え?え?なんて?「コ・デザイン」ってなんですのん?
次はこれ読みます。
前回読んでいた「日々の政治 ソーシャルイノベーションをもたらすデザイン文化」のながれです。
「コ・」ってつけると、ポクなりますよね。
なんかっぽくね。
コワーキングとか、コワーキングとか、ほかもなんか、思いつかんけどありますわな。
しらんけど。
「コ」。
「コ」?
一緒になんかやるっぽい感じの意味?
で、いいのかな?
Google先生!
co‐
音節co‐ 発音記号・読み方/koʊ|kəʊ/
【接頭辞】
1「共同」「共通」「相互」「同等」の意 《★【綴り】 次の 3 通りの綴りがある: cooperate,coöperate,co‐operate》:
a[名詞につけて] coreligionist,copartner.
b[形容詞・副詞につけて] cooperative,coeternal.
c[動詞につけて] co(‐)operate,co‐adjust.
d=com‐ 《母音または h,gn の前の形》.
まぁ、大体あってたな。
つまり、みんなでデザインする、ってことですよ。
ちょうど知りたかったこと、ドンピシャのタイトルの本なので買ってみました。
前回のエツィオ先生の本に比べると、いいペースで読んでいます。
第1章 なぜデザインをひらくのか?
第2章 デザインにできること、できないこと
第3章 いっしょにデザインするとは?
とりあえずこのあたりまで読みました。
実例を交えながら、デザインを一緒にする意味、デザインでできること、一緒にするとはどういうことかという話が進んでいきます。わたくし的にはそこはもう共有しているところなのでサーっと読みました。
大前提として、「デザイン」が専門家のもの・・・というのは、ホームページのデザインを始めた、結構早い頃からモヤモヤっと思っていました。自分以外をまきこまないと十分なものにはならないけど、その巻き込まれる側のコストを説明できない・・・という葛藤がありました。
デザイン思考は、しばしば方法論的な話に矮小化されますが、本質にあるのは学際性です。デザインのプロでなくても自分たちの現場で、それぞれの知恵を寄せ合いながらクリエイティブに対応して進めるための考え方を手助けしようとしたものです。(p124)
こういうふうに賢く整理できていたら、と思わないでもないですが、結局フリーランスになって、いろいろな方の想いややり方をより深く知って、ようやく少しわかり始めたことでもあるので、当時は知識で知っていても使えなかったでしょうね。
で、今でもそれは不十分で、この本で3章も使って説明していることを、僕は一言二言しか言わないわけで、伝わるわけがない。
でも、こうやってまとめてもらえると分かりやすくて、これを要約して伝えればいいじゃないかと思える事例があったりで、そういう目線で読んでます。
特に、コペンハーゲンのごみ箱が市民によってカスタマイズされていく話はすごくわかりやすくって、当事者が参加することの重要性と、デザインで解決することの意味が超伝わります。
コペンハーゲンのごみ箱は有名なようで、詳しくはこちらのブログに詳しく書いてくださってますのでご覧ください。
なぜこれが可能なのかについては、一本のぶれない柱があるからだと思うんです。何らかの価値観を軸にしていないと、判断はぶれます。ごみを減らしたいなのか、ホームレスを助けたいなのかわかりませんが、自分たちが住む町はこうあるべきだ、という価値観があるはずです。
とはいえ、デザインの仕組みに組み込む時にいつも自然発生的に起こるのを待つわけにはいきません。ある程度推進力が必要になってきます。デザイナーがこうあるべきだというリードをどこまでするかは非常に難しい問題だとおもいます。なにより、価値判断の共有がそもそも難しい。
前提条件の共有から始めるにしても、前提条件の価値判断の共有がむつかしいわけですから、そこから展開させるアイデアの価値判断、そのアイデアがもたらすであろう結果の価値判断と、ぶれる要素はいっぱい出てくる。
丁寧なコミュニケーションが必要ですが、その丁寧な分析に参加者を突き合わせる「コスト」の負担に合意を得るのもまた難しい。その効果に期待を得ることがまず必要となってくる。
そのステップを踏まないと始まらない。
というわけで、4章からは事例を交えて実践的なお話のようですので、多分ペースダウンして読んでいくことになると思います。
写真はまたまたunsplash
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