しました。
タイミングとしては3月末に「ファントム・オブ・ユベル」が登場し、その出張性の高さに注目がされ始めた頃。
強力な悪魔族の出張セットな上に【天盃】に有利が取れるということで【キマイラ】を使用する人が増えたのでしょう。
ただし、3週目には一気に元の使用率に戻っております。
「ちょっと【キマイラ】使ってみたけど、やっぱり【天盃】に戻そう」というデュエリストが多かった結果だと思われます。

4月4週目にも【天盃】は使用率の減少が見られます。
これに関しては環境のメタ、というよりはYCSJという大型大会に向けて【天盃】のレシピを秘匿したい人が多かったからではないでしょうか。
実際にYCSJで使用率の高かった【ユベル】もシェア率が減っております。
大型大会前は優勝シェア率が下がったデッキに対しても警戒した方が良さそうですね。

#からふだ で見る日本地図

関東、近畿、九州はそれぞれ異なった特徴の環境が構成されております。
関東は【天盃】と【炎王】の優勝数に大きな差がなく競っている状態です。
その後の【ユベル】【スネークアイ】も9と数が多いうえ、先月からの優勝数変動が大きいため、大会環境がかなり様変わりしていることが分かります。
新たに結果を残したデッキや、再注目されたデッキをすぐに取り入れ試している様子が伺えます。

近畿は圧倒的【天盃】一強の状態となっておりました。
2位の【炎王】【ユベル】【ふわんだりぃず】に対し5倍近くの優勝数を記録しており、近畿の大会に行ったら【天盃】対策は特に厚めに採用しておいた方がよいでしょう。
そんな中特徴的なのは2位にもつけている【ふわんだりぃず】。
年始の頃からも注目していましたが、やはり近畿には【ふわんだりぃず】の巣があるように思えます。
【ふわんだりぃず】使いの方は一度行ってみることをオススメします。

九州は環境が大きく動いているわけではありませんが、1位【天盃】2位【スネークアイ】3位【ユベル】という他と大きくは変わらない環境構成となっております。
特徴的なのは【炎王】の数が減っており、他と比べても【炎王】の優勝数が少ないことです。
KINGカップでも【チキンレース採用スネークアイ】が多かったことから、九州では【炎王】より【スネークアイ】に使い手が傾きつつあるようです。

その他気づいたことがありましたら是非コメントください!
個人的には何やら中部にすごい【ジェネレイド】使いがいる気配を感じております。
5月の#からふだ日本地図もお楽しみに!

流行している手札誘発

手札誘発平均枚数は11.12枚、先月が11.09枚のためほぼほぼ平均枚数は変わらなくなりました。
「うらら」「増G」「泡影」「ヴェーラー」を3枚ずつ入れるデッキが【スネークアイ】等で多く見られるため、平均枚数も11枚くらいで安定している様子です。
大きく動きがあったのは「ニビル」の減少でしょう。
優勝シェア1位でTOPメタの【天盃】に対して有効でない上、【スネークアイ】などの展開系デッキが「ニビル」対策の動きを取れるようになったためメインデッキからの採用が減っている様子です。

その分「ニビル」が辛かった展開系デッキには恩恵のある環境となっておりますので、強烈な後攻ワンキルの台頭により先攻ソリテイアデッキが戦いやすくなる不思議な環境の循環が起こっております。

流行しているサイドデッキ

サイドデッキのカードの中で、3月から大きく動きのあったカードとしては「幽鬼うさぎ」「大嵐」「冥王結界波」の増加が顕著です。

「幽鬼うさぎ」は【ユベル】【キマイラ】【粛声】などが主にサイドデッキに採用しており、【天盃】【粛声】【R-ACE】への対策、最近多いフィールド魔法や永続魔法への対策として活用されております。
強力なフィールド魔法、永続魔法が多く登場している傾向にあるため、今後も「幽鬼うさぎ」は広く採用されることが予想されます。

「大嵐」は【ユベル】【炎王】で特に多く採用されていました。
【スネークアイ】【粛声】などは魔法罠ゾーンに妨害やリソースを構えるデッキであるため、「ハーピィの羽根箒」や「大嵐」で一掃することで大きく有利に戦うことができます。
5月は「刻まれし魔ディエスイレ」がリンクモンスターを装備するため「大嵐」は今後も活用の幅がありそうです。

「冥王結界波」は上位50%のデッキでは【粛声】が主に採用しておりました。
【天盃】では「冥王結界波」発動ターンはライフを削り切ることができないため、使われてはいません。
その他手数の多いデッキでも「冥王結界波」を使わずとも相手の先攻盤面を返すことができるため使われない傾向にあります。
上位デッキ50%以外の、特に手数が限られるデッキにおいてよく使われているため、上位デッキ以外のデッキを使う際は一度検討してみる価値があるでしょう!

