メモ1 rroommのカワイです。#toogood
初めまして。 4月1日から働かせていただいてるカワイです。
まだお会いしていない方もいらっしゃると思うので軽く自己紹介を。
平成10年生まれの現在26歳とゴリゴリゆとり世代で育ちました。
兄がサッカーを始めた事により、
なんとなく自分もと幼少期からサッカーをしており、 高校までは勉強もせずサッカーしかしていなかったです。
ここまでは既定路線的な流れで何も考えず続けていましたが
才能という物を考えると辞めるのが妥当って理由で辞めれるくらいの熱量だったなぁと…笑
その後これまた兄がアパレルで働いてた。 4年も学生なんて自分にできるはずもない。
という理由で大阪文化服装学院へ入学。
月日は流れて、25歳に差し掛かり
一応大手セレクトの店長まではなってたけど「いつまでなんとなく仕事やってんだ」とかを考えてると、
気付けば次なんてあてもなけりゃ、考えもなかったけど上司に辞めるって伝えてました…笑
側から見ればやばい人だったかもしれないけど初めて自分で選択できた様に感じます。
その後rroommへ。
前職などの話をするとざっとこんな感じですかね…笑
すでに自己紹介だけで長いので入った経緯とかは、またどこかで!
とふんだんに兄の影響を受けた訳で家族からは相当好きだと思われるだろう。
ただ嫌いな訳ではないけど別にそうでもない。
でも同じ環境で育ってきたし僕もできるかも的な感覚で選んだんだろう。
「私たちはそれぞれ異なる関心や技術を持っている。 ですが私たちは同じ場所で生まれ育ち、
同じ哲学を共有しています。 言うなればほとんどペアのダンサーのようで、そこに言葉は要りません。」
とそんな感覚とは程遠いんだろうがなんだかわかるなぁと思う回答をしていたとあるデザイナーがいた。
それはtoogoodのデザイナー Faye Toogoodさんだ。 toogoodは、 ロンドンで姉faye 妹ericaの姉妹が
2014ssにスタートさせたユニセックスブランドで、素材からタグに至るまで一切の妥協がない。
素材も加工も贅沢にこだわりを貫かれている。
そんなこのブランドを皆さんが紐解くきっかけになればとご紹介させて頂きます。
前編、後編にしようかと思います…まとめきれず長くなりそうなので…笑
姉Fayeは、 インテリア雑誌のエディターを経て、 雑誌の2次元の世界だけでなく、
3次元のスペースで働きたいという気持ちから2008年に「studio toogood」を設立した。
このstudioでのインテリアデザイン、空間プロデュース、インスタレーションを手掛ける活動が彼女のバックボーンである。
妹Ericaは、 スーツ発祥の地と呼ばれるロンドンでgolden mile of tailoring(仕立て屋の黄金通り)と
言われるサヴィル・ロウで、 パタンナー、カッターとして経験を積みファッションの世界に携わっていた。
と2人の経歴は端的にこんな物かと。
studio toogood設立後初めて仕事したのは、ギャルソンと実は日本人にゆかりもあるFaye。
きっかけは、一緒に仕事できたらとクリスマスカードを送ったそう。
そしてロンドンのドーバーのシューズコーナーを手がける事になる。
やはりチャンスを掴むきっかけは行動かとハッとさせられますね…笑
その後に「Hermès」「CHANEL」「CHOLE」「Birkenstoc」「Carhartt WIP」などをクライアントに持ち
挑戦していく内に 2013年にericaと一緒にプロジェクトを始めることを思いついたそう。
ファーストコレクションの話などは勿体ぶって後編にて書かせてもらおうかな…粋がってすみません。
話を戻すとそんなtoogoodの服の特徴は、 あくまでこれは個人的な意見ですが360°どの角度からみても
美しいシルエットだと思う。
それを象徴するのが大定番の「THE BAKER TROUSER」 「BAKER=パン職人」の為に
作成されたワークパンツ。 ブランド側が「紛れもないtoogoodシルエットを演出する」
と書く程のシルエットはいかほどの物なのかと気になり僕も購入してしまいました…
この独特のシルエットを演出するのが、 股上やかなり太いワタリ幅は言わずもがなで、
シャーリングでのギャザーやフロントプリーツかなと。
ウエストの使用はシャーリングに+ドローコードとワイドなシルエットに対してイージーパンツ仕様でアンクル丈と言葉だけだと楽ちんでカジュアルなパンツに思えます。
