見出し画像

大好物な言い回しオンパレードでおらワクワクが止まんねーぞな本なんですけどー!

本を読み進めながら日記シリーズ

今回からは、日々の政治の翻訳者つながりで、「意味のイノベーション」というワードに釣られてポチってみました。

「意味のイノベーション」
なんともデザイナーにとって甘美な響き。

書き始めがいいです。

誰もが意味の作り手である。(P001)

やばいです。
「はじめに」から名言のオンパレード!
これは、わたくし的に良書の予感!

人間はニーズでなく、目的によって突き動かされていると信じる人々のための本である。(P002)

いいっすねー。
この感じが好きです。
私、こういう感じ大好きですわ。
大好物です。
2ページ目にして、好物確定です!

言葉の定義をするときに、僕にとってデザイン的に明確にされているかどうかはとても重要です。この場合のデザイン的にとは、見た目の表現を変えても変わらない、根幹をなす価値観が伝わるかどうかという意味で、

ニーズと意味の例として

もしあなたが人々に愛されるモノゴトを創造したいのであれば、問題解決からは離れたほうが良い。愛について考えるのだ。一方で、もしあなたが問題解決をしたいのであれば、愛について考えることは避けたほうが良い。愛は、人生に意味をもたらす感情の一つであると同時に、多大な苦労を伴うものである。問題解決と愛は両立しない。(P004)

こんなに単純なことなのに、この視点を僕は持っていない。

解決すべき問題について、一体何を見てきたのだろう。
そこに問題は最初からあって、そっとついて行って、背中を押すことが解決だとでも思っていたのだろうか。そうとしか思っていないから、ゴールが短期的になるし、そこからの逆算で行程を考えたがる。

解決できない問題の中に、極めて重要な意味があるとするなら、そこにデザインの目を向けたい。でも、短期的なアプローチでは多分どうにもならない。別の問題・・・企業活動のスケジュールなど・・・と、折り合いをつけなくてはならないが、こうやって明確に分けることができると、その折り合いもデザインすることができるはず。

と、緑谷少年なみにぶつぶつ言いながら考えるのはとても楽しい。

これはいい読書になりそうです。

ただ、300ページほどもあるので、また読むの時間かかりそう。

そして、この日本語タイトルはちょっと違う気がする。
この本の根幹にあるのは目次からも、はじめにからも、まず「意味」なのに、なんで「突破するデザイン あふれるビジョンから最高のヒットをるくる」なんて、意味が違うタイトルにしてしまったのだろう。意味の本なのに。タイトルは作者が決められないという話は聞いたことがあるけど、それこそまさにこの本のテーマなのではないのだろうか。

ま、それはいっか。
中身には影響ないだろうし。


写真はunsplashです。


サポートよろしくお願いします。ほかの方の記事を購入できるくらいには頑張ろうと思ってます。サポートいただいた分はほかの方の記事購入に使います。