#9 抗がん剤治療(1-2) そしてパソコン一台で仕事できるのか?
2日もガンガンに点滴をしていきます。
ばっしゃばっしゃ入れて、ばっしゃばっしゃおしっこ出だします。
副作用としてこの段階では、軽い吐き気となんかあちこち痛い気がするくらい。パソコンを開いて何かをする分には7割がた問題ない。
時々しんどくなる。
食事は食べられている。
まぁ、副作用は徐々にってことなので、こんなものなのだろう。
個人差がすごいという事なので、結局自分がどうなっていくかでしか判断できないようだ。
この日もまたノマドワーカーです。
ワーケーション、というか、ほぼワークなんですが。
さて今日は、お迎えに新しい方がいらっしゃいました。
すこし、いや、まぁまぁ耳の遠いおじいさん。
補聴器は壊れているらしいです。
各看護師さん、先生も音量フルマックスです。
だいたいどんな病状で、どんな治療されて、いつまで入院してってわかってしまいました。
病院のプライバシーってなんなんだろう?
「おくすりはじぶんでかんりされていますかー」
「ごはんはたべれました」
みたいな会話が聞こえてきて吹き出しそうになる。
あぁ、耳の遠い人って本当に勘で答えるんだなぁ。
全然ぼけているとかではなさそうな方なので、おもしろい。
そのおじいさん、自分の声もきけていないのかな?
独り言もデカいときがある。
点滴ですが、抗がん剤いれるときは二個ぶら下がっているので、少し圧をかけるために電動ポンプが点滴棒に設置された。
このポンプ、センサーがついていて点滴がなくなるとピーピーうるさい。
けっこうな音でなるのですが、でもね、看護師さんのいるところまで届くほどの音じゃない。
部屋じゅう十分うるさい音なので、廊下までは聞こえると思うが。
ピーピーなるとナースコールを押すわけです。
あ、ナースコール。
これは女性を表すのか?
気になる。ググってみよう。
なるほど。ナースは性別関係ないのか。
覚えておこう。
このピーピーが後日、ちょっとした事件を引き起こすのだけど、また後の日記で書きます。
ウェブデザイナーとしてノートPC1台で十分なのか?
では、ノマドワーカーとしてはどうなのか?
少し状況を整理しておくと、僕は今回パソコン一台しか持ってきていません。
後持ってきているのは、タップ、USBハブ、USBがさせるコンセント、USBとライトニングケーブル、外付けのSSD。
直近の仕事に関わる書類が少し、名刺、以上。
という感じです。
僕はこの段階までにかなりクラウド化を進めていて、この外付けSSDはバックアップ用で、日々のデータやタスク管理、外部との連絡はほぼほぼネットがつながればOKという状態になっている。
コーディングやデザインはリモートで一部指示を出す。
その際もストレージにGoogle ドライブ。
情報管理用にNotion。
一番使うアプリでアドビ、Officeともにサブスクになっているけど、そちらのストレージは使っていない。
という感じで、何ならこのパソコンが突然壊れても、新しいパソコンがあればそんなに困らない状態で、紙の情報は可能な限り作らないようにしているので、最近は人仕事終わっても紙の資料がほぼ出ない。
まず、この状況をつくれていたことが、本当に幸いした。
例えば10年前ならどうだろう?
僕が仕事のメインマシンをノートパソコンにしたのはいつの頃だったか?
仕事を始めたことはもちろんデスクトップでした。
なつかしのpowerPCです。
確か、インテルMacになる前にメインをWindowsにかえました。
Macはもう、データが開かないときに確認する用になっていました。
その頃ももちろんデスクトップメインで、ノートはサブ機でした。
たしか数年前にマウスコンピューターのにしたときにグラボ搭載のにして、そっちがメインになっていきました。
ちょうど訓練校の講師もしていた時で、持ち運ぶ頻度が増えていった頃ですね。
そのうちデスクトップはもう買い替えずに廃機にして、今はメインもサブのノートPCです。サブといってもいざというときのバックアップ用ですが。
その後データや情報管理を徐々にクラウド化していっていきました。
コロナきっかけでZOOMやオンラインツールの認知が世間一般の経営者に浸透したのもめちゃめちゃ大きな要因ですね。
メッセンジャー、ライン、チャットワーク、メールが大半で、そこにZOOM、電話があればほぼ合わなくても大丈夫。
これこそ、コロナ前だと難しかったことかもしれない。
コロナで日本の働く紳士淑女のみなさまのITリテラシーはめちゃめちゃ上がりましたよね。
その恩恵を今実感しています。