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サバ旅@World【アジア編】

サバ旅@World、前編の欧州2か国に続いて後編では、日本人に馴染みの深い東アジア2か国を紹介します。

街並も行きかう人の顔も食文化も、似ているようで似ていないな、いや、やっぱり似ているな~
と、訪れるたびに懐かしさと発見の連続。そんな台湾と香港は、(特にコロナ禍前は)行ったことがあるよ、なんならリピーターだよ、という方も多いでしょう。

しかし! (見所満載の中)「サバ」を目当てに行ったり、(中華の美食ぞろいの中)サバを食べたよ~
という日本人は全体の5%くらいでは?(サバやし見解)。

でも、なんといってもどちらも日本と同じく海に囲まれた2か国です。海あるところ、サバニストに国境なし!


【台湾・宜蘭】

サバ愛あふれる人々のパワーに圧倒された。

台湾(中国語繁体字)でサバは、鯖魚。さすが漢字国の仲間だ。読み方は(チンユー)といったところか。
2017年10月6日~9日、サバやしは宜蘭を訪れた。とあるイベントを見学するためである。

われわれ日本人にとって最も近しい外国のひとつ台湾。飯は旨いし人は優しいしでリピーターになっている知人も多数。
サバやしと台湾との出合いは、やはりサバ絡みだった。
台湾島の北東部にある宜蘭(ぎらん/現地読みはイーラン)は、台湾有数の水揚げを誇る港町だ。

宜蘭の港の風景。この港湾が造られたのは日本統治時代だそう。今も大切に使ってくれているのが日本人としてうれしい。

特に、サバがよく獲れる。そこで漁協関係者など有志が毎年秋に“サバ祭り”的イベントを開催している。その実行委員の方が日本で「鯖サミット」なるイベントをやっているサバやしを何かで知り、「一緒にイベントを行い友好を結べないか」とメールを送ってくれたのだ。
それをきっかけに、ぎこちない英語でのやりとり数回を経て、実際にサバ祭りを見に行くことができたのだった。

南国台湾らしいカラフルなサバの神輿?(みこし?)を担いで、街中を練り歩く。サバニストの血が騒ぐお祭りだ。

サバの炭火焼き
会場では、ワイルドなサバの炭火焼きも販売されていた。見た目はまんま日本の塩焼きなのだが味の方はなんというか…中華風味だった。。
湾近海でよく獲れるのは「ゴマサバ」という種類のサバだ。

宜蘭の旅はまさにサバ旅で、サバ祭りのことや現地のサバニストたちとの交流などまだまだ語りたいことが山盛りあるので、そのうち「サバ旅@宜蘭編」を書くかもしれません。
それまでにもう一度、ゆっくり歩いてみたい。そんな懐かしさのあるいい街です。

【香港】

スーパーでは日本と変わらぬサバが買えた。

香港も台湾と同じく書き文字は中国語繁体字なので、鯖は「鯖魚」である。読み方は広東語になるのだがよくわからない。

最近なにかと不穏なニュースが目につく香港であるが、サバやしが訪れたのは2016年11月21日~12月2日のこと。出張というか、とある研修で行ったため、自由気ままにサバを求めてうろつくというワケにはいかなかったが、頑張ってそれなりに香港サバ(?)との邂逅はあった。

香港名物、路上にひしめく看板のネオン。泊まったホテルのある尖沙咀(チムサーチョイ)の繁華街。
香港島側の繁華街・銅鑼湾 (コーズウェイベイ)にある日系デパート「崇光(そごう)百貨」で見つけたサバたち。これはノルウェーサバかな。
パックの様子も日本で売ってるのと変わらないノルウェーサバのフィーレ。香港人はどう調理して食べるのだろうか? 日系の店だから買うのは駐在員家族が主なのかもしれない。
これもほぼ日本のスーパーの総菜コーナーやコンビニで売っている弁当系。味の方はどうなのだろう?残念ながら未購入。

さらに、夜に日本人がやってるっぽい居酒屋のような店で呑んだとき、ぼくがサバ好きという話を聞いたマスターが気を利かせて「しめサバ」を出してくれた。喜んで頂いたそのお味はというと・・・

「・・・ふざけんなよー(泣)」
(取り乱して写真を撮り忘れた)

いや、味は完全にしめサバだったのよ。おそらく日本から輸入した切り身のパック。多分賞味期限を大幅に過ぎて締まりすぎだっただけで。
しかし、ちゃんとした寿司屋で食べたサバ寿司はちゃんと旨かったことは、香港の名誉のため付け加えておく。

サバ旅@World編、いかがでしたか? 世界にはまだまだサバやしの知らないサバワールドが茫洋と広がっていることでしょう。また暇とお金を工面して、新たなサバ海外旅に出られることを願ってやみません。お楽しみに!


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