本気のクリエイター発掘大作戦‐中間報告パート2
みなさんこんにちはキャビコ広報担当Nです。
今回は前回からの続きではなく、現在開催中の「第2回本気のクリエイター発掘大作戦2021」の中間報告パート2をさせていただきます。7月31日の募集締め切りまであと3週間となりました。前回の中間報告から3週間。新たに13作品が加わり、現在までの応募数は70作品になりました。(最新の応募状況はTwitterの #発掘大作戦2021応募 でチェックしてみてください)ここから7月末の締め切りまでさらにどんな作品が出て来るのか、期待が膨らみます。しかし自分の作品がプラキットになるなんて、あまり身近にあることでは無いのでなかなかイメージが湧かないかもしれません。そこで今回はその辺のところと、この発掘大作戦にかけるキャビコの「想い」などもお話ししてみたいと思います。
まずは前回と同じように応募作品をジャンルごとに分けて見ていきたいと思います。ただこのジャンル分け自体、担当Nの個人的な見解ですので、あくまでも参考程度にお考えください。
前回に引き続き応募作品が最も多いのは「人型ロボット」のジャンルです。
現在までに38作品、全体の半数以上の作品がこれに相当します。ただ人型とひとことで言っても、カッコイイ系からカワイイ系までその範囲は非常に大きいです。担当Nは個人的に武骨でカッコイイデザインが好きなのですが、果たしてそれがプラキットとして「映える」のかはよく分かりません。メジャーなジャンルだけに見る人の目も肥えているので、逆に難しさもあるでしょう。とは言え、このどの作品も設定がよく考えられているので、その妄想全開さは見ていてとても気持ちが良いです。もっともっと見てみたい!そんな衝動に駆られる作品が多いのがこのジャンルの特徴です。
次は可愛らしい感じのロボットのいわゆる「キャラクターロボット」です。
現在までの作品数は24。先ほどの人型ロボットが全体的に兵器然とした「男の子っぽい」デザインであるのと対照的に、こちらはより人に近い存在として親近感のあるデザインが多いのが特徴です。ひょっとしたら近い将来、AI技術とロボット工学の組み合わせで実現できるかも?と思わせる作品もあって、とても興味深いです。本当の意味でリアルなロボットは案外ここにある作品のようなものなのかもしれません。最近の可愛い系ロボットの流行りもこの辺の身近さ、親近感から来るものだと思うと納得ですね。
最後は「非人型メカ」といいますか、より機械(マシン)としてデザインされたものです。
このジャンルも前回の中間報告から3作品増えて合計8作品になりました。前回「このジャンルが何気に狙い目なのでは?」と書きましたが、それは今でも(個人的には)変わっていません。人型と言う枷を外した、ある意味自由な発想でデザインされたフォルムやギミックが見ていてとても気持ち良いです。人は何かを発想したりデザインするとき一定の「縛り」や「型」がある方がやり易いこともありますが、ここにある8作品はそのような枠を超えて自由に生み出されたもののように感じます。どの作品も私には無い発想とセンスにあふれていてとても魅力です。
それにしても、どの作品にもクリエイターの熱い想いが込められていて、果たしてこの中から本当にひとつの作品を選べるか?と思ってしまいます。正直、全部プラキットにしたいくらいです。本当にそんなことができたらどんなに素晴らしいんだろうと。。。
そもそも自分の作品がプラキットになったらどんな気分になるんでしょう?そんなこと考えるだけでもワクワクしませんか? 私はしてしまいます。全国の模型店、ひょっとしたら海外の模型店にも自分の作品が並ぶのです。自分の名前が入った商品が多くの方の手に取ってらえるって、それだけでも自慢できる話だと思いませんか? 少なくとも親には自慢できると思います。(いや、もっとできます!)キャビコが発掘大作戦を行う意味もそこにあるんです。
「一人でも多くのクリエイターにプラキット化の喜びを味わってもらいたい」
そう思いキャビコはこの発掘大作戦を開催しました。おそらく5年前だったら個人クリエイターの作品をプラキットにするなんて想像もできなかったと思います。でも今は違います。SNSの普及とともに一個人の作品が一定の市場を獲得することができるようになったのです。キャビコはそんな個人クリエイターの可能性をもっと広げたいと考えています。この発掘大作戦を通じて多くのクリエイターに成功のチャンスを掴んでもらいたい。もちろんそれはビジネスですから、商売として成立させなければなりません。でもだからこそ、持続可能な仕組みとしてこの発掘大作戦をひとつの「インフラ」として利用してもらいたいのです。自分の妄想から生まれた作品がひとつのビジネスになることはとても素晴らしく凄いことだと思います。そんな「凄い」を当たり前にしたい。キャビコはそう考えているのです。
今回の「発掘大作戦2021」を通じて、多くのクリエイターさんとパートナーになれることをキャビコは期待しています。引き続き皆さんのご応募をお待ちしております。
それではまた来週お会いしましょう。担当Nでした。