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某全面広告の件

月曜日のたわわですね

これも、問題の切り分けが大事そう

問題になりそうなのが下記数点だろうか

・女性が性的に扱われている(性的消費されている)

月曜日の(誰かを)元気にするためと明言して広告に使われているので、消費は消費として良いように思う
性的かについては程度の判定が大事になるが、イラスト1枚についてはグレーでありつつ、裁判なら認められないかも

ただし、タイトルが全てをアレしている…
オフィスで言ってみ?
セクハラで内部通報されるって…

・制服の女性が性的に扱われている

制服=未成年
ゆえに児童ポルノに該当するかもしれない
イラスト1枚としてはグレーな露出度や扱いでも、作品の中は多分アレですかね

しかし、ここで成人年齢引き下げはどうなったのか問題が…
アルコールは20歳からのまま、AV等出演の同意年齢は見直しが提案されているので、???
日本は高校生3年生で18歳と17歳が居るので、やっぱり制服は記号としてアウトかな

私個人的には、この点が一番不快かつ問題があると思う
日経の紙媒体購買層は成人がほとんどと思われるので、未成年や制服に欲情して良し、みたいなのは前時代的過ぎる
正直、同僚上司がそんな考え方だったら、出来る限り距離を置く
当然、ショタもだよ


・公共の場に性的なものを掲示している

公共の場では、景観や不快感、未成年保護の観点から、不適切なものを展示したりしてはいけないと言う法律がいくつかある
業界ルールや規制もある

これも程度の判定が大事になる

展示かどうかについては、新聞販売時点ではたたまれているけど、電車で広げて読むと目に付く
満員電車だと、人の肩やカバンに新聞や本を乗せて読む輩が居て、アダルト面をわざと見せてくる奴の不快度はハンパなかった

スポーツ紙のアダルト面は大手ではたしか全廃したかと思う
これは法的な規制と言うより、女性や家族の購買層を失うから

そう言う意味で、日経でかーと言う気持ちにはなる
イラスト1枚ではセーフとしても、タイトルと合わせるとうんざり感があるので…


・胸が大きい事に価値を置いて女性を評価している

フェミニズム&ルッキズムの合わせ技

月曜日は巨○イケメン高校生を見て元気を出そう!って、広告は見たことないな…
私はそれで元気出ないからやらなくて良いけどな…

とりあえずフェミニズムの前にルッキズムの問題がある

美人やイケメン、若さを持て囃し、価値を上げる事は、自分の容姿に自信が無い人には採用や恋愛等でまんま跳ね返ってくるだけなので、人間は容姿ではないと言う風潮を浸透させた方が得なのではないか、とか単純に思う

胸が大きい人に失礼だ!と言うも、たわわと言う容姿で女性を採点している時点でモノ扱いしており、巨乳好きでも貧乳好きでもなんでも全員に失礼なんである

強く主張するほどかえって失礼なので、気を付けられたい

胸の大きさを売りにしている女性が居る事とは別の問題である
ハゲやふさふさを売りにしている!と言う芸人が居ても、頭髪を一般男性の評価基準にしたら失礼である
まして全面広告にしないだろう


・フェミニズムに反する

前述の問題点がフェミニズムに関する問題点の細かい内訳だと思うが、それとは別にふんわりしたフェミニズムがある
女性に優しく、女性優遇と言うやつだ
ジェントルに近いだろうけど、これも紳士的と取ると女性に限らないし優遇の事ではないので、間違ったフェミニズムの理解なんだと思う

この理解で議論してる人とは、立場がどちらでも論理的に話し合えないので放置
せめてWikipediaだけでも全文読んで欲しい


あと、表現の自由と言えば勝てると思ってる人達

他人の権利を侵害してまで表現すべきものがなにか、説明出来ないとダメだと思う

大抵の炎上案件が商業コンテンツなので、エロと金や欲が絡んでしまう
そうなると純粋な思想の表現とは言い難くなる

売れるために無くても良いエロ要素を入れたり、単にエロで売ったりし始めるから

成人女性でなく未成年の女子高生にする意味とか、制服にする意味とか、巨乳である必要性とか、説明出来ないなら、表現の自由の崇高さは消え失せる

他のドギツイものに慣れすぎて、あれは健全と思っていると時代に取り残される


元々、表現の自由は、言論の自由の重要性が高いと思う
戦時中、天皇や政府、軍を批判して罪に問われたり、文学者や画家が従軍記者としてプロパガンダに利用された反省が大きいから、それを防ぐ目的がある

自由に作品を作って良い、と言うのも、そこから来ている面が大きかったはず
当時、苦しんだ作家は多い


そして作るのは自由なんだけど、上記のように掲示、販売するとなると、作者、プラットホーム、広告媒体、消費者など多数が絡む商業になってくる(この消費といわゆる性的消費は違う)

表現の自由や知る権利をうたう時、自己を見つめ直し、その目的を良く考えて欲しい


ただ、これらを踏まえると、規制=焚書だけでは無い事も分かる


映画やゲームなど、海外輸出を意識して既に規制されているものを見れば一目瞭然(この辺り、他の記事に書いている)

ゾーニングで済むもの、一部編集で済むもの、タバコや暴力のように注釈で済むもの、色々あるはず


キャラクター(男女問わず)に性的役割を振った割合に応じて対応難易度が上がるにせよ、本当に伝えたい事がある作品なら、修正して公開しても良いと思う作者も多いのではと思う
知人は作品に色気が足りないとか、露出を上げてくれとか言われるのが苦痛と言っていたし



まあこの作品は制服に巨乳の合わせ技だから、修正は難しいけど…

広告単体については機械的とは言え、コンプラやレギュレーションを守ったのだが、元の作品のコンセプトがアレですね、と言う事が透けて見える点で、炎上したんだろうと思われる

一応、クローズドであって、作品中で成人が未成年に手を出してないうちは見逃されているようなものだけど、人権配慮をうたう企業が全面でオススメするもんではなかった

国連との契約も現場には浸透してないか、軽視していたと
あの手のものは、実践すると税制優遇や入札加点があったりするところ、採用に有利なところもあり、ウソは良くない

いい加減、制服と未成年から離れろ

法改正したら印税コンテンツ全て失う人も結構居るでしょ…

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