師走🎄
さぁ、45本目ラストスパート!気合入れてこーー。クリスマスが近くなってきた。街中が浮かれているのがよく分かる。先日、クリニックの待合室でもアロハっぽいクリスマスソングが掛かっていて和んだ。アロハは譲れないんだねこのクリニックは。最近ウチの近所ですら電飾ブームが来て、住宅街でもちらほら見かけてとても華やかだ。クリスマスは何か取り憑かれたように頑張ってテンションを上げている一面も感じるけれど、クリスマスシーズン嫌いではないっす。今回はクリスマス周りのお話。
「サンタはいない」人生初の大人の階段的な衝撃を受けるネタだと思う。私の場合は確か小学3,4年生だった。学校で先生に種明かしをされて「(ほぇーーー👀)」となった記憶がある。信じていた事が恥ずかしかったし、知ってるもんと虚勢をね…張る。家に帰って父親にこそっと話すと「弟にはまだ内緒な」と言われた。それまでクリスマスプレゼントは事前におもちゃ屋さんで選ぶのに、届くのはクリスマス。何かがおかしいと思いつつ、大人しくクリスマスの朝を待つ。可愛いな自分!純粋過ぎる。数年後に弟が知ったタイミングで随分と気楽になったもんだ。隠す事が苦手だったのよね。何やかんやで小学生の頃まではプレゼントを買って貰い、それ以降は食べ物で釣られた。肉とかケーキとか。
大人になると少し事情は変わる。20代前後はね…当然とばかり彼氏からプレゼントが欲しい。そして贈る側としても喜ばれたいけれど、奇をてらい過ぎて外す事もしばしば。振り返ると若干痛い子だったようだ。彼氏がいない時期も長かったので、その間はライブへ行ったり、女子会をしたり強がっていた。涙ぐましい。いったい何を頑張っていたのだろうか。一人でいる事にまだ自信が持てなかった気がする。何かに抗いもがく辛さを思い出す。
結婚してからはクリスマスだから何かをするという事は減った。ちょっと塊肉焼いたり、ケーキ食べたりそんな程度。30代の頃参加していた仮装パーティは楽しかったな。楽しそうな写真を眺めてちょっと羨ましくもある。
今はと言うと風情を楽しんでいる。街中がクリスマス、大人な欲望渦巻くクリスマス商戦を冷ややかに見る時期もあったけれど、なんだかそれすら微笑ましいと言う感じ。近所のスーパーでは親御さんに連れられた小学生くらいの男子が『あわてんぼうのサンタクロース』を熱唱していた。小さい頃からの様々な憧れやら欲望やら絶望やらを思い出し、街ゆく人に想いを寄せ頭で反芻する。いろいろと噛みしめるクリスマスシーズン、楽しめ。