【粛声】詳細分析

メインデッキ-手札誘発

手札誘発の平均枚数は13.19枚、「増G」「うらら」「無限泡影」「ヴェーラー」から11枚、「サウラヴィス」を2枚採用することがメジャーな採用パターンです。
かなり手札誘発の採用傾向が偏っており、強い構築が定まっていることが分かります。
この形をベースとして、自身の大会環境に合わせてどのようにカスタマイズするかが【粛声】使いの腕の見せ所ですね!

サイドデッキ

4月の【粛声】はサイドデッキに「墓穴の指名者」を採用することが多く見られました。
今まで【粛声】は致命的な手札誘発の少なさから「指名者」カードを使うことがほとんどありませんでしたが、「ドロバ」「幽鬼うさぎ」の増加によりサイドデッキに「墓穴の指名者」を入れておくケースが多くなったようです。
他にも「幽鬼うさぎ」「ニビル」の特定デッキへの対策として手札誘発の増加、後攻からの捲りとして「禁じられた一滴」「冥王結界波」「拮抗勝負」の増加が見られます。
メインデッキの手札誘発においては採用傾向の変動が少ない分、サイドデッキでは環境に合わせた採用の変化が大きい結果となりました。
【粛声】のサイドデッキでお悩みの方は是非参考にしてみてください。

サンプルレシピ

【キマイラ】詳細統計

メインデッキ-手札誘発

手札誘発の平均枚数は7.65枚、「ニビル」「幽鬼うさぎ」の採用率が減っており、その分メインデッキのギミックに枠を割く動きが多かったようです。
「結界像」による特殊召喚封じや「原罪のディアベルゼ」による魔法カード封じなど永続効果で相手の行動を制限する動きが多くなりつつある【キマイラ】においては、手札誘発のような単発カードで1対1交換をしながら動きを封じるよりも、悪魔族、獣族、幻想魔族間のシナジーを活かしたアドバンテージを稼ぎつつ行う妨害や永続効果での妨害の方が相性が良い様子。

5月も「デモンスミス」ギミックを搭載するデッキが出てきておりますので、来月も手札誘発は減りそうです。

サイドデッキ

サイドデッキには【天盃】を止めるための「次元障壁」という先攻向けのカードが大きく採用率を増加させていました。
その他相手モンスターの展開を止めつつ自身が展開する「超融合」、チェーンを許さない無効カード「禁じられた一滴」という先攻後攻どちらでも使えるカードも大きく採用率を増加させていました。
後攻向けのカードとしては「ラヴァゴ」「ライトニング・ストーム」が増加したりと、どれかに偏るでなくバランスよく採用率が増加しております。
【キマイラ】自体がある程度の手数や先攻制圧の質の高さもあり、全体的にバランスが良いためサイドデッキも先攻後攻どちらにも対応できるよう構築されているのでしょう。
「D.D.クロウ」や「三戦の才」が4月の採用率としては減少しており、ここは環境に合わせた採用の変化の結果と言えるでしょう。
3月には優勝デッキのサイドデッキデータ数が少なかったこともあり、全体的に上下の変動が大きいですが、方向性としては

サンプルレシピ

【炎王】詳細統計

メインデッキ-手札誘発

手札誘発平均枚数は12.26枚、先月は11.74のため採用枚数としては微増しておりました。
「増G」「うらら」「泡影」「ヴェーラー」という現環境で最も使われている手札誘発がそれぞれ3枚ずつ入れられている形であることが分かります。
実にベーシックな手札誘発の組み合わせでしょう。

