老害日記+(プラス)
三十路になったので老害日記を書こうとおもった。
10代20代に向けた害悪でしかないイチャモンの日記のはじまりだ。
ここ数年で街で見る人たちがほんとにオシャレになった。
動画サイトやSNSで美容やファッションの解説が進み、オシャレは一部の趣味があり、ファッション誌を買ったり読んだりしている一部の感度が高い若者だけのものではなくなり、多くの人々がオシャレというコンテンツにアクセスできるようになった。
とてもいいことなのだけど、老害なので思うことを言わせてほしい。
それは、オシャレな人が増えた代わりにおしゃれなだけで中身がない(みえない)ひとが増えたことだ。
本来ファッションというのは一種のアティチュードでもある。
自己がどのような文化圏に所属してどのようなものを趣向しているのか表す内面の一番外側とでもいおうか。
ファストにおしゃれになれるテンプレートがyoutubeに出回るおかげでおしゃれな人間が増えて道行く人を見るのは格段と楽しくなったように思えたけども外見から内面が想像しにくくなったという話。
わかりやすい例がバンドTシャツ。
おしゃれの人間の大半は無地Tか柄物のシャツなどである。
ほんとに中身がない(みえない)おしゃれなだけな奴が増えた。
これまでの人間観察では、この人おしゃれだな、どこどこのブーツはいてて、何某のTシャツきてるからこういう音楽が好きなんだろうなとかを想像するのがとても楽しかったが。
いまの10~20代にはそれがない、おしゃれではあるんだけどどこかテンプレート的である。
20代後半以降だろうなという人がだいたい想像しやすさのレベルが上がってくる。
それならお前らおしゃれなんかする必要なんてないのに。
ドンキでかったジャージ着るのとかわらんよ。
もっと言えば学ランと変わらんよ。