Ⅳ号人型重機ワンポイント改造のススメ
みなさんこんにちは。キャビコ広報担当Nです。
今回はキャビコ2番目のプラキットである「1/35 Ⅳ号人型重機」を少しだけ改造してよりカッコ良く仕上げる方法をお届けします。
担当Nも久しぶりにこのキットを組み立てたのですが、メインとなるランナーは3枚しか無いんですね。
そのうち手足のBランナーは同じものが2枚入っているので、金型は2型だけです。プラキットの開発は「いかに金型数を抑えるか」との戦いでもあるので、その意味ではとても優秀なキットですね。
とはいえ開発したのは7年以上前ですから、今見ると「ここはこうしておけば良かったかな?」というところが無いわけでもありません。ならばそこは自分で改造してしまおうと言うことで、今回はいくつか手を入れてみました。
まずは膝の関節です。ここには2㎜穴のポリパーツ(PE2)を嵌め込むのですが、力任せに入れようとするとポリパーツが変形してしまいます。
そこでパーツの裏側からリューターを当てて、穴を少しだけ大きくします。
さらにパーツのエッジを斜めに削って、合わせ目をモールドとして活かすようにします。
続いて足首の関節も手を入れてみました。
足首のボールジョイントは上下ともポリパーツ製なので、これを覆うカバーが脚側に固定されることでボールジョイントが上手く機能してくれるようになります。その上でボールジョイントカバーの縁を斜めに削って、足首パーツと干渉しないようにします。
数値上では僅かですが、こうすることでよりカッコ良いポージングが出来るようになります。
次に、排気管(パーツNo.B40)を開口します。
肘関節についても、膝関節と同様に合わせ目をモールドとして活用します。
なお、腕を組み立てる際にはパーツNo.B5とB6をB12の奥までしっかりと入れ込むようにしてください。
また、前腕と肘に付くカバーは薄い金属製という設定なので、縁を削ってそれらしく見せるようにします。
さらに、指関節にモールドを追加すると情報量が格段にアップするのでオススメです。
腕に覚えのある方は握り手を平手に改造してみても良いでしょう。
ライフルの銃口も開口しておくとリアリティが増しますね。
これで気になるポイントは全て手を入れました。あとはひと通り組み立てたら完成です。
細部の情報量が上がることで全体に引き締まった印象になったと思います。ポーズの幅も広がりますので、みなさんもぜひチャレンジしてみてください。
ここから塗装を施して仕上げていくわけですが、それはまた別の機会にお届けしたいと思います。
それはまた来週お会いしましょう。担当Nでした。
©︎NZ INDUSTRIAL
使用キット:1/35 Ⅳ号人型重機 [後期生産仕様]Riesen-Panzer Ⅳ [Dark Yellow]