【遊戯王OCG】2024年1月遊戯王大会結果分析まとめ
「閉ザサレシ新幹線ノ半島(サロス=エレス・ナガサキケン)」よりこんにちわ。
C.Bです。
毎月300~400の大会情報をTwitterから拾って、その集計ならび報告を行っています。
「赤き竜カラミティ」が禁止令を叩きつけられ、「EMERGENCY!」「群雄割拠」などが規制を受け【センチュリオン】【R-ACE】【神碑】などの構築に大きな制限がかかるようになった2024年1月。
規制をすり抜けた【炎王】の炎がさらに燃え上がり【粛正】が迎え撃つ構えが主な大会の動きとなった様子でした。
今回から優勝デッキの地域性も見ていきます。
こんな感じの地域差が見れるものを作成しましたので、気になる方は是非最後までご覧ください!
1月優勝統計
1月に報告のあったデッキ数は346でした。
さっそく見ていきましょう!
優勝シェア3位【ふわんだりぃず】
何と12月は使用数9つだった【ふわんだりぃず】が大繁殖に成功し優勝数を倍の18に伸ばし、見事優勝シェア3位に躍り出ました。
これには動物保護団体もニッコリ。
数を伸ばした背景としては
①「ふわんだりぃずと謎の地図」が規制解除された
②「ディメンション・アトラクター」「次元の裂け目」の刺さりが良い
③強力なリンクモンスターの登場により「えんぺん」の刺さりが良くなった
が挙げられます。
以下の記事にて【ふわんだりぃず】の環境での強みがまとまっていますので参考文献として引用させて頂きます。
優勝シェア2位【粛声】
10月の登場以降着実に数を伸ばしている【粛声】
新規カードは必ずしも採用されるカードではなかったようですが、独自の強みがあり環境の速度の推移次第では採用できる優秀なカードでした。
デッキの性質上【炎王】が攻撃力4100を超える手段が無いため、強く追い風が吹いているデッキと言えるでしょう。
現環境における「ドラグマ」の主な出張先となっているのも特徴です。
優勝シェア1位【炎王】
現環境における堂々の使用率1位は【炎王】です。
ストラクチャーデッキ産でしたが、新規カードとの噛み合いがストラクチャーデッキ史上最も良かったため環境TOPに強く押し上げられたデッキです。
シェアとしては2位の【粛声】とほぼダブルスコアを付けた21.7%
1月初週から安定して使い続けられている2024年1月を代表する環境デッキでしょう。
その他環境の変化
その他の環境の動きとして、特に注目すべき項目は
①大きく数を減らした【R-ACE】
②分厚くなった中堅層
③新規到来【ディアベルスター】
の3点でしょう。
大きく数を減らした【R-ACE】
12月はシェア2位におり、40デッキが優勝していた【R-ACE】ですが、「EMERGENCY!」の規制によりその数を大きく減らしました。
まだまだ分厚い中堅層の中にいるためその力は健在ですが、「EMERGENCY!」が欠けた穴は非常に大きかったようです。
分厚くなった中堅層
環境的には【炎王】【粛声】のTOP2をその他デッキが追いかけるような分布となっております。
【ふわんだりぃず】【スネークアイ】【インフェルノイド】【R-ACE】【神碑】【ホルス】【霊獣】【転生炎獣】【ラビュリンス】etc…
各々独自の強みがありどれも優勝している間違いないパワーのあるデッキです。
新規カードの登場や環境との噛み合い次第ではここから化けるデッキが現れるかも?
乞うご期待!