サイドデッキ

サイドデッキとしては「大嵐」が採用率40%UPしており非常に大きな採用率増加が見られます。
その分「コズミック・サイクロン」が52%以上採用率が減少したため、1枚ずつ破壊していたのでは間に合わないほど魔法罠カードを除去する必要があるようになったことが分かります。
他に大きく減少したカードとしては「魔封じの芳香」「レッド・リブート」「神の宣告」が挙げられます。
「魔封じの芳香」と「神の宣告」は強力な先攻カードですが広い範囲のデッキに有効なカードとして採用される傾向にあるため、環境が固まりつつある4月環境ではもっとピンポイントに有効なメタカードが好まれたようです。
例えば【天盃】に有効な「クリフォトン」「次元障壁」、大量展開を行う【スネークアイ】に有効な「サモンリミッター」などが採用率が上昇しております。

サンプルレシピ

優勝シェア3位【スネークアイ】詳細統計

メインデッキ-手札誘発

手札誘発平均枚数は12.21枚、先月は12.61枚のため微減ではありますがそこまで変化なしと言っていいでしょう。
こちらのベーシックな手札誘発も「増G」「うらら」「泡影」「ヴェーラー」3枚ずつとなっており、環境の手札誘発の方向性を固める一因となっております。
3月からは「ニビル」が大きく採用率減少しており、メインデッキ採用率60%以上から一気に30%以下まで大きく減少しております。
【スネークアイ】には「蛇眼の大炎魔」、【ユベル】には「ファントム・オブ・ユベル」と「ニビル」への対策となるカードが広まったことで上位デッキにとって対策が容易となり、優先度が落ちたのでしょう。

サイドデッキ

3月から増加した代表的なモンスターカードとしては「深淵の獣」「PSYフレームギア」「ドロバ」「D.D.クロウ」が挙げられます。
「PSYフレームギア」は特に4月から採用されるようになったカードであり、破壊しながら無効にできる強力な手札誘発なため後攻を想定したカードとして選ばれているようです。
【ユベル】が非常によく墓地を活用するのと共に、【天盃】も「ファドラ」「バイデント・ドラギオン」による蘇生があるため「D.D.クロウ」は特に株を上げたカードでしょう。
代わりに「パンクラトプス」「屋敷わらし」が数を減らしております。
「パンクラトプス」は単発除去程度では相手の手数を捌ききれなくなったためと推測できます。
「屋敷わらし」は【天盃】に有効ということで採用されていましたが、「オッドアイズ・メテオバースト・ドラゴン」を活用することでケアされてしまうパターンが多くなり評価を落としました。

魔法カードは全体的に採用率が下がっており、自身の動きを強める「スネークアイ」関連カード以外は軒並み採用率が減少しております。
罠カードでもその動きは顕著で「裏切りの罪宝-シルウィア」が採用率を伸ばし、50%以上のデッキに入っている結果となりました。
研究が進むに連れて純構築から離れることの多い遊戯王において、研究が進んだことでサイドデッキへの採用が増えるカードは中々珍しい気がします。

サンプルレシピ

優勝シェア2位【ユベル】詳細統計

メインデッキ-手札誘発

手札誘発平均枚数は9,65枚、先月が8.38枚だったため+1.27枚と明確に枚数が増加しております。
「スピリット・オブ・ユベル」が特に【天盃】に対して手札誘発に近い性能を発揮できるため、体感する手札誘発枚数はもっと多くなりそうです。
先月から「無限泡影」が非常に大きく増加しており、「エフェクト・ヴェーラー」も次いで増加することで流行の手札誘発4枚をデッキに入れる流れに同調する格好となっております。
ただし、【ユベル】デッキは基本ギミックにある程度枚数を割かれてしまう関係上手札誘発枚数をあまり多く入れられません。
そのため「エフェクト・ヴェーラー」の主な採用枚数は-1枚となっております。
3月は「エフェクト・ヴェーラー」を2枚入れていた人が多くいたようですが、4月は「増G」「うらら」「無限泡影」を3枚「エフェクト・ヴェーラー」を1枚入れるという構築が半分ほどを占めていたようです。
「幽鬼うさぎ」「ニビル」が3月からは大きく減少しており、この2枚は性能がピンポイント気味であることや対策が取られやすくなってしまったことでメインデッキからの採用が減ってしまったようです。

