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本気のクリエイター発掘大作戦、応募締切迫る(外部審査員のご紹介)

みなさんこんにちはキャビコ広報担当Nです。

 5月8日からスタートした第2回本気のクリエイター発掘大作戦2021ですが、応募締切まで残すところあと1週間となりました。応募締切は7月31日の午後11時59分。まだ応募されていないクリエイターの皆さん、お急ぎください。今回のブログではいつもの中間報告とは少し趣を変えて、キャビコと一緒に予選通過作品を選ぶ3人の外部審査員をご紹介をさせていただきます。3人とも自身のオリジナル作品が実際にプラキット化されたクリエイターですので、いろんな意味で参考になるかと思います。私も自称クリエイターの端くれ、彼らが普段どんな活動をしてプラキット化を果たしたのかとても興味があります。それでは行ってみましょう。

メガスプラクチャ

 まず最初にご紹介するのは、第1回本気のクリエイター発掘大作戦のグランプリ受賞者であるARATA氏です。氏は2010年より"Megasculpture(メガスカルプチャ)"名義で活動を続けているガレージキットディーラーで、これまで68種!もの可動フィギュアを販売されてきました。そのすべてがオリジナルデザインで、曲線で構成されたその形(カタチ)はどれも個性にあふれています。以前のブログでも紹介しましたが、私もイベント会場で何度かブースを拝見していて、「これはカッコイイ!と言うか、むしろカワイイ?いや何か分からんけどとにかくカッコイイ!」と感じていました。そんなひとことでは言い表せない魅力がARATA氏のデザインには詰まっています。今回キャビコでプラキット化した「Smart daughter/eos 」も可愛らしい造形の中にキリっとしたカッコ良さがあってとても魅力的です(個人的には"漆黒"推しです)。キャビコ歴代キット中で最高初回出荷数を叩き出したのも必然だったのかもしれません。ARATA氏と言えば少し可愛らしいデザインが思い浮かびますが、個人的にはややカッコイイ系のStag Layerがお気に入りです。

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色合いも渋めでカッコイイですよね。それにしても全68種とはすごい数ですね。活動を開始したのが2010年だから年平均6種類以上、つまり2か月に1アイテムは発売してきたことになります。ガレージキットとして販売するのであればそれなりの労力もコストも掛かるわけで、それを継続して着実にファンを増やして来た結果がグランプリ獲得につながったのだと思います。やはりクリエイター自身にファンが付いているブランドは、それ自体が大きなアドバンテージになりますね。


ナッチン

 次にご紹介するのはみんな大好き「陸上自衛隊07式戦車なっちん」のデザイナーMoi氏です。氏との出会いは前回のブログでも書いたのでここでは割愛しますが、氏のオリジナルロボットに対する想いは出会った当初から並々ならぬモノがありました。ただ面白いのはMoi氏の活動がSNS(Twitter)上でのみ行われている点です。先のARATA氏のようにご自身で立体物を作ったり、それを複製して販売するようなことは一切行っていません。私などはプラキット化の前提として、まずは立体物でプレゼンテーションを行いたい人なので、二次元だけで魅せるデザインができる人は本当にうらやましいと思います。またMoi氏はほぼ毎日といって良いほど新しいデザインをTwitter上に発表しています。それはなっちんのバリエーションから全くテイストの異なるロボットまで、その振り幅の大きさには本当に驚かされます。

オリジナルロボット2

先程のARATA氏もそうでしたが、常に発信し続けることが何よりも大切なんだと感じさせられます。私も見習わないと、ですね。


マルットイズ

 最後は2019年冬のワンダーフェスティバルで第36期WSC(ワンダーショウケース)アーティストに選出されたMiZ氏です。氏は"MORUTTOYS-マルットイズ-"という自己ブランドを展開されており、WSCアーティストに選出された「MAMORU」をはじめ、コトブキヤ様でプラキット化された「TAMOTU」など全てのプロダクトを近未来の架空企業「ATARASY」が提供する架空のロボット「ATARASY Products」としてリリースしています。キャビコとの関りはMoi氏とのコラボレーションで生まれた「陸上自衛隊07式戦車なっちん RailGun -レールガン- セット」からでした。ナッチンの両肩と背後に、あたかも最初からそうであったかのように取り付けられたレールガンをデザインされたのがMiZ氏です。

レールガン白黒

このレールガンもそうですが、氏の生み出すデザインはどれも無駄がなく、最低限のラインで個性を際立たせることに成功しています。何と言うか全てが洗練されているのです。そういった意味ではMoi氏の持つ振り幅の大きさとは対照的に、必ず「スキ!」と思わせるデザインをピンポイントで具現化する才能を持ったクリエイターだといえます。そんなMiZ氏とは、キャビコもこの冬の発売を目指して「HAKOBU/RIKU」のプラキット化を進めています。

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それにしてもこの「HAKOBU/RIKU」、本当に実在するかのようなデザインですよね。普通にAI搭載のロボとしてビルの中を走り回っていそうです。そういった意味ではプラキットの枠組みでは収まらない可能性を持ったクリエイターなんだと思います。

 さて、以上の3名のクリエイターと共に決勝に進む10作品を選ばせていただきます。しかし、そもそも予選通過作品の選出になぜ外部審査員が必要なのでしょうか?それは我々キャビコだけで選んでしまうと、どうしても「偏り」が出てしまうからです。"本気クリエイター発掘大作戦"は、より多くのクリエイターに参加していただき、多彩で多様性を持ったデザインと出会うことを目的にしています。もしキャビコだけで予選通過作品を選出してしまうと、どれも同じような作品ばかりになってしまう恐れがあります。そんな「偏り」を招かないためにも、外部審査員の方々に参加していただいて、同じクリエイターの目線で作品の選出してもらおうと考えました。それは結果として商品性を豊かなものにすることにつながり、より多くの方々に楽しんで頂けるプラキットをお届けすることにもなります。今回のイベントをひとつのキッカケとして、我々キャビコは多くのクリエイターと共に羽ばたいて行けたらと考えています。どうでしょう、すごく楽しいと思いませんか? 皆さん、そんな我々の活動にぜひ参加してください。応募締め切りまであと少しとなりましたが、皆さんのご応募を引き続きお待ちしています!

第2回 本気のクリエイター発掘大作戦2021  開催要項はこちら

きゃびバストアップ


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