志望動機書をどう書くか問題について
お久しぶりですcbです。
数年前に海外院を目指すといって、具体的な内容を全然公開してこられなかったのですが、いよいよ進展がありましたので少しずつ書いていきます。
といっても、現在進行形なのですが。
海外院もいろいろ選択肢がありますが、紆余曲折あってオーストラリアに出願することになりました。またそれについては別途書こうと思います。
とりあえず直近書いた志望動機書(Statement of Purpose)をどう書き進めたのかについて、忘れないうちに振り返りをできればと思います。
大まかにやったことは以下。
①何について書くのかを明らかにする
②それぞれの項目ごとに書きたいことを箇条書きする
③まずは思いつくままに文章にしていく
④段落の並びやprogressionなどに気を付けながら文章を並べていく
⑤つながりが悪いところを書き足していく
⑥接続詞・副詞など文法を見直す
私は文章を書くこと自体は嫌いではないのですが、「論理的で」「説得力のある」文章を書くことは苦手です(多分)
思うままに書くのは好きなんですが。。
なので、きれいに並べるのは最後の方に回し、まずは思いつくままに文章を書き始めることにしています。そうでないと、一生懸命きれいに書こうとして、でもできないので時間だけが溶けていってしまうからです…悲しい
とりあえず、それぞれのプロセスでどんなことをやったか、記録がてら書いていきます。
①何について書くのかを明らかにする
おそらくこれが何においても一番大事なのだと思いますが、何が問われているのか、それに応えるためには何が書かれていればよいのかを明確にすることです。
私が書いた志望動機書は、非常にシンプルなもので、
・なぜオーストラリアを進学先として選んだのか
・なぜこの大学なのか
・なぜこのコースなのか
・将来のビジョン・目標(コース卒業後の目標)
について書いていればOKといったものでした。
ここら辺は大学によって問われ方が変わってくると思います。箇条書きで提示してくれるところもあれば、もっとふんわり聞いてくる場合もあると思います。それぞれ、求められていることを読み解いて、どう答えるかを考える必要があります。
(私はこの点では非常に明快で分かりやすい問いだったので、時間がかからずにすみました…)
②それぞれの項目ごとに書きたいことを箇条書きする
上記のプロセスで出した項目について、それぞれどういうことが書けていればよさそうか、何を盛り込みたいのかを、簡易に書いていきます。
私の場合は上の4つ。
・なぜオーストラリアを進学先として選んだのか
┗安全なので、警戒せずに勉学に励める
┗この分野を未履修でも受けられるMPAを提供している大学が多い etc…
・なぜこの大学なのか
┗実践的なコースがあるから
┗ロケーションがよいから
┗プログラムにインターンが組み込まれているから etc…
といった具合です。
もうここら辺は、直感的なことも含めてとりあえず書き出していきました。
場合によってはマインドマップなどを使ってみてもよいかもしれません。
"Miro"を使うと、MiroアシストというAIの機能で、マインドマップを自動生成してくれます。こういったツールも活用しながら、アイデアを出しまくるのもありです。
あとは、「なぜ学ぶのか」「この学びが将来どう生きるのか」など、志望動機に関わる部分で、自分でも明確に言葉にし切れていない部分は、生成AIと対話をしながら言語化しました。
私は"Claude"を使いましたが、"Chat GPT"や"Gemini"など最近はいろいろな選択肢がありますので、みなさまが使い慣れているものがあればそれでいいと思います。
③まずは思いつくままに文章にしていく
②まで行くと、とりあえず盛り込みたいものが出てくるので、その中で書きやすいものをいくつかピックアップして文章にしていきます。私の場合は、一旦簡易な(academicではない)英語でとりあえず書いていきました。
英語にしづらい部分は日本語で書き出していき、後から英語にしたり、Claudeに英訳を助けてもらったりしながら、ひたすら文章化します。
ここまでのプロセスで言いたいことは出しているので、③のプロセスではあまり深くは考えずにとりあえずその言いたいことを文章という形にすることに徹しました。
④段落の並びやprogressionなどに気を付けながら文章を並べていく
ここで、気ままに作文したものたちを段落として成型したり、並び替えをしたりしながら、パラグラフとして整えていきました。
このタイミングで、この段落ではこういうことを言う、その段落の中ではこれとこれとこれに言及する、など、progressionを意識し始めました。
⑤つながりが悪いところを書き足していく
④で文章を段落として並べていくと、つながりが悪い(論理的に結びついていない)ところや、具体例が欲しい部分がでてくるので、その間を肉付けしていきます。
もしここで、肉付けがうまくいかない…と感じたら、それはおそらく何かしらの飛躍があったり、そもそも原因ー結果の考え方が間違っている可能性があるので、その関係性について考え直します。原因ー結果がつながらないと感じたら、①で出している他のアイデアに切り替えるなどしていきます。
具体例がうまく接続しない場合は、逆に使いたい具体例を抽象化させてうまくはめ込んでいくなどしたりします。具体ー抽象の関係もうまくはまらないとつながりが悪くなってしまうので…
私はロジカルシンキングのプロではないので、上記の話はあくまで個人的に言っていることになります。世の中にこの手の記事、書籍、動画はたくさんあると思うので、ぜひそれらを参考にしてください。
⑥接続詞・副詞など文法を見直す
一番最後に、再読して文法をチェックしていきます。
これまでacademicに文章を書いていないところもあるので、言葉遣いを直していきます。また、私は使う接続詞や副詞に偏りがある方なので、連続して同じ言葉を使っていないかなどを特にチェックします。
自分の文章のクセがある方はそれを重点的に見ていくのがよいと思います。
自分で修正した後、Claudeなど生成AIにもチェックしてもらいます。
私は自身が過去にアイルランドに住んでいたこともあり、文法やボキャブラリーがイギリス寄りなので、生成AIには「イギリス英語に準拠してチェックしてください」という内容も追加しています。
最後は外部の人に、内容と文法のネイティブチェックをしてもらいました。
私の場合は、内容にもあまり自身がなかったので、志望動機書に強い方に見てもらうことにしました。
ネイティブによるproofreadはした方がよいと思いますが、内容もしっかり見てもらうのかどうかは個人によって変わってきそうなところです。
ということで、今週に入ってからやっと本格的に着手し始めましたが、累計5時間くらいかけてなんとか書き終わりました。
正直もう少しかかっている気もしますが。
特に①の部分は、PCの前でなくても、なんだかもやもや考えてしまうこともあったので。。
あとは提出するのみ!
うまくいきますように…!