が
フロントプリーツや深く折り返してダブルに仕上げた裾が品のある佇まいを醸し出しており、
カジュアルな印象はなく野暮ったさは全くありません。
素材も上質なコットポプリンを採用。
洗いを加えてあり、程よいハリ、パッカリングを楽しんでもらえます。
僕も実際にしこたま履いてるんですが、生地にアタリが出てきます。 それがまた良い雰囲気なんですよね…
写真でしかみていなかったお客様が履いてくださった時に、見ていた物とは全く異なる印象だと言ってくださる程に実物は完成されています。
今回は後2つご紹介させて下さい。
こちらも定番のTHE BOOKBINDER JACKET 「BOOKBINDER=製本師」の為のジャケット。
製本師とはなんぞやと言いますと
12世紀頃にイギリスの貴族階級に仕えて居た人達で、 当時は本が当たり前に皆が買える物ではなく、
彼らが手作業で一族特有の装丁や家紋が施した本を管理、貯蔵していた。
本の数で品格を図られる文化もあり、屋敷を付与される程高貴な仕事だったそう。
自店に入荷しているBOOKBINDERは今シーズンのLimited Editionでアトリエにてハンドペイントを施している世界に5つしか無いとても希少価値の高いアイテムです。
こんなお洒落な製本師が居るのかと思っていましたがこれはこれはなるほどと納得いたしました…ちなみに5つのうち2点は自店に入荷しました笑
他で見れるのかなこれ…
手先の仕事が多く、多種多様な道具を使用するため立体的で巨大なマチ付きのフロントポケットを採用しています。
他のアウターにも採用されるtoogoodの象徴すべきデザインかと。
1950年代フレンチワークのアームパターンを踏襲した様な腕周りのディテールは、
製本した本を運んだり、運動的な実務向きな部分からで可動域が広くかなり着心地が良いです。
こんなにも読んでくれた皆さんToo Goodです。
拙いですが魅力伝わっていますか?
それでは最後にこれまた代表的な「THE TINKER GILET」のご紹介を!
代表作が多いですよね。これにも理由があるんです。ちゃんと書きます。後編で…
「TINKER= 鋳鐵師」の為のジレ。
こちらも鋳掛け屋とはなんぞやと言いますと。
金属がありふれた物で無かった時代に、農具はもちろん、鉄や銅の鍋、釜に穴や欠けたりがあった際に
金属を溶かした物を注入して凝固・接合させる職業です。
ちなみにイギリス小説の「Peter Pan」のティンカー・ベルは鋳鐵師の妖精です。
アウトドアブランド、ハイエンドなど様々なブランドからジレは登場しますが
スタイリングのアクセントとして、だけでなく着用する事で実用性を体感して頂けるジレはそう多くないかと思います。
特殊な撥水加工をした軽量コットンを質感のある表面を作る為にマイクロリップストップ構造を採用。
凹凸感のある生地感なので肌離れが良くて真夏日には、タンクトップ的に着用するのも良いかと。
生地も魅力的ですが、やはり目が行くのは、フロントの釦とポケットかな。
ハンマーで叩いて平たくマットにした金属の釦は、手間をかけたにもかかわらず1つしか表に見せない仕様。
何かここにもエモーショナルな美学を感じますよね…笑
ポケットはこれぞTINKERと象徴するデザインで、
オッズとエンドという工具を収容する為の特殊なミスマッチポケット。
左右2つのポケットと合わせて計4箇所で収納力たっぷりです。
我こそはミニマリスと手を挙げられる方はバック要らないです。
ミスマッチポケットの配置や形には、空間デザインを手掛ける彼女達らしさが感じられて
僕はそこにプロフェッショナルな部分があるなと凄く好きなんですよね。
はい!終わり!←気の利いた終らせ方分からず逃げました…初回のご愛嬌という事で見逃して下さい…笑
ひたすらに長くてまとまりもないブログにお付き合い頂いた方へSpecial Too Goodと直接言いたいです。
気になって頂けたら是非観にいらして下さい。
なげーよとかココが分かりづらいとかそんなのも聞かせてほしいな…
皆さんにそうやって可愛がってもらえる様なスタッフになれたら良いなと思っていますので
これからどうぞ宜しく申し上げます。
rroomm カワイ
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