聾という人生は面白い
このテーマ、本当に思っているんだろうか
不思議に思う方もいらっしゃるかもしれません
単に人生が面白くて楽しくて笑顔いっぱいの
そんな面白さ
ではないんですよ。
視覚、嗅覚、味覚、聴覚、触覚の五感、
聾は耳が聴こえない
つまり
「聴覚」が携わっていない
その「聴覚」のチカラがないからこそ
他の四感にチカラを入れて…
特に視覚に力を入れて…
そんな人生をわたしは送っています
全く聴こえない代わりに
視覚でいろんな情報を全て見て得ています
耳が聴こえるみなさまへ
もし…
生活音、話す声、外の音、
何もかも全く聴こえない、自分になったら…
怖いですか?それとも落ち着きますか?
不安になりますか?不安だから音を聴きたいですか?
耳に頼ってしまう自分がいるのかもしれません
ではその考え方を変えてみよう
前を向いて周りを見て、
何があるんだろうな、
向こうの人は何しているんだろうな、
近くの人たちの話している内容はなんだろう、
どんな表情なんだろうな、でも楽しそうだな、
車がたくさん通っているなぁ、
どんな種類の車なんだろう、交通量が多い道だなぁ
上にカラスが口を開けてパクパクしてる、
さぞかしカーカー言ってるかな、
電車に乗ろう、
アナウンスが聴こえないから
今どこ駅なんだろう
駅の名前が出ている車内案内表示モニター
見てみよう
でも近くの知らない人と
目が合わないようにしないとな〜チラチラ!
腹ペコだーコンビニがホームの向こうにあった!
食べたいものあった!さてとレジに行こう
レジの人が自分の方を見て何か言ってるな
もしかしたらいつものアレかな
袋かな、それかポイントカードかな、
このおにぎり温めるってことかな〜
口の動き見て
何のことを言ってるのか予想しないとだなー
レジの人の顔を見たけど
無表情でなんだか冷たい人だったな
まあ忙しそうだったもんね〜
次は目的地まで向かおう、
猫がいた、口を開けてこっち見てた、
にゃーって言ってるな、
どんな感じのニャーなんだろうな、
向こうの家の犬、吠えてるね、
警戒してバウバウ?ワンワン?ガウガウ?
今日はたくさん歩いたな〜、
空が青くて気持ちが良いな、あ、
二羽の鳥が飛んでる、どこ行くのかな?
目で見る人生の楽しさ、
こういうことなんです
声や音が聴こえない代わりに
目で見る過ごし方の、そのたのしさが。
情報過多なのかもしれませんが
いつかは思い出になると思います
私は聴力がごくわずかに残っているため
補聴器をつけています。聴こえます。
でも健聴の聴力には敵いませんよ
補聴器はマイクがついてあるので
拾った音声を補聴器の中の機械で
音声を大きくして聴こえるようになっています
小さい頃から色々聴いてきたので
なんとなくこんな音なんだろう、
こんな声なんだろう、
補聴器を外したら無音、
自分で音や声を想像していることが
こんな音なのかなと考えることが多いです
それだけではなく
「手話」
という言語。
手話には音がない。声がない。
私たちにとってのなくてはならない
大切な言語。
みなさま、
自分がもし手話で
コミュニケーションを取っていたら
その姿、
想像してみてください
耳に頼る、、ことは出来ないんだった
目で見て想像してみなきゃ!
って思いますよね
聾はみんな、みんな、
目で見てたくさん感じているのです
手話って手と手2つ使えば
なんでも話せちゃう。
手と手2つだけで
こーんなにたくさん話せちゃいます
逆に健聴の方が話されている時の
手の動きも見ていますが
なぜその動きをしているんだろうと不思議でした。
続きもたくさん書くので
更新したらまたきてくださいね
応援よろしくお願いします
この日記を見つけてくれた方へ
本当にありがとうございます。
聾という人生は楽しいので
それを伝えたく
こうして「no+e」に。
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