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児童ポルノ禁止法への海外の対応

なんだかんだ言われているけど、色々調べてから海外の作品を見ていると、しっかり対応されていると感じる

国内作品も大手のものは対応が始まってるのかなと思ったりする

性描写がある作品では、児童ととられるような描写は避けられているし、登場人物の年齢はさりげなく明記されている

元々、性描写があったのでは?と言う作品でもバッサリ編集されていたりするし、成人向けでも暴力描写などは注意して避けられている様に感じる

海外ではとうに施行されているので、10~20年程前からは、もうその前提で脚本やプロットが書かれ、練り込まれているのだと思う

と言って、作品がつまらなくなったとは思わない

いわゆるAVとか成人向けを好んで見るわけではないので、差が分からないのかもしれないけど

あと世論に誤解があると思うのは、暴力にしろ性暴力にしろ違法行為にせよ、単に全て描写しちゃいけない、と言う法律ではなく、肯定的にあるいは必要以上に描写しちゃいけない、と言う規制なのだと言うこと

他の記事でも繰り返し書いたのだけど、映倫を見ても分かる通り、悪と戦う表現や戦争反対の表現において、その悲惨さを省くのは難しい

性犯罪捜査をテーマにした作品で、性犯罪を描かない事もおかしなもの
あれはむしろ、どう隠そうとも科学捜査で証拠掴めるからな!という啓蒙と言える

そしてその中でも、暴力を必要以上に描写するとやはり違法性が問われる
児童虐待を告発するような作品でも、別に児童ポルノレベルまで描写する必要はない

これをケースバイケースで切り分けて判例を重ねましょうね、と言うのが海外の段階であり、かなり進んで来たが、日本は重ねるどころか立件すら出来ないという話

実は今に始まった事ではなく、グリム童話なども初版はだいぶ残虐だったり、性表現がやばかったり、倫理的に酷すぎたりしたものを2版以降、徐々に直して発行されている

作者自ら売るために直したり、発行元が直したり、後世ディ○ニーのように焼き直したりと色々だろうけども

長い視野で見ると時代に合わせて変化することはおかしくなく、初版から保存する事で貴重な資料ともなる


今の若い世代にとって、イジメやセクハラ、サービス残業が当然、犯罪であるように、性犯罪の描写も当然、規制対象と認識される時代が来れば良いと思う

そしてそれは、跡形もなく消し去られるのではなく、なぜ駄目なのか、きちんと議論して継承されて欲しい

著作権や景表法もそうなんだけど、なぜ駄目かを知らないままだと、これやると儲かる!俺って天才!って違法行為する人が後を断たないからだ

生肉で食中毒を出すのも同じだろう
ニーズがあるのに誰もやってない、ブルーオーシャンだ!と言うのは、まず違法性を疑った方が良い

法規制がなくグレーゾーンな場合は、さらに悪い事もある
倫理的にアウト過ぎて、誰もやらなかっただけだったりもするからだ


児童ポルノなどはそちらだと思う
そんな性癖を大々的に公言する人は居なかったし、そんなものをおおっぴらに売る人も居なかったのだ

それが徐々に麻痺してきて、おおっぴらに公言して作品を売って買う状態になってしまった

そろそろ是正、と、世界的には20年前からなっているんだけどなー

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