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信じ抜け、奇跡が近づいてる。

こんにちは。

今日、「えんとつ町のプペル」という映画を見てきました。今年付けで吉本興業から独立することが発表されたオリラジの中田さんと闇営業騒動で現在はYouTubeでの活動を行っている雨上がり決死隊の宮迫さんが制作している「Win Win Wiiin」という番組の第2回ゲストに本作の製作総指揮を務めるキングコングの西野亮廣さんが登場して以来、ずーっと見たいと思ってた作品です。

この記事では本作のネタバレが含まれるのでまだ見てないという方は「Win Win Wiiin」を見てから是非劇場へ足をお運びください。もし、「どうせ子供向けの映画でしょ」と思っていて見ていないのだとしたら今すぐその考えは捨てて見に行くべきです。

▼ネタバレ含むので注意!▼

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さあ、というわけで本日この作品を見てきたわけですが、正直な話をするとストーリーに捻りがあるからおもしろいというタイプのものではありません。僕が見に行ったときも子連れが多くいたりしたので結構子供向けに作られてるものではあります。絵本が原作なので。だからって小さな子供以外が見ない理由にはなりません。別に制限されてるわけでもないのに。

この話はえんとつ町という名の通り、えんとつがあちこちにあり、そこから煙が出続けています。その結果、空を覆い尽くすほどになっており、この町に住む人は空や星というものそのものを知らないし、見たことが無い。そもそもそんなものは無いと考える人すら出てくる町です。そして追加で書いておくと海に出ることも禁止されています。完全に孤立した町なのです。

そうなった理由は本編に関わるのでなるべく触れないようにしておきます。

そんな町にブルーノという男がいました。主人公ルビッチのお父さんです。ブルーノは空や星の存在を知らない町の人たちに向けて自身の体験を基にした紙芝居を読み聞かせます。しかし、時が経つにつれてその紙芝居は空想のもので何の根拠もないと馬鹿にされてしまいます。その様子を息子であるルビッチも見ていました。
ブルーノはルビッチに対して上を向き続けること、周りに味方がいなくなっても信じ続けることを教えます。これがこの作品の一番のメッセージとされてる部分ですね。物語としてはその後ルビッチとごみ人間のプペルが一緒に空に行き、煙をどかして町の人に空や星を見せるという展開になっていきます。

あらすじ説明はこんなところですが、西野さんがWin Win Wiiinでも触れてましたが、「新しいことを始める人は周りから非難される」ということが珍しくない現代社会で夢を見続けることはいけないことなのか。それを問いかけた作品でした。みんなどこかのタイミングで夢見た経験があるでしょう。でも、周りから非難されたり、「現実を見ろ」と言われてその夢を捨てざるを得なかった人たちだと思います。しかし、その夢を追い続け、上を見続けた結果、夢を叶えた人たちもいる。それが本作で言うルビッチです。そして、自分が捨てた夢を誰かが叶えてしまうことでそれを都合よく思わない人間が本作のアントニオです。

今の社会は夢を見る人間を袋叩きにして芽を摘んでしまう。自分が捨てたことが馬鹿のように見えてしまうから。その気持ちはとても理解出来るし、誰もが夢を叶えられるわけでもないと思います。でも、夢を叶えようとしてる人がいたら、素直に手を差し伸べてあげられるようになってほしい。そんな優しい社会になってほしいなと思いました。

とにかく心が浄化される作品なので一度見に行ってもらいたいです。
あとこちらのカバーも聞いてみてください。

最後に作中で描かれていたもので頭いいなって思ったものを紹介します。

食べ物や物品は時間経過と共に価値が無くなったり、薄れてしまう。その中で価値も変わらず、残り続けるもの。それが金です。だから金を持つ者が権力を持ち、世を支配してしまう。そして、それの奪い合いが起きてしまう。そうなったときに考えられたのが腐る金を作ること。食べ物のように時間経過と共に使えなくなる腐る金を作ることで金だけが価値を持つ状態を無くせるという話です。

素直にこれには感心しましたね。おもしろかったです。

是非一度見に行ってみて欲しいです。では。

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