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メモ2 今も新しい物づくりなの? #togood vol.2

カワイです。


先日僕の大好きなバンド、羊文学のモエカさんがストーリーに上げていた映画を公開初日見に行きまして、
なんともラッキーな事に舞台挨拶まで拝見させてもらいました。
映画を観た後に監督、役者さんの話が聞けるのは作品の解像度や見え方の選択肢が広がり非常に良い経験でした。
見るを観るに変えた理由もそんな経験が伝わればと思いまして…笑


内容はといいますと、
映画についての映画で僕達が映画を観る、観れてるってどう言う事なのだろう…的な事を考えるきっかけになる内容。
ロードムービーを作りたい。けど予算が、主演が…などのトラブルが…etc とやりたい事を全てやれない。
でも全てやりたい。進めないといけない。とそんな映画監督の話。


舞台挨拶時に主演の方が

「ダメさと一生懸命さの割合が噛み合ってさえいれば主人公の様に人に支えられながらきっと形になってくるんじゃないかな。」

「何事も数を重ねるとどうにか上手く走れる時が来る。でも同時に走れなかった時にはもう戻れない。
常に形は変わっていく。同じ走り方は存在しない。
そう思うと今しかない私の走り方を自信を持って愛して、 変わらず諦めず今自分のできる走り方で走ってけば良い」

と言っていたのが印象的で、
文章の書き方なんて何一つ分からず始めたこのブログもいつか面白いって
言ってもらえるものになるんじゃないか。 今しかかけないブログを一生懸命書いていこう。
と勇気をもらえましたねぇ〜…笑

映画気になった方は是非インスタなり店頭なりでになんなりと聞いてくださいね!


と勇気をもらって一生懸命書くのでよければ最後まで御一読を!
後編は前回の如くブランドの小ネタなどを挟みつつ始めさせて頂きます。とくとご覧あれ!



toogoodには

『ファッション業界ではなく、働くプロフェッショナルによって形成されるファッション』

という概念が存在する。
これは、 49着のコートを作る機会を頂いたところから始まっている。
2012年のLondon Design Festivalの7×7という企画で、
彼女達は印刷工や製本工を始めとし、数百年の間にSeven Dials いた49の職人をテーマに全てハンドメイドで作成してみせた。
作品内容、インタビューの動画見つけたので貼っておきますね。 

London Design Festival 2012 7×7 by feye toogood

この経験から彼女達はある1つの仮説をたてている。
職業のスタイルや性別、年齢問わずに、同じ様な服装をしている事に気づき、 ある特定の人だけに向けた服でなく、性別や年齢を超えた全ての人に向けた服作りができるのではないか?
という仮説だ。


なので彼女達のコレクションには、
初期から変わらずで続けているデザインそしてアイテムがある。
変わらなくても良い、積み上げてきた物を大切にすべきだと。
いわば上記の仮説を立証するべく、長い時代を耐えれるのか?それは今見ても新しいものなのか?とテストしているのです。

彼女達のバックボーンがインテリアからなのか、洋服を家具の様に見立ててみて欲しいそんな想いがここから汲み取れますよね…
熱くなってまだまだ長くなりそうなので…そんな初期から出続けている奴紹介しちゃいましょうか。

toogood THE DRAUGHTSMAN SHIRT CHALK – Mens
価格: ¥85,800 (税込)

「DRAUGHTSMAN =製図者」のシャツ


理想の未来を描くそこの夢を追う若者そんな君へ捧げたい…なんつって笑
業務的配慮とファッション性の両立がまさにtoogoodかなと。


我!オーバーサイズなりと言わんばかりの身頃に対して、
袖は製図時に邪魔にならない様、カフスに向かってスッキリするシルエットに。
そして丈を短くする事で手元はなるべくフリーにする業務的配慮。
その見頃にあえて控えめで小ぶりなカフスや襟、貝釦を採用する事で無骨にさせすぎない品を生むファッション性を。


この2つのアプローチのバランスがまさに双good…笑

今回はそんなシャツを軽い綿のボイルで作成。
ボイルとは、透けるほど薄手の生地ですが、
強撚の糸を使っていることで、張りとコシがあるのが特徴の生地。
そんなどこか麻の様に清涼感のある生地にハンドペイントかの様なプリントが施されている。
筆致を連想させるプリントの白インクが生地に柔らかな質感を与えます。

