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実写版「映像研には手を出すな!」には手を出すな! とまでは言わんが…

どうも、スーパーバカクソハイパーメディアクリエイターのチャンハジメです。

YouTube始めたての頃はこの肩書きでやってました。

さて今回はドラマと映画両方観るのに2ヶ月かかってしまった実写版「映像研には手を出すな!」についてのお話です。

そもそも「映像研には手を出すな!」とは、
極度の人見知りで「アニメは設定が命!」な浅草みどり、アニメは詳しくないが金儲け大好き金森さやかとアニメーターになる夢を持つが両親に反対されているカリスマ読モ水崎つばめの女子高生3人のアニメ制作活動を描いた大童澄瞳さんによる漫画作品です。
2016年から現在も連載中であり、2020年にアニメ、ドラマ、実写映画と様々なメディアで展開されました。

僕が「映像研」の世界にどっぷりハマったのはアニメからで、単行本も揃えてBluRayBOXも買っちゃうほど大好きな作品です。
YouTubeでめんどせぇと言いながらカスみたいな動画を作ってる僕ですが、この作品を観る度にクリエイター心がくすぐられるので、映像作りのモチベーションとして視聴しています。
ですが実写に関して、僕ははっきり言って大好きな作品とは言えません。

漫画原作の実写作品は不名誉な称号が与えられることはしばしばありますが、映像研に関して言えばめちゃくちゃ酷いという訳ではありません。
映像研三人娘の妄想によるメカやロボのCGはちゃんとカッケェーってなりますし、実際にこんな学校あれば楽しいだろうなとも思える作品です。

僕が最初に観た時の印象は「花ざかりの君たちへ イケメンパラダイス」みたいだなと思いました。
20年前ぐらいに放送されていた男子校に男装した女子が入学するという青春ドラマです。
当時小学生だった僕ですがこのドラマが大流行していまして、リアルタイムでやっているドラマを追いかけて観るタイプではない僕でも観ていたドラマでした。
皆さんも学園ドラマや学園モノのマンガなどで、「こんな学校だったら楽しいだろうな」とか「あんな青春送りたい」とか少なからず考えたことのある人は多いと思いますが、実写の映像研はまさにそういう作品なのです。
だから僕の印象も「イケパラっぽい」だった訳ですが、
それを「映像研には手を出すな!」でやらなくても別に良くね?
と僕は思ってしまいました。

なんか原作と実写の対比をするなんて原作厨のやることなんですが、どちらも「女子高生によるアニメ制作活動を描いた青春物語」というテーマだと言えると思います。
しかし原作はどちらかというと「女子高生による"アニメ制作活動を描いた"青春物語」と制作活動に焦点が当たっているのに対し、「女子高生によるアニメ制作活動を描いた"青春物語"」と彼女たちの青春に焦点が当たっているように思えます。

いや、なんならむしろ映像研以外の部活動の青春物語も描いています。

野球部が喧嘩別れして内野部と外野部に分断するのですが、たまたま居合わせた水崎がきっかけで再度合併するというサイドストーリー的なものもあります(合併したことで生徒会への活動発表が繰り上がってアニメ制作の締切が早まっしまうという流れで一応物語には関係している)。

このエピソードは実写オリジナルの展開で、原作もといアニメでは浅草が活動発表資料としての作品の演出などであーでもないこーでもないとなった結果発表当日ギリギリに完成するという流れした。

アニメは基本的に映像研に深く関わって登場する部活動は業務提携している音響部、背景画を依頼している美術部、映像制作の依頼をしているロボ研ぐらいでサイドストーリー的な要素もありません。映像研の3人のやり取りや活動が内容のほとんどを占めています。
一方実写はめちゃくちゃたくさん部活動が出てきます。しかも先述した野球部の様に、その各々の部活動のサイドストーリーもなかなかのボリュームで映像研の本筋と同時進行していきます(その為多くの部活動と絡むので大生徒会が一番印象に残るほど登場します)。

「映像研の3人が観たいのに…。」とならざるを得ません。
その3人を演じるのは、齋藤飛鳥さん、梅澤美波さん、山下美月さんで全員乃木坂46です。
尚更この映画を観た乃木坂のオタクも「3人が見たいんだよ。」となると思います。

しかし何故こうなってしまったのでしょうか。

それは次回のブログで分析していきたいと思います。
今回だけでもクソ長いですが、もうちっとだけ続くんじゃ(亀仙人)。

それではここまで読んでくれて有難うございました。

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