
CATS広島公演 千秋楽🐈🐈⬛
キャッツ広島公演が2月23日に閉幕しました。
私は有難いことに千秋楽を含め、計8回観劇することができました。
この幸せな期間を忘れないためにも、noteを通して、キャッツ広島公演について振り返ってみようと思います🐈⬛
12年前の思い出
12年前、私が初めて見た劇団四季の作品がキャッツでした。
当時とても感動して、公演後にCDを聞き込んで歌詞を全て一言一句覚えたのが昨日のことのようです。
12年ぶりに広島に来るとの一報を聞いたとき、なんて嬉しかったことでしょうか。
12年ぶりの観劇
さあ、いざ12年ぶりのキャッツ。期待を胸に上野学園ホールに向かいました。
一歩足を踏み入れるとそこはもう猫の世界。大きなゴミのオブジェを見て懐かしさと、ワクワクが胸いっぱいに込み上げてきました。
12年前は何も分からないまま行ったので、猫ちゃんとは握手できなかったのですが、今回は通路側の席を購入したので、通路を通る役者さんにびっくりしたり、マンカストラップに目チカで見つめてもらったり、グロールタイガーのナンバーで頭上を旗が通っていって思わず見上げたり、なんだかまとまりのない文章になってしまいましたが、とにかく大感動でした。

