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都市経営プロフェッショナルスクール

 11/29~12/1に開催された合宿にコーチ役で参加してきた。
都市経営について、行政職員と民間事業者が一緒になり、オンラインスクール、指定図書のレポートに加え、チーム課題、個人プランのブラッシュアップと盛りだくさんでなかなか手強いスクールという名の実践の場。

 今年で9期目、開始当初から注目していて、私は「まちづくり」をやっている身であり公民連携の重要性を肌身に染みて感じていた。
市民からの圧で身動き取りづらい、そしてリスク回避が幾重にも巡らされた組織を破るには「個」の力が重要、法的解釈や他所の事例に勇気をもらい、時代変化に対応、少し先取りする行政職員を幾人も輩出してきている。

 合宿は、リアルだからこそ感じられる息遣い、匂い、雰囲気、から得られる他者との関係性の気づき、化学反応が期待されており、食事はもちろん、餅つきやバレーボール特訓も含まれている(希望者)

 今回初日に参加叶わなかった私。オンラインミーティングも不参加回が多く、歓迎されないだろうなという思いは杞憂だった。
 チーム課題について前夜も遅くまで、そして当日は5時集合でまとめた一体感は全員を笑顔にしていて、何もしてない私に寛容だった。
(実は私が重視しているのは寛容)

 さて、コーチとはいえ、民間事業者である私は(公務員経験あるけど)、この会に参加する人たちに教えるようなスキルに乏しく、どちらかというと人生の先輩として、俯瞰して具体より抽象重視でいこうと思っていた。

 まずは4チームの課題発表にコーチがアドバイスしていく、、、
木下斉さん、岡崎正信さんという界隈の怪人たちの意見は厳しく鋭くそしてて優しさとユーモアがある。
「利回りが低いってことは信用があるってこと」
「設定した課題解決にこだわって本質が逸れていないか」
「行政にしかできないことにもう少しフォーカスしてみては」
「このソリューションはあのチームにも応用できそう、横展開いけるね」
「プレゼンはプレゼント、贈られた人は喜んでいるのか」
「魅力的か、戦術的か、マーケットスケールは、明確なビジョンがあるのか、教養を試されているぞ、逆境に強いと見られるものになっているか」
これらを最後は笑いに変える話術。

他のコーチも然り
事象の課題抽出、問いの立て方を見て、そこがクリアできていたらソリューションの実現性を数値から読み取る。
解決した先の協業や広がりに関する私見。
引き合いに出された事例が、その時点では好例だったかもしれないが現状はどうなのか確認せよ。

いやいや私が学びにきているようなもの。

私自身は最後に
ネガティブケイパビリティの重要性
問いの立て方、多様なものの見方
具体と抽象の繰り返しとその周辺に注目せよ
(アブダクション)

あたりをチラッと話してきた。

3月に最後の発表会がある。
参加者の成長が楽しみであるとともに、捲土重来、笑いの取れる「いい話」ができる自分を見せられるようにしたい。

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