新規到来「罪宝」
「罪宝」に新規カードが登場しました。
どれも面白い性能をしており幻想魔族であることを活かし【キマイラ】等への出張も期待できる「原罪のディアベルゼ」。
「“罪宝狩りの悪魔”」に対応し、新たな【スネークアイ】デッキの展開先としても検討できる「蛇眼の大炎魔」とどれも使ってみたくなるようなカード達です。
個人的に非常に面白いと思っているのは「廻る罪宝」
これで「原罪のディアベルゼ」を出すことで相手ターンに魔法カードの発動を封じることができますが、これが通常罠で行えることが非常に大きいです。
そう、【ラビュリンス】ですね。
元々「ラビュリンス家具モンスター」で「黒魔女ディアベルスター」を墓地へ送ることで「黒魔女ディアベルスター」の効果を起動し、「黒魔女ディアベルスター」の墓地へ送る対象を「ラビュリンス家具モンスター」にすることで相互に消費軽減ができる利点がありましたが、それに加えて「廻る罪宝」という強力な罠も得たことでさらに噛み合いが良くなりました。
「原罪宝-スネークアイ」を主目的に多用されてきた「黒魔女ディアベルスター」ですが、もしかしたら今後罠型の台頭もあるかもしれません。
1月優勝デッキの各週推移位
1月4週目にグッと立ち上がり数を伸ばした【粛声】
それまでは中堅層の中に埋もれていただけに、素晴らしい伸びを見せております。
そして3位に食い込んだ【ふわんだりぃず】の緩やかな使用数推移、コンスタントに使われ続けたことで結果を出したことが分かります。
個人的には新規を得たことによる【スネークアイ】の伸びに期待していたのですが、残念ながら3週目から一気に数を減らしてしまいました。
是非「蛇眼の大炎魔」の研究をもって持ち直して欲しいところです。
流行している手札誘発
手札誘発としては再び「無限泡影」「エフェクト・ヴェーラー」の数が増加してきております。
前回増えた際の仮想敵は「R-ACEハイドラント」。
今回増えたことでの仮想敵は「粛声の祈り手ロー」でしょう。
様々なデッキに有効な手札誘発であるため引き込む手札誘発の2枚目としては最も嬉しいカードと言えるでしょう。
また「ニビル」の増加も顕著です。
「スネークアイ」を使ってリンクモンスターを展開し始めた【炎王】に待ったをかけれるこのカードはついでのように【インフェルノイド】【霊獣】などの中堅層に刺さります。
ケアできるデッキも多い「ニビル」ですが、刺さった時のリターンも大きくどうしても1枚デッキに忍ばせておきたくなるカードです。
手札誘発の平均枚数は10.05枚、12月から+0.79枚と増加しております。
手札誘発を多く採用できる【炎王】や【粛声】の優勝シェアが高かったことから平均枚数が非常に多くなったのだと思われます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
急激に数を伸ばした【粛声】により1強の時代を阻止された【炎王】
『LEGACY OF DESTRUCTION』の発売で新たな活躍が見込まれるデッキも多数出現し、環境も賑やかになってきました。
2月に『LEGACY OF DESTRUCTION』の研究結果として一体どんな環境の動きが生まれるか、是非ご注目ください!
詳細分析
お待たせしました!
ここからはより環境にフォーカスした分析を行っていきます。
「地域別優勝デッキ」と「1月に波紋を呼んだ注目デッキ」「各デッキの詳細分析」を行っていきます。
各デッキの分析では使用率TOP6の
【R-ACE】【インフェルノイド】【スネークアイ】【ふわんだりぃず】【粛声】【炎王】のレシピ集計から
・メインデッキに採用された手札誘発
・メインデッキに採用された汎用カード
・サイドデッキに採用されたカード
・参考レシピ
をまとめていきます。
各デッキの前月から今月の比較になっておりますので、環境に合わせて各デッキがどのように変革を迎えているかが良く分かります!
環境をより詳細に読み解くことができると思います。
是非お読みください!
#からふだ で見る日本地図
初の試みとしてまとめてみました「#からふだ で見る日本地図」!
地域ごとの大会開催数やどれだけ#からふだで情報発信できているかにもよりますが、ある程度の地域性は見れているのではないでしょうか。
やはり全国的に【炎王】が人気であることが分かりますが、地域ごとに2位デッキも中堅層の分布も異なります。
特に数の多い関東地方では中堅に【スネークアイ】【インフェルノイド】などの展開力に自信のあるデッキが多いですが、近畿地方では【ふわんだりぃず】【R-ACE】などのミッドレンジデッキが多い印象です。
さらに、【ふわんだりぃず】で限って見れば中国地方、近畿地方で非常に数が多く、この辺に【ふわんだりぃず】を愛用するデュエリストのコミュニティがある可能性が高いです。
絶対ここら辺に鳥の巣がありますね、絶対。
私の主戦場である九州地方は【粛声】【スネークアイ】【ホルス】【R-ACE】【霊獣】が同数となっております。
【炎王】1強以外はかなりパワーバランスが拮抗しています。
ある意味非常にバラつきのある環境となっており、【炎王】を対策する以外のメタを貼ることが難しい状況となっていることが読み取れるでしょう。
その他気づいたことがありましたら是非コメントください!
ここから先は
もし記事に書いてない内容で、何か他にも知りたい情報があれば是非教えてください! 記事を更新してお答えしたり、今後の記事に盛り込んだりでお応えします!