キャッツの好きなシーン(随時追記予定)
好きなシーンを上げるとキリがないのですが、、、
せっかくなので振り返ってみようと思います。記憶違いもあるかもしれませんがご了承ください🙇♀️
こちらは思い出すたびに追記していきます。
・ジェリクルソング
「プラクティカルキャッツ~♪」からのキレキレの歌声とダンスのフォーメーション。ここが大好きで、今でもYoutubeに上がっているリハーサルの映像を何度も繰り返し見ています。
・ネーミング
役者さんが迫ってくるところ。
ヴィクトリアが一人でスポットライトを浴びて踊るシーン。軸が全くぶれず、美しかったです。そのあとミストが飛び出してきて歌い踊るところも毎回目が釘付けでした。
曲調が変わって、ミストがマンカスとけんか?したりマジックをかけるのも良いですよね。
・ジェニエニドッツ
何と言ってもゴキブリタップダンスですが、初めて見たときは本当にゴキブリみたいな動きに感じて、「気持ち悪い」と思いました。(褒めてます)
・ラムタムタガー つっぱり猫
タガーも魅力的なのですが、その取り巻きのガールズたちが好きでした。黄色い悲鳴を上げたり、お尻をふりふり踊ったり。
タガーに連れ去られてみたかったけれど、残念ながら席が取れず仕舞いでした。
・グリザベラ登場
ここでジェミマのソロがあり、「盛り場をうろつく、年老いた娼婦」と歌い始めるのですが、まあこの歌声がなんと美しいこと。。。もっとジェミマのソロを聞きたいと思いました。
・バストファージョーンズ
このコレステロールの塊の猫ちゃんが、まさか後のガスとグロールタイガーと同一人物が演じているなんて思いもしませんでした。。
バストファのナンバーが終わってすぐマキャヴィティが出てきますが、ここでミストがすごいジャンプをこっそりしていて衝撃でした。
・オールドデュトロノミー
オールドデュトロノミーにすり寄っていくシラバブとジェミマが可愛かったです。
・ランパスキャット
マンカストラップが「ジェリクルキャッツよ!舞踏会の支度を!」と言った瞬間、全員がポーズを決めるのがかっこよくて、毎度見逃せないシーンでした。
ワンキャンについては、まずジェミマが登場しますが、この動きがコミカルでまあ可愛いこと。(可愛いしか言ってない)
・ジェリクル舞踏会
このナンバーは好きな振り付けが詰まっているのですが、特に好きなのは、ミストとボンバルリーナが向き合って踊るシーン。
ヴィクトリアが素早く回転しながら登場するシーン。
ミストがセンターの三角形で踊るところ。カッサンドラとタンブルのパドドゥ。
ミストの2番プリエが誰よりも深いのも印象的でした。ドゥバンのアチチュードをキープするシーンもみなさんすごい安定感でした。
ここで1幕終了。
続いて2幕のナンバーです。
2幕はオールドデュトロノミーがゆっくり客席の通路を通ってスタートします。
千秋楽の日は、お手洗いに行って開演に間に合わなかったお客さんが多かったようで、オールドデュトロノミーのあとを10名くらいがぞろぞろ歩いておられて、客席から笑いが起きていました。
・幸福の姿
カッサンドラの踊りに合わせて音楽が流れます。
そしてシラバブのソロ。子猫らしい歌声でいつも癒されます。最後にミストとヴィクトリアがすれ違い(ミストの足の下をヴィクがくぐり抜ける)、お互いに目を合わせて去るシーンが好きでした。
・ガス(劇場猫)
年齢を重ねていくごとにガスの魅力がわかってきたような気がします。
昔を振り返りつつ、今の時代を生きていく。
ガスが「見せようか」と歌い、客席の拍手が増していくところはいつも鳥肌がたちました。
・グロールタイガー
私はこのナンバーの何が好きって、クリューたちです。やいのやいのグロールタイガーの後ろで動いているのがいかにも「男子」という感じで、可愛いのです。
そしてギルバート隊長のヌンチャクの扱い。ギルバートの見せ場の1つです。
シャムネコ軍団のアイソレーションもツボでした。
最後にクリュー4名が旗を持って登場しますが、いつも旗を振るタイミングがばっちり合っているし、旗の絵は獅子でしょうか?
4枚の旗がいつもきれいに合わせられていて、これも好きなシーンの一つです。旗の扱いは何か工夫というか、コツがあるのではないかと思います。
・スキンブルシャンクス
このナンバーはみんな好きなのではないでしょうか!
初めて見た日は、本当に夜行列車が出来上がって、衝撃を受けました。最初は底抜けに明るいこの曲が大好きでしたが、千秋楽の日「さよならまた会おう、きっと必ず会えるよ、夜行列車のキャッツ」の歌詞が染みて、少し泣けちゃったりもしました。
ちなみにこのナンバーでは、やくざのマンカストラップさんが登場したときに、ミストフェリーズが白目を向いて気絶しかけている日がありました。
このシーンではいつもマンカスは顎をしゃくれさせていて、コミカルなシーンの一つです。
・マキャヴィティ
ディミータとボンバルリーナのナンバー。
なんとも色っぽいお二人です。
最後の方で猫たちが一斉に登場して、シラバブがリフトされて怖がりながら歌っているところもいつも注目して見ていました。
・ミストフェリーズ
これはもう「すごい」の一言です。
私が見たミストは、いつもアラセゴンターンに2回転のドゥバンのアチチュードターンを入れていて、もう圧巻でした。
フィニッシュのときにタイヤからジャンプしていましたが、開脚180度以上で、あまりのすごさに客席がざわついていました。
ミストがマジックをかけて、ヴィクトリアがオールドデュトロミーに変身するシーンがありますが、一度だけ赤いマントを剥いだ瞬間に布でミストの顔が隠れてしまう可愛いアクシデントを見ることができた日もありました。すっごく可愛かったんです、これ。
最後にスポットライトを小さくしますが、やや変顔気味にいつもしているのがツボで、まじまじとオペラグラスを使って見たりもしました。
・メモリー
言わずと知れた名曲。生で聴くこのナンバー、大迫力でした。よくよく見ると、グリザベラが歌っている最中に、後ろにいるシラバブの表情が少しずつ和らいでいきます。
・天上への旅
冒頭のトランペットを聞くと「ああ、終演が近づいてきた」と思って切なくなるナンバーではあるのですが、私はこの曲が大好きです。少しずつボリュームが大きくなっていく歌声、グリザベラが天上に向かい、猫たちが各々の動きで見送るシーンです。
・猫からのご挨拶
もうこの曲を聞いている間は感無量です。でも「猫は犬にあらず」という歌詞を聞いた瞬間だけは、「ふふふ」となります。
自分の記録用にざっと振り返ってみました。
また忘れたくないシーンを思い出したら、追記していこうと思います。
遂に千秋楽
2月23日。キャッツ広島公演はついに千秋楽を迎えました。
千秋楽のその日、万感の思いが溢れてきました。
毎公演見るたびに感動して、チケットのキャンセルを狙って劇団四季のサイトを何度もチェックしたこと。
休みの日にキャッツを見るのを楽しみに、残業も頑張れたこと。
平日の仕事終わりに猛ダッシュで上野学園ホールまで駆けつけたあの日。
ドキドキしながらスタッフさんに「出演者の方にお手紙って出せるのでしょうか?」と尋ねてファンレターを預けたこと。
全てが楽しいキラキラした思い出になりました。
まさか8回も行くとは思ってなかったけれど😂

グリザベラが歌うメモリーの歌詞
「メモリー 月明りの中
美しく去った 過ぎし日を思う
忘れない その幸せの日々
思い出よ 還れ」
の歌詞がなんと身に沁みたことでしょうか。
日が経つにつれて、細かな記憶は残念ながら薄れていってしまうと思いますが、キャッツを見て「感動した」という記憶は一生消えないのではないかと思います。

「人生は素晴らしい、生きるに値する」
劇団四季のこのキャッチコピーを体現するような、そんな公演でした。
私にとっても、キャッツを見に行く という楽しみがあるからこそ、毎日頑張ることができました。
全てが大切な思い出になり、こんなに幸せを感じて良いのだろうか…?と思ってしまうくらいに、幸せを感じる日々でした。
素敵な思い出を与えてくださったキャッツカンパニーのみなさまに感謝申し上げます。
出演された役者さんはもちろんのこと、裏方で動かれているスタッフさん等、全ての方々のおかげでこんなに幸せな時間を過ごすことができました。

キャッツカンパニーのみなさん、また広島に来てくださいね。
完