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下地処理ってどこまでやる?夕方5時プラでなっちんプロトタイプを

 みなさんこんにちは。キャビコ広報担当のNです。

 今回はこのブログではすっかりお馴染みとなったヨドバシカメラ 新宿西口本店ホビー館の「夕方5時プラSD(ソーシャルディスタンス)編」にチョイプラ なっちんプロトタイプを展示しましたので、そのご報告です。

展示の様子
3階入ってすぐ左のショーケース内にて展示中

 今回のテーマ「塗装前下地はどこまでやったらいいの?」ということで、いつものメンバーが普段行っている下地処理を具体的な作品を添えて解説する展示になっています。

ガイアノーツ非公認キャラクター・マスクド13氏による解説パネル。
サーフェイサーは使わないんですね。
平田氏による解説パネル。
600番でも厚めに塗装すれば多少の傷は大丈夫!
ちいた氏による解説。
ちいた氏はサーフェイサーを使う派でした。
タレントモデラー水野氏の解説。
改造の方向性が意外過ぎて解説が頭に入って来ません…
造形コスプレイヤー神海霧いちご氏による解説。
コスプレ衣装は大きいので作るのも塗るのも大変そうです。
がっとねろ氏の解説パネル。
ヒケの処理方法が具体的で分かりやすい!

 キャビコからはチョイプラ なっちん プロトタイプ(正式名称「陸上自衛隊07式[Ⅱ型]戦車 なっちん 7式V(ナナシキバリエーション) プロトタイプ」)を展示しました。今回は塗装前の下地処理がテーマなので全塗装仕上げしたものと、塗装前のパチ組み状態のものを並べています。

©︎moi72

 チョイプラはサイズが小さいので、あまり表面処理に気を使わなくても良いように思いますが、撮影されると(現物よりも拡大されるので)細かい傷が目立ってしまうことがあります。今回はテーマが下地処理なので、いつもより丁寧な工作を心掛けてみました。普段は金ヤスリでゲートを削る程度で済ませていますが、今回は800番→1200番の紙ヤスリをかけたのち、スポンジヤスリを軽く当てて細かい傷まで消すようにしました。

1200番までヤスリがけしたのちスポンジヤスリを当てて傷を消した

ここまでやるとサーフェイサーレスでも大丈夫なので、一旦下地を塗って全体を真っ黒にします。この上から機体色の白を塗り重ねますが、この時に影となる部分を意図的に塗り残すと立体的に仕上げることができます。

下地色の上に中間色として明るめのグレーを吹いた状態。
右側は同時に作ったチョイプラ アモデウス
©︎ACiD_City
グレーの上から更に白を吹く。
この後エッジの部分にドライブラシをかけてさらに立体感を強調させる
肩のオレンジはマスキングしてエアブラシ塗装
背面は筆で塗り分け
肩の白帯はⅢ号人型重機付属のデカールを流用。
それ以外のマーキングは筆による手書きで仕上げた。

いかがでしょうか?チョイプラはエッジがビシッと立っているので、表面処理に気を配ると実物よりも大きく見せることができます。ドライブラシでエッジを強調する際も、傷があると逆にそれが目立ってしまうので事前の下地処理は大切です。チョイプラらしく「パッと組んで塗って終わり」はもちろん、時にはじっくり時間をかけてキレイ目に作るのも良いですね。

 こちらのサンプルは4月いっぱい展示されていますので、新宿方面にお出かけの方は、ぜひヨドバシカメラ 新宿西口本店ホビー館3階で現物の仕上がり具合をお確かめください。

 それではまた来週お会いしましょう。担当Nでした。

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