このデザインの定義、最高!
Wiredのネイバーフッドがほにゃららという特集からエツィオ・マンズィーニさんの名前を知った。ネイバーからワールドトリガーしか思い出さんわたくしなのですが、WIREDの配信のゲストでRe:public Inc の内田友紀さんがいろいろ話をされているのを聞いて、さっそくググってみた。
で、「日々の政治 ソーシャルイノベーションをもたらすデザイン文化」をとりあえずアマゾンでぽちってみた。
普段はKindle版を買うのですが、これは面白ければあの人やあの人に読んで言いたくなるなと思って、実物を注文。
↑アフィリエイトじゃないですよ。^^;
ただのリンクです。
さすがアマゾンさん。
ぽちったらすぐ届く。
ワクワクしながら段ボールのパッケージに、別に頼んだもう一冊とビニールなしで生身で梱包されているのに好感を持ちつつも、同時に届いたもう一冊は別梱包で、しかもきっちりビニールに入れられていてもやもやしつつ、手に取ってみた。
若干、難しそうなテーマだなぁとか、
絶対ジャケ買いしないお堅い感じ―とか、
買ったはいいけど、重そうだなぁとか、
ちょっとネガティブになる。
もし僕が中学生で、夏休みの課題図書を手にしたという状況なら、切羽詰まるまで読まないという、あの感じのネガティブ。
でも、これは仕事でもある。
今、読まねばならぬ。
読まねばならぬのだー!
ぺらり
用語解説?
いきなり、用語解説から始まっている。
なんだよ。めんどーだなぁ。。。
そこでは、この本を読むうえで大事な概念だからと、「公共財」「変化のある常態」「デザイン能力」の三つの言葉についての定義がかかれていた。
ま、確かに、共通言語は大事だ。
ふむふむ。
なるほどなるほど。
おお。
おおーーーー。
これや!
わいが求めていたデザインの定義は、
これやーーーーーー!
というわけで、ページをめくって3ページ目で感動。
すっかりエツィオ・マンズィーニさんのファンになってしまった。
デザイン能力とは
本書では、「デザイン能力」を「人間の資質として誰もが有しているもの」と捉えている。
やばい。
これですよ。
誰もがデザイナーになれる、というと、デザイナーサイドからもそうでない人からもそう簡単じゃないと言われると思う。実際、そう簡単じゃない。でもそういうことではないんです。
デザイン能力をデザイン職の職能と定義するのではないってのは、多様な社会においてとても重要だと思うんです。
多様な社会の大前提は民主主義です。
デザインについて、よい決定をするには、デザインについて、よい認知が無いといけない。
僕はずっと、デザイン能力をデザイナーの職能だと考えてきた。
これが、いろいろなことの発想の狭さを生んでいた。
そう思うと、めちゃめちゃ夢膨らむじゃないですか!
人々の新たな能力を発現させていく考え方自体がソーシャルイノベーションの特徴であり一つの成果と捉えられる。さらに「誰もが有しているもの」という考え方は、そこに共通の興味と知が発展していく可能性を有し、前述の「公共財」の概念にも通じる。
ですって。
いや、この可能性。
わくわくしますね。
※「公共財」は公共機関が所有するものだけではなく、人間関係など社会が有するものを幅広く含ませて使われています。
これは、これからの自分にとても重要な本になる予感。
日本語理解力がしょぼいので200ページのこの本を一気に読めないですが、一つ一つのワードがとても面白いのでしっかり読みながら、びびっと来たところの感想を書いていこう。