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eSportsに対する学生の関心ってどれくらい?

「ゲーム」。そして、「eSports」。
見方によってはどちらともとれるコインの裏表のような存在にあたるこの2つ。eSportsという存在が中々広まらない理由の1つに「ゲーム」に対していいものだとは思わないという人たちがいるということが挙げられる。世間では"ゲームは1日1時間"なんて言葉が叫ばれるくらい勉強ができる子が偉くてゲームばかりしてる子は偉くない、ぐうたらな子だと捉えられる。もちろん、それは間違いではないが結局社会に出て評価されるのは"稼いだ"方である。その方法が多少違うだけの話である。
では、実際に勉強に励み、ゲームをする立場である学生はeSportsに対してどう思っているのだろうか。今回はこのことをテーマに少し話していく。

男女の差

男子=やんちゃ、女子=真面目。このイメージはどの世代でも小学生や中学生くらいの頃あったのではないだろうか。もちろん、全員がこれに当てはまるとは思わないし、中にはそうでない人も大勢いるだろう。しかし、この女子=真面目という分類に当たる人は少なくはないのだと思う。そして大抵、そういった女子はeSportsは遊びという大人と同じ思考に至る。
eSports産業はターゲットを男性だけに絞ることは出来ても、女性だけに絞るということは絶対と言っていいほど出来ないと思う。それは女子=真面目=ゲームはそこまでしない、という考えに誰もが共通してなるからだ。
この考えはどの年齢層でも共通して言えると思う。しかも、盛んに成長する学生にとってはそれが顕著にみられるだろう。だから、eSportsに関心を抱く女子は少ないと思う。

"ゲーム"をプレイする人は多くても...

男子の中でもゲームとeSportsという2つではeSportsをあまり知らないという人も出てくるだろう。
まず、学生の中でも年齢によってかなり分かれてくると思う。

2018年7月にファミ通が独自で行った調査(「国内esportsの実態調査の結果が発表、国内esports認知度は昨年より約3倍の41.1%に上昇」参照)によると国内のeSports視聴者数は上のグラフのようになる。
10代と20代では1.5倍以上の差があることが分かる。ここでなぜプレイヤーの人口比率やeSports認知度ではなく、視聴者数のグラフを出したかというとプレイヤー人口になるとeSportsの認知の有無は関係無くなってしまうし、単にeSportsの認知度というのは今回話題に取り上げているものとは違ってくるからだ。それに視聴者となれば大会などに興味があるということになる。つまり、eSportsへの興味が一番あると思われる数字になると思ったからだ。
改めてグラフを見ていくと10代、つまり中学生~高校生辺り(厳密には大学生なども含まれるが大半はこの2つであるということ)になる。そして20代は大学生や社会人だ。10代の場合は学校というコミュニティで生活するための手段として"ゲーム"をプレイする人は多くいるだろう。だが、それを1つの競技種目として捉える人は少ないのではないだろうか。その結果、20代よりも10代のほうがかなり低いという結果になっていると思う。
ここから考えると高校生辺りまでの年齢層ではeSportsはあまり興味を抱かれず、ゲームとして楽しんでいるのだと思う。その中には関心を持ち、積極的に大会やイベントへの参加をしたりする人もいるとは思う。が、多くはこれらのイベントも「ゲームで稼げる大会」という漠然としたものに過ぎないのかもしれない。それを将来につなげて考える人は少ないのかもしれない。

色々と考えながら書いてきたが、これからの社会を担う学生世代である10代の人がどれだけeSportsに関心・興味を持ってくれるかが鍵になってくると思う。そして、それだけではなく高い年齢層でまだ認知出来ていない層の改革も必須になってくるだろう。
そうすれば日本で今よりもっとeSportsという舞台が輝ける場所になっていくのではないだろうか。

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