柔らかいのに凛としている。本当彼女達職人ですよね…笑
次もそんな彼女達の初期から出続けているACROBATと呼ばれるtoogoodを代表するパンツのご紹介を。

toogood THE ACROBAT JEAN INDIGO – Mens
価格: ¥69,300 (税込)

「ACROBAT=曲芸師」のパンツ 。
曲芸師、普通の人にはできない様なアクロバティックな芸を習得している人。
僕がパッと浮かぶのはヒソカが曲芸師的な立ち位置かな。実際には奇術師ですが…笑
より連想しやすいものでいうと大道芸師的な事なのかなと。

ゆったりとした腰回りから湾曲した様なシルエットが魅力の1本で、今期初めてデニムとしてリリースされました。
初期から出ていて湾曲… とあるインタビューで 彼女達は、

『ファーストコレクションでは一切真っ直ぐなラインを使わなかったわ。』

と言っていた。
直線を使わなかった理由は、 まるで熟練の技をもつ職人が服の中に存在しているかのような雰囲気を醸し出す為だそうです。
一貫性と言いますか、信念といいますか、足りてるか俺…って自問自答したくなる程に変わらずかっけぇ。

シルエットが特徴的で一見あっこれ私じゃないかも、僕じゃないかもと思われがちですがスタイリングへの馴染み方は、想像を優に超える馴染みやすさです。
騙されていつものデニムと思って試着して下さい笑
個人的には裾のタックボタンが好きです。開けるとスリットデザインになるデニムなんて他にない。
のが余計に唯一無二感があっていいかと。

そろそろ大体too goodとは、なんぞや感じてもらえましたかね?
書いてる僕も新たな発見があって本当面白いブランドですね…
最後に今期は、必ずこれには触れないとっていうアイテムのご紹介させてください。

toogood THE TINKER SHIRT PINK – Mens
価格: ¥99,000 (税込)

今期はブランド10周年と節目で『COMMUNIQUE 020』は、too goodからの意思表明がコレクションテーマへ。
toogoodの原文を載せたいんですが、何か載せれないんで簡単にまとめますと、


私達は俄然として一貫性を持って事を継続させて行く。
なぜなら私達には、信念(上記で説明した仮説、テスト等)を探求、拡張、書き直しより良いモノにする為。
これが私達の仕事の本質であり、全ての仕事の本質です。
人間の努力は、無限でtoo goodのクリエイションはこれが始まりに過ぎない。


極訳ですが的な内容かと。
おまえ信じれねーよってな感じで原文見たい人はDMください。笑

とここに至る上でインスピレーションを受けた人物が居ます。それは

PHILIP GUSTON

彼は画風が5回変わった。
その全てで批評家の間に賛否を巻き起こす程の話題になっていた。
そこから読み取るに、
時代に合わせて自身の表現方法を探求、拡張、書き直しをしている部分がこの節目の意思表示とマッチしたのかなと。
ガストンまで書くと訳が分からなくなりそうなので
そんな彼の反骨心、遊び心から着想されたアイテムの御紹介を。
脱線しまくり…失礼しました。


色やデザインは、5回目の変更の『新表現主義』のガストンの絵から出てきたかの様。

今期の象徴ともいえるこの釦やっぱカッコいいな。
例の如く曲線で描かれた袖の切り返しが特徴で、そのまま伸ばすのも良いけど僕は、
LOOKみたいに大きく折り返すのオススメです。


まだまだ書きたいアイテム山盛り何だけど今回はここまで!
何とか書きたい内容は書けた気が…かなり長々と書きましたがどうすかね?

書きかけのブログ 振り出しに戻して決めきれない自分にグルグル

悩みながら書いてたのですが、ふとよく来て下さるお客様が後編いつですか?と聞いてくださってやっとこさ書き終えれました。
毎週末あげたいぜーーっ!よしっ!ではまた金曜日くらいに会いましょうか…間に合うかな…取り敢えず頑張ります!

最後の文1文だけ謎の改行をしておきました。気付いた人は、僕と同じギャングだ!ではまた。

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