サイドデッキ

サイドデッキには非常に大きな変化が起きており、メインデッキからは数が減少していた「ニビル」「幽鬼うさぎ」がサイドデッキへ活躍の場を移していることが分かります。
他にも「ディメンション・アトラクター」のような、よりピンポイントなカードも採用されておりこれらを使いこなせる【ユベル】の柔軟さが見て取れます。
魔法カードとしては「コズミック・サイクロン」「三戦の才」が評価を伸ばしており、「コズミック・サイクロン」に至っては採用率100%となりました。
【天盃】のフィールド魔法、【スネークアイ】の魔法罠ゾーンに設置したモンスターカード、【炎王】のフィールド魔法など仮想敵は多く、速攻魔法であることによる利点も多いため人気となっているのでしょう。
「三戦の才」は展開パターンにリンクモンスターを組み込んでいるため、後攻時のコントロール奪取によるリンク召喚の補助ができ3つの効果全てを使う可能性があり非常に相性が良いと言えるでしょう。

罠カードとしては増加よりも「スキルドレイン」「サモンリミッター」の大幅減少が目立ちます。
「破械」を組み込むことで先攻の制圧力が上がったため、永続罠での妨害の必要が無くなったようです。
また、【ユベル】はテーマ内で魔法罠ゾーンに準備できる妨害が「エターナル・フェイバリット」による除去のみのため、妨害をモンスター効果に依存しがちです。
サイドデッキの「神の宣告」の採用率が上がっているのはその分の妨害を補填するためでしょう。
通常召喚を許さない性能から【天盃】にも非常に効果的なのは環境にマッチしたカードと言えます。

サンプルレシピ

優勝シェア1位【天盃】詳細統計

メインデッキ-手札誘発

手札誘発平均枚数は17.3枚、先月は18.08枚だったため1枚程度減少しております。
明確に先攻が苦手という性質があり、大会中は先攻を押し付けられることが多いため「禁じられた一滴」「コズミック・サイクロン」「超融合」などの先攻後攻両方で活用できるカードがメインデッキから採用されるデッキを見かけるようになりました。
平均枚数が減ったのはそれらのカードを採用するようになったためでしょう。
「ニビル」「ファンタズメイ」というリンク召喚を多用する【スネークアイ】に対する採用がされていたカードがメインデッキから減少しており、「ニビル」対策ができるデッキが増加したことによる影響が顕著に見られます。
5月は「デモンスミス」の増加により【天盃】は厳しい戦いを強いられることが予想されます。
「デモンスミス」の弱点としては「ドロバ」を使われると手数が圧倒的に減ってしまうことが挙げられます。
来月は「ドロバ」のメインデッキからの採用が増えそうですね。

サイドデッキ

サイドデッキとしては魔法カードの採用が大きく変動しております。
「コズミック・サイクロン」「ハーピィの羽根箒」「大熱波」が10%以上減少し様々なカードに採用が散っております。
比較的「ライトニング・ストーム」に採用が寄っており、後攻からのワンキルの動きをより強めようという意図が感じられます。

【天盃】こそ環境を読み、明確に他デッキへの対策を打って戦う必要性のあるデッキであるため採用率が分散しやすいデッキとなっております。
上記リストを見ながら、ご自身の環境に合わせて調整を進めることをオススメします。
5月は特に「ディメンション・アトラクター」「ドロバ」の評価が高くなることが予想されます。
「デモンスミス」を除外できる「深淵の獣」の活躍の場も多くなりそうですので検討してみるのもいいかもしれません。

サンプルレシピ

最後に

如何でしたでしょうか?
YCSJを控えて練度を上げようと競い合っていた4月環境。
大型大会としてはデュエリストキングカップなども開催され特に環境の盛り上がりを感じることができました。
5月は日本選手権に加え引き続き開催されるデュエリストキングカップ、さらにはYCSJ後研究により発掘された「千年」「デモンスミス」により大会環境に大きな変化の波が押し寄せております。
果たして5月はどのように環境が推移していくのか。
是非ご注目ください!

以上、C.Bでした。
ここまで読んで頂き有難うございました!

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C.B
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