換毛期

我が家のモフモフのうち1匹が換毛期に入った。家中白い毛でいっぱいだ。

正社員で働いていた頃、朝は7時に家を出て、夜は20時過ぎに帰宅する毎日で、週末にしか掃除機をかけられなかったのが、今ではどうやってこのホコリを気にせずに入れたのか不思議だ。

毛づくろいを自分でする度に、毛が口に入るのだろう。ケッケと咳をするのが何とも苦しそうでブラッシングをする毎日だ。

換毛期は俳句の季語には入っていないのだろうか。

換毛期、裏山の山桜の開花、大好きなブーツを仕舞う。春って感じだ。

春の大仕事といえば、寝具の交換。
何故、家の事は女の仕事なのか、現代においては理屈が通らない。
布団カバーやシーツを外し、重い布団を外に干して…この一連の寝具の総入れ替えの方が、パソコン仕事の夫より数倍筋肉が必要だ。これがどんだけ大変か。
ので、我が家は週末に夫を動員して一緒にやってもらいます。
重いと言えば、濡れた洗濯物でいっぱいになった洗濯ハンガーをベランダに出すのも、真鍮の鍋を洗うのも、お米を米びつに入れるのも重い。

現代においては、事務職サラリーマンの夫においては。
家事は女性の仕事という理屈は通らない。
更に共働きだったらなおさら。

我が家は家事は分担制。
週に一回のトイレとお風呂の掃除と床拭きは夫の仕事。

それ以外の家事は私が。
引き籠もりのウツでも主婦なので、家事くらいはしなければと思う。ウツになってから、家事ができない時があって、夫にも料理を覚えてもらっている。今はいくつか作れるものが出てきて、男は台所に入るな!みたいな古い教育を受けて育った夫も、今のところは料理が楽しいようです。食器洗いまで全てやってくれるので、私はたまに20時頃寝てしまうことも。しかも翌日の自分のお弁当まで作ってくれるので、私の中の
「全部自分で、ちゃんとやる」
という完璧主義者みたいな部分がやんわりと、あゝ出来無いときは、出来ないと言っていいのだ。と思えるようになってきた気がする。

亭主関白の父を見て育ったので、父とは違うタイプの人を好きになった。私には、家事を一切しない亭主関白が妻を尊重しているとは思えないので、好きにならないし、一緒に暮らせない。

あっ
洗濯機のブザーが鳴りました。
洗濯物を干してきます。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?