
「真実性の錯覚」・「単純接触効果」本編
何度も見かける情報は信じやすくなる効果、自分の信念より強力
単純接触効果 (Simple contact effect)
単純接触効果は、ある対象と何度も接点を持つうちに好意を抱くようになるというもの。 同じ人や物に繰り返し会ったり、見たりしていると、警戒心が薄れていき、親しみや親近感といったポジティブ感情を感じやすくなる。
例えば、とある政治家や言論人がさして大きな成果を上げていないにも関わらず、テレビなどのメディアに何度も出ているのを目にしていると、「この人頑張っているな」とか「信頼できそうだな」と好意的な印象を持ってしまうシチュエーションを指します。
「真実性の錯覚」はこれの言説や情報バージョンと言える。
研究者によると、「真実性の錯覚」が起こるメカニズムには、情報の「処理流暢性(processing fluency)」が大きく関わっていると話します。
処理流暢性とは、ある情報が脳内で処理される際のスピードや容易さを示します。
脳内での処理が簡単な情報ほど、そうでない情報に比べて理解されやすく、記憶もされやすいので、私たちの脳はその情報を「親しみやすい」「正しい」と感じやすくなるのです。
要するに、何度も繰り返し聞いた情報は処理がスムーズになるので、脳が「この情報はよく知っているから正しそうだ」と誤って判断する要因となります。
この研究は、科学的に正しい情報を人々に広める上で、「真実性の錯覚」が応用できることを示していますが、他方で「使い方次第では悪用もできてしまう」可能性があります。
例えば、政治的な主張や自然災害時の情報など、誤った言説を何度も繰り返し発信していると、人々がそれを信じ込んで、間違った行動を取ってしまいかねません。
特に自然災害やパンデミックの場合は、そうした行動が命の危険につながる恐れがあります。
私たちは繰り返される情報を無意識に信じやすくなっているので、一度自分で調べてみることが重要になるでしょう。
参考文献
現在、日本で起きてる、叫ばれてる事で、政治家や言論人の好き嫌いなどで疑うのでなく、疑問に思うことが必要だと感じてる。
深層心理に働きかける誘導手話。
多くの真実を声高に伝え、嘘も真実だと錯覚させる言論人や政治家、実業家。
誘導手話とは、事の良しわるしを見せない、言わない、聞かせない、ジェスチャーだけで、間違った選択をさせる禁じ手です。
これまでの事実(釣針)に食らいつくのは愚かな行為である。
最後に、私は、気候変動懐疑論者です。
気候変動を作るのは人間でなく、自然環境。
温暖期も寒冷期も繰り返されてきた。
そしてポールシフト、地軸の逆転現象も・・・。
嘘を真実であるかのように見せる、聞かせる、伝えるのは人間だけです。